オートクチュール

おーとくちゅーる HAUTE COUTURE
上映日
2022年3月25日

製作国
フランス

制作年
2021
上映時間
100分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

世界最高峰の一流メゾン、ディオールのアトリエを舞台に、引退を目前に控えたお針子の女性と、夢を見ることさえ知らなかった移民二世の少女の人生が鮮やかに交差するヒューマンドラマ。監督はフランスで小説家としても活躍するシルヴィー・オハヨン。トリュフォーやゴダールらの作品でおなじみの大女優ナタリー・バイと、「パピチャ 未来へのランウェイ」「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」などのリナ・クードリが共演。境遇も年齢も正反対のふたりが、厳しいオートクチュールの世界で本当に大切なものを手に入れるまでを描く。映画の衣装デザイナーのキャリアを持ち、現在はオートクチュールのアトリエで働くジュスティーヌ・ヴィヴィアンの監修のもと、歴史に残る幻のドレスやムッシュー・ディオール直筆のスケッチ画など貴重なアーカイブ作品が登場するのも見どころ。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    上島春彦
    作劇上の都合でも、犯罪を悪事だと認識しない人を主役にする企画は評価できない。悪い事したおかげで得しました、みたいになっちゃった。これは主演のヤングケアラー、ジャ... もっと見る
  • 映画執筆家
    児玉美月
    繊細な絹のヴェールのようなやわらかな照明や、針に糸を通すような細やかな手つきで彩られた画面設計が美しく、終始見惚れる。持っている上の世代の女性が、持たざる下の世... もっと見る
  • 映画監督
    宮崎大祐
    斬新な演出と卓抜なカメラに導かれ、フランスの「上流」「下層」社会を体現する俳優たちはことごとく魅力的で、本作を通じてわれわれはまた新たなフランスと出会うことにな... もっと見る

「オートクチュール」のストーリー

ディオールのオートクチュール部門のアトリエ責任者であるエステルは、次のコレクションを最後に退職が決まっている。準備に追われていたある朝、地下鉄で若い女性にハンドバッグをひったくられてしまう。母親にうながされてバッグを返しに来た犯人は郊外に住む移民の少女ジャド。エステルは警察に突き出すかわりに、滑らかに動くその指にドレスを縫い上げる才能を直感し、ジャドを見習いとしてアトリエに迎え入れる。時に反発しながらも、時に母娘のように、そして親友のように、美の真髄を追い求め濃密な時間を過ごす二人だったが、ショーが1週間後に迫っていたある朝プレッシャーと過労からエステルが倒れてしまい……

「オートクチュール」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「オートクチュール」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 フランス
製作年 2021
公開年月日 2022年3月25日
上映時間 100分
製作会社 Les films du 24=Les Productions du Renard==Les Productions Jouror
配給 クロックワークス=アルバトロス・フィルム
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト https://hautecouture-movie.com/
コピーライト (C) 2019 - LES FILMS DU 24 - LES PRODUCTIONS DU RENARD - LES PRODUCTIONS JOUROR

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
キネマ旬報増刊 キネマ旬報NEXT Vol.41 亀梨和也「連続ドラマW 正体」 INTERVIEW | 3人の言葉で辿る映画 映画「オートクチュール」でディオールの世界へようこそ ナタリー・バイ、リナ・クードリ&シルヴィー・オハヨン[監督]
2022年4月上旬号 REVIEW 日本映画&外国映画 「オートクチュール」
2022年3月下旬映画業界決算特別号 UPCOMING 新作紹介 「オートクチュール」