解説
中井貴一が立川志の輔の新作落語に感動して映画化を企画、主演を務めた人情喜劇かつ、新・歴史エンタテインメント。市役所の観光振興に勤しむ面々が、日本地図を初めて作った郷土の偉人「伊能忠敬」を主人公にした大河ドラマを開発するが、200年前の驚愕の事実を発見してしまう。総務課主任・池本を中井貴一が演じ、観光課の課長・小林に北川景子、池本のお調子者の部下・木下に松山ケンイチなど、NHK大河ドラマの主役級を集めた配役が笑いのツボをくすぐる。また、過去に伊能忠敬を演じた橋爪功がベテラン脚本家を演じている。さらに、岸井ゆきの、和田正人、西村まさ彦、平田満、草刈正雄などの実力派が、中井、北川、松山とともに<令和の現代劇>と<江戸の時代劇>を一人二役で演じ分ける趣向も。歴史のヒーローを描くはずが、市井の人々が掘り起こした秘密とは……。そこには、涙なしには語れない感動のドラマがあった。
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「大河への道」のストーリー
千葉県香取市役所では、観光促進として地元を盛り上げるために、“大河ドラマ”の開発プロジェクトが立ち上がる。主人公は伊能忠敬。あの、初めて日本地図を作ったことで有名な郷土の偉人である。しかし、その脚本作りの最中に、彼らはある驚くべき事実を発見してしまう。なんと伊能忠敬は、地図が完成した1821年の3年前に亡くなっていたのだ。「伊能忠敬はドラマにならない。地図を完成させてないんだ!」「え、じゃあ、誰が?」。舞台は江戸の下町へ――。弟子たちに見守られ、伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく亡くなった。動かぬ師をすすり泣く声が覆うなか、ある人物が静かに口を開く。「では、今しばらく先生には、生きていていただきましょうか……」。忠敬の志を継いで地図を完成させるために、弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出す。
「大河への道」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「大河への道」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 時代劇 コメディ 伝記 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2022 |
公開年月日 | 2022年5月20日 |
上映時間 | 111分 |
製作会社 | 「大河への道」フィルムパートナーズ(木下グループ=松竹=エネット=毎日放送=たねや=オフィス中井=空の目=読売新聞社=イオンエンターテイメント=河出書房新社=デスティニー)(製作幹事:木下グループ/制作プロダクション:デスティニー) |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | https://taiga-movie.jp |
コピーライト | (C)2022「大河への道」フィルムパートナーズ |
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