解説
あるスクープ報道が広げた波紋の一部始終に迫る実録ドラマ。04年、米国最大のネットワークを誇る放送局CBSは、伝説的ジャーナリストのダン・ラザーが司会を務める看板番組でブッシュ大統領の軍歴詐欺を報道。だがその証拠は偽造されたものだと指摘され……。CBSのニュース番組をプロデューサーとして長年手がけたメアリー・メイプスの自伝を原作に「ゾディアック」「アメイジング・スパイダーマン」などの脚本家ジェームズ・ヴァンダービルトが映画化した初監督作。出演は「キャロル」のケイト・ブランシェット、「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」のロバート・レッドフォード、「オン・ザ・ロード」のエリザベス・モス、「エージェント・ウルトラ」のトファー・グレイス、「ソウル・サーファー」のデニス・クエイド、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」のステイシー・キーチ。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「ニュースの真相」のストーリー
ジョージ・W・ブッシュ米大統領が再選を目指していた2004年。アメリカ最大のネットワークを誇る放送局CBSのベテランプロデューサー、メアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)は、伝説的ジャーナリストのダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)がアンカーマンを務めるニュース番組でブッシュの軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを報道、アメリカ中にセンセーションを巻き起こす。しかし、新証拠を保守派のブロガーが偽造と断じたことからCBSは激しく糾弾される。同業他社の批判報道もとどまるところを知らず、ついにCBS上層部は事態の収束を図り、内部調査委員会の設置を決定。だがそのメンバーにはブッシュに近い有力者も含まれていた。やがて、肝心の軍歴問題は取材打ち切りとなり、もはや疑惑は存在しないも同然となってしまう。圧力に屈することなく、真実を伝えることを使命とするジャーナリストとしての矜持と信念を示すため、メアリーは委員会との闘いに臨むのだが……。
「ニュースの真相」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ニュースの真相」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 ドラマ |
製作国 | オーストラリア アメリカ |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年8月5日 |
上映時間 | 125分 |
配給 | キノフィルムズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://truth-movie.jp/ |
コピーライト | (C)2015 FEA Productions, Ltd. All Rights Reserved. |
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