関西ジャニーズJr.の目指せ・ドリームステージ!の映画専門家レビュー一覧
関西ジャニーズJr.の目指せ・ドリームステージ!
関西ジャニーズJr.と松竹のコラボ企画第3弾。解散の危機に直面した地元アイドルグループ“小姓ズ”の奮闘を笑いとともに綴った青春ストーリー。NHK連続テレビ小説『あさが来た』の西畑大吾など関西ジャニーズJr.の人気メンバーが出演。『SMOKING GUN 決定的証拠』の中山優馬が友情出演のほか、「予告犯」の本田博太郎、『あさが来た』の野々すみ花などが脇を固める。
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映画評論家
上島春彦
男性俳優は大好きな私なのだが、無芸な地元アイドル連中をわざわざ主人公にする、という自虐的物語設定にはついていけない。極端に若い子(高校二年)から結構いい歳の人(ホスト出身)まで在籍する映画撮影所専属グループそれも時代劇に特化、という面白いキャラなのでいくらでも工夫のしようがあったはずなのに。ラストで弾けるのならば、もっと早くから弾けさせて欲しいよ。そのせいで部外者、というか協力者本田博太郎が場をさらってしまった。若者たちが無芸なわけじゃないのにね。
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映画評論家
北川れい子
劇中のご当地アイドル・グループ“小姓ズ”のウリが、小姓衣裳だけというのにはマイッタ。歌以前、ダンス未満のオママゴト仕種でお茶を濁す芸なしグループ。いくら寄せ集めのバイトふうグループという設定でも、いや、そういう設定ならなおのこと、稽古シーンぐらいは入れるべき。と腹を立てるこちらもバカね。実はこれ、一般映画ではなくて、“関西ジャニーズJr.”ファン限定の顔見せムービーだったってワケ。ファン良ければ全て良し。ファン以外はアッチに行け! それにしても。
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映画評論家
モルモット吉田
関ジャニJr.が売れない地元アイドルという設定と、古典的な撮影所を舞台にした内幕モノを繋げたお膳立ては申し分ないがテンポが悪いので笑いもパロディーも弾けない。ミュージカルをやろうという話で引っ張っておいて安っぽいただのPVまがいが流れては拍子抜け。終盤の実際のステージの映像の方が遥かにミュージカルのクライマックスに相応しいのに本篇とは別枠扱い。東映ではなく松竹京都だが、この際、沢島忠を呼んできてジャニーズミュージカルの世界と時代劇を繋げては如何?
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