解説
草刈正雄が、定年退職を迎えたシングルファーザーを演じるヒューマンコメディ。妻に先立たれて18年、娘と共に家庭を営んできた60歳の佐野道太郎。ひょんなことから地元のラジオ体操に通うことになり、様々な世代の人々と出会いながら新たな世界を知っていく。共演は「羊の木」の木村文乃、「忍びの国」のきたろう、「ラストコップ THE MOVIE」の和久井映見、「勝手にふるえてろ」の渡辺大知。脚本は「森山中教習所」の和田清人と、「滝を見にいく」などのプロデューサー、春藤忠温。撮影を「ディストラクション・ベイビーズ」の佐々木靖之、音楽を「サバイバルファミリー」の野村卓史が担当。監督は「ハローグッバイ」「望郷」の菊地健雄。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志このタイトルでどうなの? と思ったが、いい意味で予想を裏切ってくれた。退職祝いの宴で、草刈正雄が挨拶しても、誰も聞いていない様子など、さもありなんという感じで肯... もっと見る
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映画評論家上島春彦面白い。にも拘わらず星が伸びないのは、若い人の目線で物語が作られ過ぎているせいだ。私のような老人にはチクチク痛いシチュエーション多し。そんなに年寄りいじめて楽し... もっと見る
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映画評論家吉田伊知郎「終わった人」と同じ定年映画と思いきや定番描写は冒頭のみ。草刈を直ぐにラジオ体操と遭遇させて、そこを起点に他者と緩やかに出会わせる。特異なテーマをこれ見よがしに... もっと見る
「体操しようよ」のストーリー
38年間無遅刻無欠勤、真面目だけが取り柄の会社員・佐野道太郎(草刈正雄)は、18年前に妻を亡くし、しっかり者の娘・弓子(木村文乃)とふたり暮らし。定年退職後、自由に生きるぞと意気込むものの、実際には何をしていいのか分からず、弓子から主夫として家事全般を任され、さらに、娘に結婚を考えている恋人がいることを知り、ショックを受ける。そんなある日、道太郎はひょんなことから地元のラジオ体操会に参加することに。体操会のマドンナのぞみ(和久井映見)に胸ときめかせるなか、彼女からの紹介でラジオ体操会会長・神田(きたろう)が営む便利屋の仕事を得る道太郎。地域の人々の様々な依頼を、年下の同僚で天文マニアの馬場薫(渡辺大知)と共に、道太郎は不器用ながらも取り組んでいく……。
「体操しようよ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「体操しようよ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2018年11月9日 |
上映時間 | 109分 |
製作会社 | 「体操しようよ」製作委員会(ポリゴンマジック=パレード=東急レクリエーション=朝日新聞社=ハピネット=博報堂DYミュージック&ピクチャーズ=アサツー=ディ・ケイ=イオンエンターテイメント)(企画:パレード/製作幹事・製作プロダクション:ポリゴンマジック) |
配給 | 東急レクリエーション |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://taiso-movie.com/ |
コピーライト | (C)2018「体操しようよ」製作委員会 |
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