解説
フランスの2大女優、カトリーヌ・ドヌーヴとカトリーヌ・フロが共演した人間ドラマ。パリ郊外に暮らすクレールの元に、30年前に姿を消した継母ベアトリスから連絡が入る。わだかまりを抱えつつも、次第に失われた年月を埋めてゆく2人だったが……。監督、脚本を担当したのは、「ヴィオレット ある作家の肖像」のマルタン・プロヴォ。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「ルージュの手紙」のストーリー
パリ郊外。モント=ラ=ジョリーに暮らすクレール(カトリーヌ・フロ)は、女手ひとつで息子を育てあげてきた。長年続けてきた助産師の仕事に誇りを持ちつつも、自分の生き方を振り返る時間もなく、気づかぬうちに疲れ果てていたある日、1本の電話が入る。その相手は、30年前に突如姿を消した血のつながらない母、ベアトリス(カトリーヌ・ドヌーヴ)だった。“父に会いたい”という突然の連絡に困惑するクレール。実はクレールの父は、ベアトリスが突然姿を消した事が耐えられず、自殺していたのだ。そのことが原因で、クレールはベアトリスを許せずにいた。真面目なクレールに対して、お酒とギャンブルが好きで自由な人生を謳歌するベアトリス。そんな身勝手なベアトリスにあきれつつも、クレールは全てを失って戻ってきた彼女の事を放っておけなかった。やがて、ベアトリスの古い秘密が明らかになるにつれ、2人の間の失われた年月が埋まってゆく。そしていつしかクレールは、ベアトリスの生き方に影響され、人生の扉を少しずつ開き始める……。
「ルージュの手紙」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ルージュの手紙」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2017年12月9日 |
上映時間 | 117分 |
配給 | キノフィルムズ/木下グループ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://www.rouge-letter.com/ |
コピーライト | (C) CURIOSA FILMS – VERSUS PRODUCTION – France 3 CINEMA (C) photo Michael Crotto |
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