グレース・オブ・ゴッド 告発の時
ぐれーすおぶごっどこくはつのとき BY THE GRACE OF GOD解説
フランソワ・オゾンが、フランス全土を震撼させた神父による児童への性的虐待事件を映画化。妻子と共にリヨンで暮らすアレクサンドルは、幼少期の自分に性的虐待を行ったプレナ神父が、今も子どもたちに聖書を教えていることを知り、告発を決意するが……。出演は「背徳と貴婦人」のメルヴィル・プポー、「エンテベ空港の7日間」のドゥニ・メノーシェ。ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)受賞作。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画評論家小野寺系フランソワ・オゾンが奇抜な演出を排して、かなりオーソドックスな撮り方をしているのが印象的。それはカトリック教会の児童への性的虐待問題が、それほどシリアスなのだと... もっと見る
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映画評論家きさらぎ尚聖職者による性的虐待行為の報道を目にするようになったのは2000年代に入ってからであり、その後はしばしば映画でも描かれてきた。F・オゾンがこれを題材にしたとは意... もっと見る
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映画監督、脚本家城定秀夫フランソワ・オゾン監督作であることを疑ってしまうようなオーソドックスな演出から、事件を世に問うことを第一義としていることが窺える力強い実録映画ではあるのだが、信... もっと見る
「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」のストーリー
妻子と共にリヨンで暮らすアレクサンドル(メルヴィル・プポー)は、幼少期の自分に性的虐待を行ったプレナ神父が、今も子どもたちに聖書を教えていることを知り、家族を守るために過去の事件の告発を決意する。やがて、最初は関りを拒んでいたフランソワ(ドゥニ・メノーシェ)や長年一人で傷を抱えてきたエマニュエル(スワン・アルロー)など、アレクサンドルと同じ被害にあった男たちの輪が徐々に広がっていく。しかし、教会側はプレナの罪を認めつつも、巧みに責任を逃れようとしていた。信仰と告発の狭間で葛藤する一方、沈黙を破った代償として、社会や家族との軋轢とも戦いを強いられるアレクサンドルたち。果たして、彼らの人生を賭けた告発の行方は……?
「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」の映像
「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」の写真
「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2020年7月17日 |
上映時間 | 137分 |
配給 | キノフィルムズ=東京テアトル(提供:キノフィルムズ) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66) |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://www.graceofgod-movie.com/ |
コピーライト | (C)2018-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-MARS FILMS–France 2 CINEMA–PLAYTIMEPRODUCTION-SCOPE |
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