15ミニッツ・ウォー

ふぃふてぃーんみにっつうぉー 15 minutes of war
上映日
2019年10月11日

製作国
フランス ベルギー

制作年
2018
上映時間
98分

レーティング
PG-12
ジャンル
アクション ドラマ

check解説

1976年、ジブチで発生したバスジャック事件の顛末を映画化。フランスの対テロ特殊部隊GIGN(フランス国家憲兵隊治安介入部隊)創設前夜の伝説の人質救出作戦を、人質である21人の子供たちと1人の女教師、5人のスナイパーそれぞれの人間模様と共に映し出す。出演は「ザ・スクワッド」のアルバン・ルノワール、「ある天文学者の恋文」のオルガ・キュリレンコ。監督は「孤独の暗殺者 スナイパー」のフレッド・グリヴォワ。
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この作品のレビュー

ユーザーレビュー

  • ミャーノフ大佐

     映画のスタートは画面分割しながらクレジットが流れてくる。そしてナレーションで「1976年に戻る」となって映画はスタートする。当時のフランス領ジブチで外国人学校のスクールバスがテロリストにジャックされて、隣のソマリア国境との非武装地帯でバスが止まる。そこから話が展開していく。で、まあ、お定まりのストーリーだけど、事実なんだからしょうがない。
     さて、そこからフランスの特殊部隊(5人)が編成されて、なんだが、途中、これはコメディなのかな、と思ってしまった。バカな設定が多いので、これはフランス流コメディのつまらない版かな、と思っていたら、後半シリアスになってくる。で、特殊部隊のくせに緊張感がないんだなあ。大体、政府から派遣されているのに、ジブチまで飛ぶのに、民間機で行くの?専用機は出してくれないの?民間機に乗り込む時に、身体チェックはフリーなのに座席がない?そして脅して乗り込む?学校の先生が非武装地帯にあるバスに向かうんだけど、国境のセキュリティってあんなにバカなの?特殊部隊が現場について、バスジャック犯を殺せたタイミングがあるのに、それをしないのは何故(フランス政府の許可待ちとなっているけど)?そして状況はどんどん悪くなっていく。特殊部隊なんて決断と実行しないと、機会が回ってこないのに。で、ラストは銃撃戦になるのだけど、特殊部隊は狙撃用のライフルで、相手は機関銃。それなのに立って応戦とは!思わず、そんなバカな!最初のチャンスに実行していれば、フランス側の犠牲者は誰も出なかったのに。
     ラストで、ジブチの独立とフランス特殊部隊の正式発足のテロップが流れるが、いかにもらしく、こんなシリアスな映画なんですよ、と言いたげ。映画全体として、監督が観客に対して、「どうだ、すごいだろう」といっているように見える。力がない監督が、自分の実力を認識せずに「俺はすごいんだ。」といっている映画だ。

「15ミニッツ・ウォー」のストーリー

フランス最後の植民地ジブチ。軍関係者の子供たちを乗せたスクールバスが、独立派武装組織のメンバーに乗っ取られた。テロリストたちは同志である政治犯の即時解放と、フランスからの独立を要求、応じない場合は人質である子供たちの喉を切り裂くと宣言する。フランス政府は事件の早期解決のため、極秘裏に特殊制圧チームを編成し現地へ派遣することを決定。チームを指揮するジェルヴァル大尉(アルバン・ルノワール)を始め、軍でもトップクラスの実力を持つスナイパーたちが集結する。彼らは、一斉射撃によるテロリストの同時排除という前代未聞の作戦を立案するが、現地駐留軍や事態を穏便に収束させようと動く外交筋との連携がうまく行かず、膠着状態が続く。一方、生徒たちの身を案じた女性教師ジェーン(オルガ・キュリレンコ)は軍関係者の静止を振り切り、単身テロリストに占拠されたバスに乗り込んでいく……。

「15ミニッツ・ウォー」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「15ミニッツ・ウォー」のスペック

基本情報
ジャンル アクション ドラマ
製作国 フランス ベルギー
製作年 2018
公開年月日 2019年10月11日
上映時間 98分
配給 クロックワークス
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト http://klockworx-v.com/15minutes/
コピーライト (C) 2019 EMPREINTE CINEMA SND GROUPE M6 VERSUS PRODUCTION C8 FILMS

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