解説
「冬の小鳥」のウニー・ルコントによる6年ぶりの監督作。産みの親を知らずに育った理学療法士のエリザは、自身の出生を知るために北フランスの港町ダンケルクに越して来る。そこで患者として出会ったアネットとエリザは、不思議な親密感を覚える。出演は、「君と歩く世界」のセリーヌ・サレット。「チャップリンからの贈りもの」のカロリーヌ・シャンプティエが撮影を担当。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「めぐりあう日」のストーリー
理学療法士のエリザ(セリーヌ・サレット)が息子を連れて、パリから北フランスの港町ダンケルクに引っ越して来た。産みの親を知らずに育った彼女は、自身の出生を知ろうとしていた。だが、実母は匿名を望んでおり、なかなか手がかりがつかめない。そんなある日、エリザの療法室に、息子が通う学校で働いている中年女性アネット(アンヌ・ブノワ)が患者としてやって来る。治療を繰り返すうちに、二人は不思議な親密感を覚えるようになるが……。
「めぐりあう日」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「めぐりあう日」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年7月30日 |
上映時間 | 104分 |
製作会社 | グロリア・フィルムズ |
配給 | クレストインターナショナル |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://crest-inter.co.jp/meguriauhi/ |
コピーライト | (C) 2015 – GLORIA FILMS – PICTANOVO |
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