愛について語るときにイケダの語ること

あいについてかたるときにいけだのかたること
上映日
2021年6月25日

製作国
日本

制作年
2020
上映時間
58分

check解説

四肢軟骨無形成症と呼ばれる障碍をおった青年、池田英彦の初主演・初監督にして遺作となった性と愛をめぐるドキュメンタリー。スキルス性胃癌ステージ4の宣告を受けた池田は生きているうちにセックスをたくさんしたいと考え、カメラを回し始めた……。イケダの身長は100センチ。「僕の本当の姿を映画にして、見せつけてやる」と考えたイケダは、20年来の親友であり、脚本家・真野勝成を巻き込み、虚実入り乱れた映画の撮影を始める。エンディングは初めからイケダの死と決まっていた。「僕が死んだら必ず映画館で上映してほしい」と言い残して、イケダは2年間の闘病後に逝去する。あとにはイケダが「作品」と呼んだ不特定多数の女性とのセックスを記録した60時間を超す映像が遺された。「相棒」「デスノート Light up the NEW world」などの脚本を手掛ける真野勝成がイケダの遺志を引き継ぎ、プロデューサーとなって映画を完成へと導く。「ナイトクルージング」「マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画」などの監督作がある佐々木誠が編集を務めた。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    北川れい子
    カメラは確かに正直だが、人間という被写体は虚勢をはる。肩から上はふつうの大人で、身体は3~4才児のイケダ。自らカメラを手にして記録した風俗嬢とのセックス映像が、... もっと見る
  • 編集者、ライター
    佐野亨
    パートナーを亡くした経験のある男性が、自身とパートナーのセックスを映像として残しておけばよかった、と話していたのを聞いたことがある。セックスは、究極的にプライベ... もっと見る
  • 詩人、映画監督
    福間健二
    映画でひとりの人間に出会う。できたつもりでも、隠されている部分が相当あるのが通例。これは、それが少ないと断定したくなる。素材から作品を完成させたのは脚本の真野勝... もっと見る

「愛について語るときにイケダの語ること」のストーリー

生来、四肢軟骨無形成症(通称コビト症)という障害を持っていたイケダが、スキルス性胃癌ステージ4の宣告を受けた。彼は生きている限りセックスを楽しみ、自分の性愛をカメラに記録しようとする。2年間の闘病の末に亡くなったイケダが最後に遺したかったものは何なのか。

「愛について語るときにイケダの語ること」の映像

「愛について語るときにイケダの語ること」の写真

「愛について語るときにイケダの語ること」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「愛について語るときにイケダの語ること」のスペック

基本情報
製作国 日本
製作年 2020
公開年月日 2021年6月25日
上映時間 58分
配給 ブライトホース・フィルム
アスペクト比 16:9
公式サイト https://ikedakataru.movie
コピーライト (C) 愛について語るときにイケダの語ること

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