8時15分 ヒロシマ 父から娘へ

はちじじゅうごふんひろしまちちからむすめへ 8:15
上映日
2021年7月31日

製作国
アメリカ

制作年
2020
上映時間
51分

ジャンル
社会派 戦争 ドラマ

check解説

美甘章子が広島で被爆した父の体験をまとめた書籍を、自らエグゼクティブ・プロデューサーを務め映画化。1945年8月6日、建物疎開の準備をしていた進示は激しい閃光に襲われる。進示は父の言葉に励まされながら、焼けただれた身体を引きずり救助の手を探す。監督は、「虹の下に」という日本語作品で長編デビュー、HBOやFacebook、ディズニーなどに作品を提供するJ.R. ヘッフェルフィンガー。出演は「京都太秦物語」の田中壮太郎ほか。ナッシュビル映画祭2020にて観客賞を受賞。広島国際映画祭2020上映作品。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 非建築家、美術家、映画評論、ドラァグクイーン、アーティスト
    ヴィヴィアン佐藤
    「アウシュヴィッツとヒロシマ以降に詩を書くことは残酷だ」とパウル・ツェランは詠んだ。しかし加害の時間や誰の行為だったのか、両者の決定的差異は指摘される。ヒロシマ... もっと見る
  • フリーライター
    藤木TDC
    学校上映が主目的の映画だろう。すでに多くの原爆映画やドキュメントを見ている中高年には不要な内容だ。原作者の父の原爆体験が他に代えがたく悲痛なのは間違いないものの... もっと見る
  • 映画評論家
    真魚八重子
    日本は原爆の被爆国でありながら、昨今は広島長崎にまつわる映画は作られなくなった。本作も米国に住む被爆者の実娘の尽力で完成している作品だ。そのため無説明で突然始ま... もっと見る

「8時15分 ヒロシマ 父から娘へ」のストーリー

1945年8月6日。いつもと変わらぬ朝を迎えた広島。19歳の美甘進示は、父の福一と共に建物疎開の準備をしていた。自宅の屋根に上って瓦を剥がしていたところ、激しい閃光に襲われる。投下された原子爆弾は広島中を焼き尽くし、瞬く間に7万人以上の命を奪った。福一と進示はひどく焼けただれた身体を引きずりながら、救助の手を探しまわるが、どこにも見つからない。あまりの激痛から死にたいとすら願う進示を、父・福一の力強い言葉が支え、必死で前へ進んでいった。父と離れ離れになってしまいひとりきりになり、進示は父が探し当ててくれるのを待つ日々を過ごす。3ヶ月後、進示はなんとか退院できるまでに回復。父を探して自宅のあった場所に戻ると、瓦礫の中から、高熱により針の影が文字盤に焼きついた父の懐中時計を見つける。すべてが焼き尽くされた広島で、進示を家族や祖先と結びつけるものは、もうそれしかなかった。それから40年後、進示の平和への願いは形となってニューヨークにある国連本部に届く。その数年後、ニューヨークを訪れた娘の章子は驚くべき事実を知る。

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キャスト役名

「8時15分 ヒロシマ 父から娘へ」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派 戦争 ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2020
公開年月日 2021年7月31日
上映時間 51分
製作会社 8:15 Documentary
配給 新日本映画社
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト http://815book.org/
コピーライト (C)815 Documentary, LLC

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