解説
いまおかしんじ監督が、1995年の阪神・淡路大震災直後から原案を温め、震災後25年の節目を前に作品化したヒューマンドラマ。震災によって娘を亡くしたことをきっかけに関係が悪化し、離婚した夫婦の葛藤と絆を、長田や三宮など神戸の街並みを舞台に映し出す。妻・伊智子を関西演劇界で活躍する武田暁、夫・太助を「カゾクデッサン」の河屋秀俊が演じる。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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編集者、ライター佐野亨ほぼ毎日更新されるいまおかしんじ監督のブログを何年も読みつづけている。近所のファミレスで、喫茶店で、なにを食べたか、なにを飲んだか、考えたかが簡潔に綴られている... もっと見る
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「れいこいるか」のストーリー
1995年、神戸。阪神淡路大震災により一人娘のれいこを亡くした伊智子(武田暁)と太助(河屋秀俊)。徐々に関係が悪化していくなか、やがてふたりは離婚、それぞれの生活をスタートさせる。淡々とした日常を送る伊智子と太助だったが、次第にふたりはれいこの死を受け入れていく。そして2018年、久しぶりに再会した伊智子と太助は、れいことの思い出の水族園へ向かい、イルカショーを見るのだった……。
「れいこいるか」の映像
「れいこいるか」の写真
「れいこいるか」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「れいこいるか」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2020年8月8日 |
上映時間 | 100分 |
製作会社 | 朝日映劇(制作:国映) |
配給 | ブロードウェイ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
公式サイト | https://reikoiruka.net-broadway.com/ |
コピーライト | (C)国映株式会社 |
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