リトル・ガール

りとるがーる LITTLE GIRL
上映日
2021年11月19日

製作国
フランス

制作年
2020
上映時間
85分

レーティング
一般映画

check解説

幼少期のトランス・アイデンティティに対する認知と受容をめぐるドキュメンタリー。男の子の身体に生まれたが、女の子になることを夢みている7歳のサシャ。社会の壁に阻まれながらも、家族の力を借りて、サシャが本当の幸せを手にするための戦いを描く。監督はジェンダーやセクシュアリティに目を向けた作品を撮り続け、カンヌやベルリンをはじめ世界中の映画祭で評価されているセバスチャン・リフシッツ。性と身体の不一致は肉体が成長する思春期に起こるのではなく、幼少期で自覚されることについて取材を始めていた過程で、サシャの母親カリーヌと出会い本作が生まれた。2020 年ベルリン国際映画祭で上映後、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭のピープルズ・チョイス賞やインサイド・アウトLGBT映画祭の観客賞(ドキュメンタリー長編)など、世界中で様々な映画賞を受賞している。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    上島春彦
    自らの社会的な性別に違和感を覚える所謂トランスジェンダーと呼ばれる人々は少なからず存在する。だが、この映画の新機軸は、彼女ら本人のその自覚はこれまで考えられてき... もっと見る
  • 映画執筆家
    児玉美月
    リフシッツの審美的な映像はトランスの少女サシャの置かれた苦境にすぐさま観客を共感と同情を持っていざなっていく。多くの者はサシャのような子供を拒絶する学校側を敵対... もっと見る
  • 映画監督
    宮崎大祐
    まるでコマーシャルのような美しく決まった映像にさまざまな扇情的な音楽が重なり、トランス・アイデンティティを持つ7歳児サシャが現在の世界で生きることの困難と救済に... もっと見る

「リトル・ガール」のストーリー

サシャは 2 歳を過ぎた頃から自身の“性別の違和感”を訴えてきたが、学校では女の子としての登録が認められず、“男子”からも“女子”からも疎外され、バレエ教室では男の子の衣装を着せられてしまう。やがて7歳になっても、ありのままに生きることができない、不自由なサシャ。家族はそんな彼女を支え、個性を周囲に受け入れさせるため、学校や社会へ働きかけるのだが……。

「リトル・ガール」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「リトル・ガール」のスペック

基本情報
製作国 フランス
製作年 2020
公開年月日 2021年11月19日
上映時間 85分
製作会社 Agat Films & Cie
配給 サンリスフィルム
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト https://senlisfilms.jp/littlegirl
コピーライト (C)AGAT FILMS & CIE - ARTE France - Final Cut For real - 2020

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