解説
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場するタイムマシンのベース車として使用された自動車デロリアン(DMC-12)開発の裏側に迫る伝記ドラマ。問題が発生し資金繰りに窮したジョン・デロリアンは、会社を救うため犯罪組織との麻薬取引に手を出す。監督は「穴」のニック・ハム。「リヴォルト」のリー・ペイスが破天荒な人生を歩むジョン・デロリアンを、「シンクロナイズドモンスター」のジェイソン・サダイキスがFBI・デロリアン・犯罪組織の間で立ちまわるジム・ホフマンを演じる。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
-
非建築家、美術家、映画評論、ドラァグクイーン、アーティストヴィヴィアン佐藤伝説の車をデザインした変人の半生。日本の自動車メーカーのように無名の企業戦士たちが一台の車を作り上げる構造ではなく、スーパースターが英断でネジから塗装まで全てに... もっと見る
-
フリーライター藤木TDC全篇を懐かしいディスコ曲が華やかに彩るが、DMC?12開発者の輝ける日々でなく、金欠の最暗黒時代を意地悪に描く実録コメディ。主要キャラが全員クズ、ことデロリアン... もっと見る
-
映画評論家真魚八重子ジョン・デロリアンのきな臭さと数奇な出来事を辿る映画だが、盛り上がりに欠ける冗漫さを感じる。主役はむしろ、麻薬密売の罪と引き換えにFBIの情報提供者となったジム... もっと見る
「ジョン・デロリアン」のストーリー
1977年、南カリフォルニア。麻薬密売の現場をFBIに押さえられたパイロットのジム(ジェイソン・サダイキス)は、罪に問われない代わりにFBIの情報提供者となる取引をする。彼が引っ越した家の隣家には、大手自動車メーカーのゼネラルモーターズでポンテアック・GTOの開発に携わったジョン・デロリアン(リー・ペイス)が住んでいた。隣人が何者かを知り驚いたジムは、その恵まれた家庭や、自分の夢の車を作るために会社を立ち上げてデロリアンの開発に取りかかっているジョンの完璧な人生に憧れていった。しかしジョンの会社では様々なトラブルが起こりジョンは資金繰りに窮しており、それを知ったジムは友人となった彼を麻薬密売の罪でFBIに売り渡す計画を立てる。
「ジョン・デロリアン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ジョン・デロリアン」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 伝記 ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2019年12月7日 |
上映時間 | 113分 |
配給 | ツイン |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://delorean-movie.jp/ |
コピーライト | (C)Driven Film Productions 2018 |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2019年12月下旬号 |
UPCOMING 新作紹介 「ジョン・デロリアン」 REVIEW 日本映画&外国映画 「ジョン・デロリアン」 |
2019年11月下旬号 | 試写室 「ジョン・デロリアン」 |