解説
映画コンテスト『感動シネマアワード』にて大賞を受賞し制作されたラブストーリー。出版社で働く小向春は、発達障害の画家・屋内透と出会う。感情を隠すことなく嘘がつけない屋内に、人の顔色を見て空気を読んでばかりいた春は、戸惑いながらも惹かれていく。出演は、「エゴイスト」の宮沢氷魚、「初恋」の小西桜子。監督・脚本は、出版社で働きながら自主制作映画「テラリウムロッカー」などを手掛けてきた葛里華。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「はざまに生きる、春」のストーリー
小向春(小西桜子)は、出版社で雑誌編集者として働いている。仕事も恋もうまくいかない日々を送っていたある日、取材で「青い絵しか描かない」ことで有名な画家・屋内透(宮沢氷魚)と出会う。屋内は思ったことをストレートに口にし、感情を隠すことなく嘘がつけない。春はそんな屋内に戸惑いながらも、惹かれていく。屋内の純粋さは発達障害の特性でもあったが、ずっと人の顔色を見て、空気ばかり読んできた春には、そんな屋内の姿が新鮮で魅力的だった。周囲から心配され、恋人から怪しまれながらも、春は屋内にどんどん気持ちが傾いていく。しかし、誰かの気持ちを汲み取ることができない屋内に振り回され、思い悩む。様々な“はざま”で揺れながら、春は初めて自分の心に正直に決断する……。
「はざまに生きる、春」の映像
「はざまに生きる、春」の写真
「はざまに生きる、春」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「はざまに生きる、春」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2022 |
公開年月日 | 2023年5月26日 |
上映時間 | 103分 |
製作会社 | 「はざまに生きる、春」製作委員会(企画・プロデュース:かなりかピクチャー/制作プロダクション:セカンドサイト=ザフール) |
配給 | ラビットハウス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://hazama.lespros.co.jp/ |
コピーライト | (C)2022「はざまに生きる、春」製作委員会 |
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