アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語
あんなかれーになぶろんすきーのものがたり ANNA KARENIA: VRONSKY'S STORY
解説
ロシアのカレン・シャフナザーロフが、トルストイの名作文学『アンナ・カレーニナ』を元に作り上げた愛の物語。日露戦争開戦後の満州。軍医のセルゲイ・カレーニンは、幼い自分と父から母を奪ったアレクセイ・ヴロンスキーと出会い、母の真実を聞かされる。出演は「提督の戦艦」のエリザヴェータ・ボヤルスカヤ、「オーガストウォーズ」のマクシム・マトヴェーエフ。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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批評家、映像作家金子遊冒頭のシーン。日露戦争が進行する満州に日本軍が攻め、駐屯地でロシア兵が混乱するさまを長い移動ショットで撮る、アレクセイ・ゲルマンのような演劇的な演出ぶりに「おお... もっと見る
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映画評論家きさらぎ尚ソ連以外でも何度も映画化されている『アンナ・カレーニナ』だが、日露戦争の話を足し、ヴロンスキーの視点でアンナとの愛人関係を回想させる今回、こんな作り方もあったの... もっと見る
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映画系文筆業奈々村久生帝政時代のロシアにおいて、世間的には「カレーニン伯爵夫人」であったアンナは、皮肉にも「不倫」というスキャンダラスな行為によって、「アンナ・カレーニナ」という一人... もっと見る
「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語」のストーリー
日露戦争が勃発した1904年の満州。軍医として戦地に赴いたセルゲイ・カレーニン(キリール・グレベンシチコフ)は、患者として運ばれてきたアレクセイ・ヴロンスキー(マクシム・マトヴェーエフ)と出会う。この男こそ、幼い自分と父から母を奪い、さらには母が自ら命を絶つ原因となった人物だった。一時は殺意を抱くほど憎んだ相手だが、年齢を重ねた今、母の真実を知りたいと願うセルゲイ。その問いに答え、ヴロンスキーは彼にとっての真実を語り始める。1872年の冬。母親を迎えるためにモスクワ駅を訪れたヴロンスキーは、政府高官アレクセイ・カレーニンの妻アンナ・カレーニナ(エリザヴェータ・ボヤルスカヤ)と出会う。後日、舞踏会で再会したアンナとヴロンスキーは、急速に親密になってゆく。2人の関係はたちまち世間の噂となり、アンナの夫カレーニン伯爵の耳にも届く。やがて、夫からヴロンスキーとの関係を問い詰められたアンナは、彼に対する愛を告白。さらに、アンナはヴロンスキーとの子を身籠っていた。だが、世間体を気にするカレーニン伯爵は離婚を認めなかった。そんなアンナの周りからは次々と友人たちが去り、ヴロンスキーと暮らすことのできないアンナには、嫉妬や猜疑心が芽生え始める。紆余曲折を経てヴロンスキーの子を出産したアンナは、ついにカレーニン伯爵と離婚。だが、夫が手放さなかった息子セルゲイ(マカール・ミハルキン)とは別れることに。娘のアーニャが生まれながらも、セルゲイと会えないことに苛立つアンナは、密かにセルゲイの誕生日にカレーニン伯爵の屋敷を訪問。再会した息子に、善良で立派な父を愛するよう泣きながら訴える。その一方で、罪悪感に苛まれたアンナは、ヴロンスキーとの間に生まれたアーニャを愛することができずにいた。ヴロンスキーは、そんなアンナを持て余しながらも、社交界から距離を置き、家族で田舎へ移る計画を立てるが……。
「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス 文芸 ドラマ |
製作国 | ロシア |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2018年11月10日 |
上映時間 | 138分 |
配給 | パンドラ |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://anna2017.com/ |
コピーライト | (C) Mosfilm Cinema Concern, 2017 |
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