解説
バブル時代の女の友情を描いた同名コミックの舞台を現代に変え、「ばぁちゃんロード」の文音主演で実写映画化。外ではイケイケな女を気取っているが、家では地味な生活を送るアラサーのユウコ。ある日、ハーフで美人のセツコと出会い、ライバル視するが……。出演は、「CUTIE HONEY TEARS」の石田ニコル、「カメラを止めるな!」の真魚。監督は、「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」の永田琴。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「いけいけ!バカオンナ 我が道を行け」のストーリー
アパレルメーカーに勤めるアラサー女子・杉山ユウコ(文音)は、外では自由奔放なイケイケな女を気取っているが、家ではダサいジャージ姿の地味で質素な生活を送っている。ある日、ハーフで美人、スタイル抜群の澤野セツコ(石田ニコル)と出会い、ライバル心むき出しで無駄に挑んでいく。いまだロストヴァージンを迎えていないユウコは、彼氏が変わるたびにファッションも変わる依存型の幼馴染・中川エミ(真魚)と一緒に彼氏獲得に励む。そんな折、セツコの真の姿を見てしまったユウコは、急に彼女に親近感を持ち始め、セツコとの間に友情が芽生える。ユウコはやっと彼氏らしき男と巡り合うが、友達に自慢するには程遠い男だった。理想と現実のギャップに思わず溜息をつくユウコだったが、そんな矢先、セツコが突如結婚すると言い出す。ユウコは訳もなくセツコの結婚にダメ出しをして……。
「いけいけ!バカオンナ 我が道を行け」の写真
「いけいけ!バカオンナ 我が道を行け」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「いけいけ!バカオンナ 我が道を行け」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2020年7月31日 |
上映時間 | 100分 |
製作会社 | ネスト(制作:E・F・P/制作プロダクション:エクセレントフィルムズ) |
配給 | アークエンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://gogo-bakawoman.jp/ |
コピーライト | (C)鈴木由美子・講談社/ネスト(C)2020映画「いけいけ!バカオンナ」製作委員会 |
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