涙の数だけ笑おうよ 林家かん平奮闘記
なみだのかずだけわらおうよはやしやかんぺいふんとうき- 上映日
- 2016年9月3日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 2016
- 上映時間
- 85分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- 伝記
解説
脳溢血の後遺症と闘いながら活動を続ける車椅子の落語家、林家かん平を追ったドキュメンタリー。リハビリ生活や同居する母の介護に苦労しながらも、芸人仲間や同級生たちに支えられ、自らの体験を基にした創作落語を高座で披露するまでを映し出す。監督・編集は「アイドル7×7監督 vol.2 傷女子」の竹藤恵一郎。ナレーションを「0.5ミリ」の津川雅彦が務める。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志林家かん平師匠は、脳溢血で倒れ、懸命なリハビリを続けるも、右半身不随と言語障害が残る。それでも、落語を続けようと頑張っている。エライね、とは思うのだが、本作を見... もっと見る
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映画評論家上島春彦脳溢血の後遺症でこの四半世紀、動きも言葉もままならない落語家。シャレにならない境遇ではあるが昨日今日の病人じゃないので、言うことのそこかしこに可笑しさが漂う。さ... もっと見る
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映画評論家モルモット吉田善意と感動の押し付けを警戒したが杞憂に終わる。冒頭で車椅子に上手く乗れないかん平に介護士が「もう普段は失敗しないところで緊張してェ」と呆れられるところからカメラ... もっと見る
「涙の数だけ笑おうよ 林家かん平奮闘記」のストーリー
1990年10月31日、気っぷのいい語り口で将来を嘱望されていた落語家・林家かん平は師匠である林家三平の追善興行を終えた打ち上げの会場で倒れた。病名は脳溢血。まだ41歳の働き盛りであった。落語家だが座布団に座れない、さらに落語家の命とも言える言語にも支障が残る。しかしその過酷な運命の中、右半身不随、言語障がいのリハビリを続けながら、落語家として高座に復帰。林家三平一門会や周囲の仲間たちが開催してくれる落語会を中心に高座に上がり続けていた……。それから25年。歳月はかん平から体力と気力を奪い、高座も座布団から車椅子に変わった。彼が生き甲斐のひとつとしている初代林家三平追善興行の時も、持ち時間の10分であごがくたびれる始末。大好きな古典落語、特に時間をかけてじっくりと聞かせる人情噺ができなくなることに不安を感じる。そんな折、「頑張っていれば、きっと神様がご褒美をくれる」という心の支えにしている言葉が思い浮かび、かん平を奮い立たせる。そして自分にしかできない落語を作ってみようとかん平は新作に取り組む決意をする。高座に上がっていない時は、自身のリハビリと寝たきりになった母親の世話をヘルパーたちの手を借りながら行うかん平だが、決して辛いばかりの毎日ではない。落語界に入ってから世話になっている兄弟子や芸人仲間、前座時代から支えてくれる支援者たちがかん平を勇気付け、彼らもまたかん平と笑いながら過ごすひと時を楽しみにしている。高座復帰後、高校の同級生たちがかん平を励ますために始めた神奈川県大和市の“林間楽語会”。かん平はここで新作を発表することを決める。仲間たちを集めて試演会を行う。厳しい意見にへこみそうになりながらも、かん平はむしろやる気をかき立てられ、少しでも新作への刺激になればと以前にも増して活発に表へと出かけるようになる。そんな中、ついに林間楽語会の日がやってきた……。
「涙の数だけ笑おうよ 林家かん平奮闘記」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「涙の数だけ笑おうよ 林家かん平奮闘記」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年9月3日 |
上映時間 | 85分 |
製作会社 | 「涙の数だけ笑おうよ」製作委員会(製作プロダクション:オフィス・シマ 製作協力:オギノ事務所) |
配給 | オフイス・シマ(配給協力:オギノ事務所) |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ステレオ |
公式サイト | http://www.nkw-kanpei.com/ |
コピーライト | (C)2016NKW製作委員会 |
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