アンテベラム
あんてべらむ ANTEBELLUM- 上映日
- 2021年11月5日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2020
- 上映時間
- 106分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ホラー サスペンス・ミステリー
解説
順風満帆の日々を送っていた主人公ヴェロニカは、突如として奈落の底に突き落とされる。それは外界と隔絶された極限状況下に囚われているエデンという女性をめぐるアナザーストーリー。広大なプランテーションの綿花畑で重労働を強いられているエデンは、あらゆる自由を剥奪された奴隷の身だ。理不尽な罠に絡め取られてしまうヴェロニカと、軍服姿の傲慢な白人に常に監視されているエデン。なぜ彼女たちは狙われ、監視され、捕らえられてしまったのか。彼女たちを脅かす正体とは何なのか。オリジナル脚本も手がけたジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツは、人種差別問題などに関する公共広告やドキュメンタリーを製作してきた新進監督ユニット。スリラー・ジャンルの常識を破壊する問題作が誕生した。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
-
映画評論家上島春彦民族にはそれぞれ固有の悪夢がある。アフリカ系アメリカ人には奴隷制がそう。突飛な趣向で闇の世界への現代人の「恐れというより欲動」を暴いた「アス」の製作チーム、今回... もっと見る
-
映画執筆家児玉美月二転三転する捻りのある展開は確かに映画として娯楽性が高い。南北戦争時代のプランテーションのパートは過去に幾度となく観てきた黒人奴隷制度における凄惨さの再演だが、... もっと見る
-
映画監督宮崎大祐ジャネール・モネイにカメラを向けて録画ボタンを押すだけでもそれなりに面白い映画が撮れてしまうはずだ。それなのにこの映画はべらぼうにつまらない。それは本作の制作者... もっと見る
「アンテベラム」のストーリー
博士号を持つ社会学者で人気作家でもあるヴェロニカは、優しい夫、愛くるしい幼い娘との幸せな家庭を築き上げていた。ある日、ニューオーリンズでの講演会に招かれた彼女は、力強いスピーチで拍手喝采を浴びる。しかし、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、ヴェロニカの輝きに満ちた日常は突然崩壊し、究極の矛盾をはらんだ悪夢へと反転する。一方、アメリカ南部のプランテーションで囚われの身となり、過酷な労働を強いられているエデン。ある悲劇をきっかけに、奴隷仲間とともに脱走計画を実行するが……。
「アンテベラム」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「アンテベラム」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ホラー サスペンス・ミステリー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2021年11月5日 |
上映時間 | 106分 |
製作会社 | Lions Gate=QC Entertainment=Zev Foreman/Bush Renz Production |
配給 | キノフィルムズ(提供:木下グループ) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://antebellum-movie.jp/ |
コピーライト | (C)2020 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved. |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2021年11月下旬号 |
REVIEW 日本映画&外国映画 「カウンセラー」 現代韓国映画の奥行き 「茲山魚譜 チャサンオボ」 インタビュー イ・ジュニク[監督] 巻頭特集 「ピカ☆★☆ンチ」から7年、嵐が5人で再びスクリーンに戻った「ARASHI Anniversary Tour 5x20 FILM Record of Memories」 作品評 巻頭特集 「ピカ☆★☆ンチ」から7年、嵐が5人で再びスクリーンに戻った「ARASHI Anniversary Tour 5x20 FILM Record of Memories」 Essay 巻頭特集 「ピカ☆★☆ンチ」から7年、嵐が5人で再びスクリーンに戻った「ARASHI Anniversary Tour 5x20 FILM Record of Memories」 インタビュー 堤幸彦 巻頭特集 「ピカ☆★☆ンチ」から7年、嵐が5人で再びスクリーンに戻った「ARASHI Anniversary Tour 5x20 FILM Record of Memories」 Report 巻頭特集 「ピカ☆★☆ンチ」から7年、嵐が5人で再びスクリーンに戻った「ARASHI Anniversary Tour 5x20 FILM Record of Memories」 Column UPCOMING 新作紹介 「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」 REVIEW 日本映画&外国映画 「そして、バトンは渡された」 REVIEW 日本映画&外国映画 「老後の資金がありません!」 戯画日誌 第158回 コロナ禍でも盛況。ファン・ムービーとあなどるなかれ! REVIEW 日本映画&外国映画 「ほんとうのピノッキオ」 UPCOMING 新作紹介 「ほんとうのピノッキオ」 UPCOMING 新作紹介 「ドーン・オブ・ザ・ビースト/魔獣の森」 UPCOMING 新作紹介 「アイス・ロード」 UPCOMING 新作紹介 「蒼穹のファフナー THE BEYOND 第十話・第十一話・第十二話」 「梅切らぬバカ」 インタビュー 和島香太郎[監督] 「梅切らぬバカ」 インタビュー 加賀まりこ、塚地武雅 「梅切らぬバカ」 作品評 UPCOMING 新作紹介 「梅切らぬバカ」 REVIEW 日本映画&外国映画 「リスペクト」 UPCOMING 新作紹介 「リスペクト」 UPCOMING 新作紹介 「夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版」 UPCOMING 新作紹介 「東京画 2K レストア版」 ドキュメンタリー、その言葉 「ボストン市庁舎」 対談 フレデリック・ワイズマン[監督]×想田和弘[映画作家] UPCOMING 新作紹介 「ボストン市庁舎」 UPCOMING 新作紹介 「皮膚を売った男」 UPCOMING 新作紹介 「カオス・ウォーキング」 UPCOMING 新作紹介 「テン・ゴーカイジャー」 REVIEW 日本映画&外国映画 「MONOS 猿と呼ばれし者たち」 REVIEW 日本映画&外国映画 「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」 UPCOMING 新作紹介 「サマーゴースト」 グラビアインタビュー 林遣都「恋する寄生虫」 UPCOMING 新作紹介 「恋する寄生虫」 UPCOMING 新作紹介 「マリグナント 狂暴な悪夢」 REVIEW 日本映画&外国映画 「アンテベラム」 |
2021年11月上旬特別号 |
UPCOMING 新作紹介 「カウンセラー」 REVIEW 日本映画&外国映画 「歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト 3・11をたずねて」 「老後の資金がありません!」 「そして、バトンは渡された」 前田哲監督が描く二つの家族のかたち インタビュー 前田哲[監督] 「老後の資金がありません!」 「そして、バトンは渡された」 前田哲監督が描く二つの家族のかたち 作品評「老後の資金がありません!」 「老後の資金がありません!」 「そして、バトンは渡された」 前田哲監督が描く二つの家族のかたち 前田哲監督小論 UPCOMING 新作紹介 「そして、バトンは渡された」 グラビアインタビュー 天海祐希「老後の資金がありません!」 UPCOMING 新作紹介 「老後の資金がありません!」 REVIEW 日本映画&外国映画 「CUBE 一度入ったら、最後」 UPCOMING 新作紹介 「劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア」 戯画日誌 第157回 ロンとアイとSAO そして楽しいヘンテコ世界! 読者の映画評 「乳房よ永遠なれ」吉田悠夏/「私をくいとめて」岩崎三樹夫/「MINAMATA -ミナマタ-」原田隆司 REVIEW 日本映画&外国映画 「ビースト」 REVIEW 日本映画&外国映画 「クライモリ」 UPCOMING 新作紹介 「真・三国志 蜀への道」 UPCOMING 新作紹介 「レジェンド・オブ・フォックス 妖狐伝説」 UPCOMING 新作紹介 「レジェンド・オブ・ホワイトウィッチ」 UPCOMING 新作紹介 「シャウト・アウト」 UPCOMING 新作紹介 「修羅の街、飢えた狼たち」 UPCOMING 新作紹介 「マスカレード」 REVIEW 日本映画&外国映画 「プリテンダーズ」 REVIEW 日本映画&外国映画 「キャンディマン」 REVIEW 日本映画&外国映画 「ビルド・ア・ガール」 REVIEW 日本映画&外国映画 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」 UPCOMING 新作紹介 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海」 UPCOMING 新作紹介 「映画 真・三國無双」 UPCOMING 新作紹介 「レジェンド・オブ・ドラゴン 鉄仮面と龍の秘宝」 ランダム・ウォーク キネ旬的映画の歩き方 「MONOS 猿と呼ばれし者たち」作品評 UPCOMING 新作紹介 「MONOS 猿と呼ばれし者たち」 UPCOMING 新作紹介 「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」 UPCOMING 新作紹介 「ハロウィン KILLS」 REVIEW 日本映画&外国映画 「THE MOLE」 UPCOMING 新作紹介 「I will -君が未来を歩くとき-」 UPCOMING 新作紹介 「アンテベラム」 |