囚人ディリ
しゅうじんでぃり KAITHI- 上映日
- 2021年11月19日
- 製作国
- インド
- 制作年
- 2019
- 上映時間
- 145分
- レーティング
- PG-12
- ジャンル
- アクション サスペンス・ミステリー
解説
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
ユーザーレビュー
-
ミャーノフ大佐
これほどイライラさせる映画は珍しい。前半は良かったんだ。複数のエピソードを上手く繋ぎながら話を進めていく。麻薬ギャングに潜入している警察のスパイ、警察の中にいるギャングのスパイ、麻薬取締局のトップとギャングとの繋がり、そして出獄したばかりのディリと孤児院で暮らす娘の話、と面白く展開していく。中盤までは面白い。ギャングがトラックを追いかけて格闘シーンになるところまでは面白い。そこからだんだんとおかしくなる。
まず、自分達のトラックがなんでギャングに次々と襲われるのか、がおかしいと思わないのか。大体、拳銃で応酬している時に荷台から邪魔される段階で判るでしょ。それにタイムリミットが近づいているのにのんびりしていたり、カットバックが長すぎたり、そこでそんなにのんびり身の上話なんかしている暇無いでしょ、だったり。最後のギャング襲撃で刺されているのに復活したりすると、ちょっとこれは...。漫画と取れば良いんでしょうか。ラスト、警察署に着いてディリが地下から入っていって、警察署を護っている人達を助ける。このとき、ギャングの一味に対してガトリング銃で撃ちまくるんだけど、ここでスローモーションを使っている。確かに、最初のスローモーションは面白いけど、それが何度も差し込まれる。その意味は何なの?「ワイルド・バンチ」のスローモーションの使い方は面白いのだけど、こんな使い方は何を意図しているのかさっぱり判らない。この辺に来るとこちらのイライラが最高潮に達してくる。
ラストのギャングのボスの台詞もどういう意味を持たせているのか、続編を乞うご期待という意味なのだろうか。もうこの辺になると、映画のシーンシーンの意味が無茶苦茶になって、何をいいたいのか判らなくなってくる。
そうそう、麻薬取締局のボスってどうして犯人とわかって警察が捕まえにいったの?そこの説明が無いんだけど。
インド映画で、踊りも歌も無いから良いなあ、と思っていたのに、まだ歌踊りがあった方が良かったかも。そう、ギャングと格闘中に双方が歌って踊り出すとか。
「囚人ディリ」のストーリー
「囚人ディリ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「囚人ディリ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション サスペンス・ミステリー |
製作国 | インド |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2021年11月19日 |
上映時間 | 145分 |
製作会社 | Dream Warrior Pictures=Vivekananda Pictures |
配給 | SPACEBOX |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | https://imwjapan.com/ |
コピーライト | (C)Dream Warrior Pictures, (C)Vivekananda Pictures |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2021年12月上旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 「囚人ディリ」 |