解説
大都会ニューヨークの夜を占領するストリート・キッドたちのボス殺しの容疑をかけられたウォリアーズの面々が、コニー・アイランドまで、命がけで脱出する姿を描く。エグゼクティブ・プロデューサーはフランク・マーシャル、製作はローレンス・ゴードン、監督は「ザ・ドライバー」のウォルター・ヒル。ソル・ユーリックの原作を基にソルとデイヴィッド・シェーバーとウォルター・ヒルが脚色。撮影はアンドリュー・ラズロ、音楽はバリー・デヴォーゾン、編集はデイヴィッド・ホールデン、美術はドン・スワナガンとボブ・ウイトマンが各々担当。出演はマイケル・ベック、ジェームズ・レマー、トーマス・ウエイツ、ドーシー・ライト、ブライアン・タイラー、デイヴィッド・ハリス、トム・マッキターリック、マルセリーノ・サンチェス、テリー・ミコス、デイヴィッド・パトリック・ケリー、ロジャー・ヒルなど。
ユーザーレビュー
「ウォリアーズ」のストーリー
夏の夜のニューヨーク。街のいたるところにいる異様な風体の若者たちがブロンクスの公園に集結しようとしていた。彼らは、ニューヨークに100組以上もあるといわれるストリー・キッドの面々で、今夜は、その最大の実力者でグラマシー・リフスのリーダー、サイラス(ロジャー・ヒル)の召集を受け、大規摸な集会が行なわれるのである。ブルックリンの南端、コニー・アイランドを縄張りとするウォリアーズのメンバーも、リーダーのクレオン(ドーシー・ライト)を筆頭に、参謀格のスワン(マイケル・ベック)、エイジャックス(ジェームズ・レマー)、フォックス(トーマス・G・ウェイツ)、スノウ(ブライアン・タイラー)、コチーズ(デイヴィッド・ハリス)、カウボーイ(トム・マッキターリック)らと、その集会に向かった。壇上に上がったサイラスが、8万の兵力で、2万の警察官を圧倒し、ニューヨークを奪いとろう、というアジ演説をしている時、武器があってはならない筈のこの場に、1挺のピストルがリレーされ、サイラスが銃殺された。大混乱におちいった会場の若者たちに向けてローグスのリーダー、ルーサー(デイヴィッド・パトリック・ケリー)が、サイラスの死体のそばにいたウォリアーズのクレオンを指さし、彼が殺したと叫んだ。実の犯人は当のルーサーだったのだが、残忍な彼は罪をウォリアーズになすりつけたのだった。復讐に燃えるリフスの集団は、ウォリアーズに血の粛正を行なうことを宣言。コニー・アイランドヘ帰ろうとするウォリアーズの面々を狙うのはリフスのメンバーだけではない。DJ番組を通じて知った他のグループたちが名を高めようと追討に立ち上がったのだ。しかし、目撃者の証言で脱走を続ける彼らの罪もとけ、真犯人ルーサーが、制裁をうけるのだった。
「ウォリアーズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ウォリアーズ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1979 |
公開年月日 | 1979年9月15日 |
製作会社 | ローレンス・ゴードン・プロ作品 |
配給 | パラマウント=CIC |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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