解説
「ゲッベルスと私」「ユダヤ人の私」に続く“ホロコースト証言シリーズ”3部作の最終作。アウシュヴィッツ収容所で非人道的な人体実験を行ったヨーゼフ・メンゲレ医師の側にいた元少年が、収容所での暮らしと終戦間際の死の行進について証言するドキュメンタリー。監督はシリーズ全作を担当したクリスティアン・クレーネス、フロリアン・ヴァイゲンザマー。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「メンゲレと私」のストーリー
イスラエル・テルアビブ在住でリトアニア出身のユダヤ人、ダニエル・ハノッホ(88歳)。彼は、わずか9歳でリトアニア・カウナス郊外のゲットーに送られ、その後、12歳でアウシュヴィッツ強制収容所に連行された。金髪の美少年だったダニエルは、“死の天使”の異名を持ち、非人道的な人体実験を繰り返したヨーゼフ・メンゲレ医師の寵愛を受けながら、特異な収容所生活を送る。だが、ダニエルが見た真の地獄は、終戦末期に連合軍の攻勢から逃れるため強制的に連れていかれた「死の行進」であった。そこで少年は、暴力、伝染病、カニバリズムなど、人類史の最暗部を目撃する……。
「メンゲレと私」の写真
「メンゲレと私」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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