コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団の映画専門家レビュー一覧

コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団

ジョニー・デップの娘リリー=ローズ・メロディ・デップが映画初主演を務めるホラーコメディー。ヨガ好きの女子高生コリーン・コレットとコリーン・マッケンジー。ある日、二人はバイト先のコンビニで地下に眠っていた邪悪なミニナチ軍団を呼び覚ましてしまう。監督・脚本は「ドグマ」「Mr.タスク」のケヴィン・スミス。共演は、監督の娘であるハーレイ・クイン・スミス、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジョニー・デップ、「COMET コメット」のジャスティン・ロング、「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメント。
  • 翻訳家

    篠儀直子

    「Mr.タスク」に続く、ケヴィン・スミスのポッドキャストをもとにした3部作(予定)の2作目だが、前作を観てなくても支障はない。とてつもなくくだらないのだけど、やりたいことがはっきりしているのは清々しい。歌も歌い、フランス語も披露するリリー・ローズはルックスも声も魅力的。撮影は「ムーンライト」も手がけたJ・ラクストン(「Mr.タスク」もそうだった)だが、あの種の映像美は期待しないでください。ちなみにオスメントが演じたエイドリアン・アルカンは実在の人物。

  • 映画監督

    内藤誠

    コンビニでアルバイトする女子高生コンビがミニナチ軍団と戦闘する話と聞くだけで、ハチャメチャ映画好きの期待は高まる。やる気満々のリリー=ローズ・メロディ・デップとハーレイ・クイン・スミスも可愛い。ヨガの先生ジャスティン・ロングがとぼけた味を出していておかしいのだが、ジョニー・デップなど、巧さを誇示するみたいな演技で、笑いのセンスにずれが生じる。ミニナチ軍団もティム・バートン監督には、と比較しはじめた途端、「批評家を殺せ!」というせりふが飛び出した。

  • ライター

    平田裕介

    「Mr.タスク」のスピンオフだが、ノリやギャグのテイストは同じケヴィン・スミスの「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」まんまといったところ。ナチス、クリーチャー、ソーセージ、サタニズム、ヨガといった要素をバカスカ放り込み、しっかり収束させるスミスの手堅い手腕はやっぱりたいしたもの。といいつつも、とことん下世話ながらも最後まで観られるのはリリー=ローズ・デップの可愛さに負うところが大きいのかもしれない。父ジョニー・デップの変装演技は、相変わらず寒い。

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