カニバ/パリ人肉事件38年目の真実

かにばぱりじんにくじけんさんじゅうはちねんめのしんじつ CANIBA
上映日
2019年7月12日

製作国
フランス アメリカ

制作年
2017
上映時間
90分

レーティング
R-15

check解説

1981年にフランスで起きた猟奇殺人事件「パリ人肉事件」の犯人・佐川一政に密着したドキュメタリー。幼い頃のホームムービーや、帰国後に描いた漫画を交えながら、幼少期の思い出や事件の詳細が語られ、彼の心の根幹にあるカニバリズムが浮き彫りになっていく。出演は、佐川一政、彼の実弟である佐川純、「ナース夏子の熱い夏」の里見瑶子。監督・製作・撮影・編集を「リヴァイアサン」のルーシァン・キャステーヌ=テイラーとヴェレナ・パラヴェルが手がける。第74回ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門審査員特別賞受賞作。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • ライター
    石村加奈
    確信犯的映像に導かれて、チョコレートを食む男の口元なぞに見入っていると、一体何を観ようとしていたのか? と危うい心持ちになるが、本作の主人公を、佐川一政氏と双子... もっと見る
  • 映像演出、映画評論
    荻野洋一
    本作の被写体が映画の被写体に値するのかは措いておくとする。人物を真面目に捉えようという意志ゼロのカメラは、思わせぶりにピンぼけ画面へと、肌の凹凸も露わな超クロー... もっと見る
  • 脚本家
    北里宇一郎
    佐川氏は孤独だ。なぜそうなったかは自覚している。闇の中で暮らしている。弟が寄り添っている。自分しか兄の面倒を見る人間がいないから。切ない。だけどこの弟にも満たさ... もっと見る

「カニバ/パリ人肉事件38年目の真実」のストーリー

1981年、フランス・パリで起きた前代未聞の猟奇殺人事件。日本人である佐川一政が、友人のオランダ人女性を射殺し、遺体の一部を食べた……。2013年に脳梗塞で倒れて以来、実弟の介護を受けて暮らしている佐川一政にキャメラが密着。幼い頃の8ミリホームムービーや帰国後に佐川が描いた漫画、出演したAVなどを交えながら、彼の幼少期の思い出や当時の事件の詳細、帰国後の活動が語られる。やがて、淡々と証言する佐川の心の根幹にある“カニバリズム”が浮き彫りになっていく……。

「カニバ/パリ人肉事件38年目の真実」の写真

「カニバ/パリ人肉事件38年目の真実」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「カニバ/パリ人肉事件38年目の真実」のスペック

基本情報
製作国 フランス アメリカ
製作年 2017
公開年月日 2019年7月12日
上映時間 90分
配給 TOCANA
レイティング R-15
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://caniba-movie.com/
コピーライト (C)Norte Productions, S.E.L

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