テル・ミー・ライズ
てるみーらいず TELL ME LIES
解説
1968年、カンヌ映画祭で上映中止となり、英米の一部劇場のみで上映された幻の作品が、半世紀を経て国内公開。傷ついた子どもの写真を目にしたイギリス人の若者たちが、無力感を乗り越えようとする姿を通してベトナム戦争を批判した風刺劇。ヴェネチア国際映画祭でルイス・ブニュエル賞を受賞。監督は「雨のしのび逢い」などの映画でも知られる演劇界の巨匠ピーター・ブルック。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
-
ライター石村加奈ベースとなった舞台『US』との違いは不明だが、著書『秘密は何もない』で、ブルックが演劇との違いとして語った「俳優がカメラと同じ世界に存在するような、ある種の日常... もっと見る
-
映像演出、映画評論荻野洋一本誌8月上旬号で筆者が★1つとした「グッバイ・ゴダール」は、68年五月革命さなかにゴダールたちがカンヌ映画祭を中止に追いこんだ経緯を描いていた。本作はその年のカ... もっと見る
-
脚本家北里宇一郎P・ブルック版「ベトナムから遠く離れて」。いやもう当時は、ベトナム戦争に対してどう抗議するかという議論が、あちこちで巻き起こっていた。そんなあの時代の雰囲気が、... もっと見る
「テル・ミー・ライズ」のストーリー
ギンズバーグのビート・ジェネレーションとブラックパンサー、カウンター・カルチャー・ポップが交差した1968年のロンドン。傷ついたベトナム人の子どもの写真に慄いたイギリス人の若者たちが、ベトナム戦争における暴力のスパイラルを理解し、自分たちの無力感を乗り越えようとする。歌、証言、大衆デモを通して戦争の不条理を焙り出す。破壊的なアイロニーを含むピーター・ブルックのキャリア中、最も重要な作品の1本。
「テル・ミー・ライズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「テル・ミー・ライズ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 社会派 戦争 ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 1968 |
公開年月日 | 2018年8月25日 |
上映時間 | 98分 |
配給 | キノフィルムズ/木下グループ |
レイティング | R-15 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://tellmelies.jp/ |
コピーライト | (C)Brook Productions 2012 |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2018年9月下旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 「テル・ミー・ライズ」 |
2018年9月上旬号 | UPCOMING 新作紹介 「テル・ミー・ライズ」 |