祈り 幻に長崎を想う刻

いのりまぼろしにながさきをおもうとき
上映日
2021年8月20日

製作国
日本

制作年
2021
上映時間
110分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

劇作家・演出家の田中千禾夫が1959年に発表した戯曲『マリアの首-幻に長崎を想う曲-』を初映画化。1945年8月9日、原爆が長崎市に投下され、多くの市民と共に東洋一の大聖堂といわれた浦上天主堂も被曝。12年後、天主堂跡からマリア像を盗む一味の姿があった。出演は「おみおくり」の高島礼子、「Daughters」の黒谷友香、「椿の庭」の田辺誠一。監督は「ある町の高い煙突」の松村克弥。2021年8月13日よりユナイテッド・シネマ長崎にて先行公開。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 脚本家、映画監督
    井上淳一
    この作り手たちに名作戯曲を映画化する畏れはなかったのだろうか。確かに分かりやすく通俗的にまとめられてはいる。しかし、そこからこぼれ落ちているものの多さたるや。戯... もっと見る
  • 日本経済新聞編集委員
    古賀重樹
    戦後演劇の名作『マリアの首』の映画化。田中千禾夫の哲学的かつ詩的なセリフの力をそのまま生かそうとした意図はわかるし、それがなくては『マリアの首』ではない。ただ舞... もっと見る

「祈り 幻に長崎を想う刻」のストーリー

1945年8月9日11時2分、広島に次いで原爆が長崎市に投下され、人口24万人のうち約7万4千人が一瞬にして命を奪われた。東洋一の大聖堂とうたわれた浦上天主堂も被曝、外壁の一部を残して崩壊してしまう……。12年後の1957年。長崎にはまだ戦争の爪痕が色濃く残っていた。そんなある日、焼け落ちた浦上天主堂跡から、被曝したマリア像を人知れず運び出そうとする一味の姿があった。首謀者はカトリック信徒のふたりの女、鹿(高島礼子)と忍(黒谷友香)。彼女たちは、なぜマリア像を盗み出さねばならなかったのか……。

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キャスト役名

「祈り 幻に長崎を想う刻」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2021
公開年月日 2021年8月20日
上映時間 110分
製作会社 Kムーブ=サクラプロジェクト(制作協力:NHKエンタープライズ)
配給 ラビットハウス
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト http://inori-movie.com/
コピーライト (C)2021 K ムーブ/サクラプロジェクト

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