解説
「アメリ」のマチュー・カソヴィッツ主演の人間ドラマ。40代半ばのボクサー、スティーブは、たまに声のかかる試合とバイトで家族をなんとか養っていた。しかし、娘の夢を叶えるため、誰もが敬遠する欧州チャンピオンのスパーリングパートナーを引き受ける。出演は、ミュージシャンのオリヴィア・メリラティ、元WBA世界王者のソレイマヌ・ムバイエ。監督・脚本は、本作が監督デビュー作となる俳優サミュエル・ジュイ。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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批評家、映像作家金子遊沢木耕太郎の本に出てきそうな引退直前の中年ボクサーが、娘の好きなピアノを買うべく、世界チャンピオンのスパークリング相手を買って出る。非常にあざとい父娘の物語だが... もっと見る
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映画評論家きさらぎ尚そもそもスポーツと家族愛は相性の良いテーマだ。好きというだけでボクシングを続けている主人公に対して、家計を支える妻、心情を慮る子ども。そこへもってきて、娘(演じ... もっと見る
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映画系文筆業奈々村久生殺陣の出来は斬られ役の上手さに大きく左右される。少なくとも役者においては「負け犬の美学」が成り立つ。しかし競技となると話は難しい。敗者はあくまでも敗者だ。元世界... もっと見る
「負け犬の美学」のストーリー
40代半ばを迎え、盛りを過ぎた中年ボクサーのスティーブ(マチュー・カソヴィッツ)は、たまに声のかかる試合とバイトで家族をなんとか養っていた。しかし、ピアノを習ってパリの学校に行きたいという娘の夢を叶えるため、誰もが敬遠する欧州チャンピオン、タレク(ソレイマヌ・ムバイエ)のスパーリングパートナーになることを決意する。スティーブはボロボロになりながらも何度も立ち上がり、スパーリングパートナーをやり遂げる。すると、チャンピオンからある提案が舞い込んでくる。家族のため、そして自身の引き際のために最後の大勝負に出たスティーブが、引退試合のリングで娘に伝えたかった思いとは……。
「負け犬の美学」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「負け犬の美学」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2018年10月12日 |
上映時間 | 95分 |
配給 | クロックワークス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://makeinu-bigaku.com |
コピーライト | (C)2017 UNITÉ DE PRODUCTION - EUROPACORP |
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