解説
気鋭のプロデューサー、ジェイソン・ブラムと「ソウ」シリーズのリー・ワネルがタッグを組んだSFアクション。近未来。謎の組織の襲撃により、妻を失い、重傷を負ったグレイは、実験中のAIチップの移植手術を受け、超人的な身体能力を手に入れるが……。出演は「プロメテウス」のローガン・マーシャル=グリーン、「ニード・フォー・スピード」のハリソン・ギルバートソン、「ゲット・アウト」のベッティ・ガブリエル。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
-
【DVD】アップグレード
-
【BD】アップグレード
TVで観る
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
-
如庵
「Upgrade」2018年公開。Leigh Whannell監督。
妻を殺害されたグレイは四肢不全の状態に陥るが、密かにAIチップSTEMをインプラントする機会を得て、STEMによる制御によって人間を凌駕する身体能力を獲得。妻を殺害した犯人の特定と復讐を開始する。だが映画では、単純な復讐譚に終わらず、近未来に設定された舞台で、感情の欠落したAIチップが自立を図る「親殺し」テーマにまで発展する。古代ギリシアのオイディプスから、ブレードランナーまで繰返されるこの重い問題は、実は人間社会と魂の「鏡」でもある。タイトルの「アップグレード」というのは大いなる皮肉に他ならない。
「アップグレード」のストーリー
近未来。グレイ・トレイス(ローガン・マーシャル=グリーン)は、妻のアシャ(メラニー・バレイヨ)と仲睦まじく日々を過ごしていた。ところがある日、謎の組織の襲撃を受け、最愛の妻を失い、自身も全身麻痺の重症を負ってしまう。失意の中、巨大企業の科学者からある提案を受ける。それは、実験段階にある“STEM”と呼ばれる最新のAIチップを人体に埋め込むことだった。手術の結果、グレイは再び体を動かせるようになる。そればかりか、“STEM”に身を委ねることで人間離れした動きが可能になり、人間を超越した身体能力を手に入れてしまう。さらに、“STEM”は頭の中で、相棒としてグレイと対話を始める。身体能力をアップグレードされたグレイは、手に入れた力を駆使して、“STEM”と共に妻を殺害した組織に復讐を誓うが……。
「アップグレード」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「アップグレード」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | SF アクション |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2019年10月11日 |
上映時間 | 100分 |
配給 | パルコ |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | http://upgrade-movie.jp/ |
コピーライト | (C)2018 UNIVERSAL STUDIOS |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2019年10月下旬号 | UPCOMING 新作紹介 「アップグレード」 |