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アルバート・ロスコーの関連作品 / Related Work
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モヒカン族の最後(1920)
モーリス・トゥールヌール氏が連合製作者会社から発売した第1回映画で、トゥールヌール氏及びクラレンス・ブラウン氏の2人によって監督された。インディアン集落の物語で、フランス人と英国人との争いや、悪インディアンが白人の娘に対する卑しき恋などを描いて力強い感銘を与える。画面の美しいことがこの映画の最大長所で、「この種の物語を取り扱ったものとして真に傑作である」と米誌は評している。 -
サロメ(1918)
二千年の昔ユダヤに咲いた紅薔薇の様な、サロメの奇しくも美しい伝説は、多くの文学者の筆によって様々に脚色されて居るが、本映画の筋はエイドリアン・ジョンソン氏が特にバラ嬢をサロメの性格にあて嵌めて書卸したもの、人口に膾炙せるオスカー・ワイルドの原作とは大分趣きが異って、著しく映画劇化されたものに成って居る。監督は殆どセダ・バラ嬢の全作品を監督したJ・ゴードン・エドワーズ氏で、予言者のジョンにはアルバート・ロスコー氏が、ヘロド王にはレイモンド・ナイ氏が夫々扮して立派な演技を見せて居る。余りに深刻なバラ嬢の演出振りが、米国の検閲官の目に留って或州では数場をカット・アウトされ、又或州では全然上演を禁じられたと伝えられるのに見るも、如何に素晴らしいものかが窺われよう。切に完全な画面の見られん事を祈る。 -
抵当の妻
ラルフ・カーターの妻のグローリアは平和な家庭を営んでいたが、欲に眼眩んだラルフは自分の勤める銀行の金を使い込んだがやがてそれが露れた時彼は妻に救いを乞うた。グローリアは頭取のジェロームに哀訴した。かねて彼女に意を寄せていたジェロームは彼女に妾になるなら夫を許そうという。グローリアは止むなくその申し出に同意し夫を助けた。しかしラルフは改心しようともせずに素性卑しい女と同棲するようになった。アルゼンチンから数年振りでかえって来たグローリアの兄ダーレルは妹がジェロームの妻であると思ったが、ある時ラルフに会った時、彼もまたグローリアが妻であるといった。荒んだ生活を送っているラルフはジェロームの秘書マイアーの手先に使われて独探をしていたが、事露れ探偵と争って殺され、ジェロームとグローリアは結婚した。 -
医師と女
さすらいの人ケイはページ家の食客となった。彼の前身は少しも判らぬが卑しからぬその風采に人々からも愛されていた。彼はその家の娘シドニーの可憐な姿に誠の愛を抱いていたが、口にはそれと言い出し得ない。シドニーは自分の勤めている病院長のウイルソン博士に恋している。博士は技量は優れた人ではあるが、不品行な男で看護婦のカーロッタを愛する傍らシドニーの乙女心を弄んでいた。シドニーに激しく恋していたジョーは博士の不身持ちを憤ってある日博士を狙撃する。博士の傷は「エドワード式手術」に依らねば助かる見込みがないが、この手術を行ない得るのは当の博士と、発明者たるエドワード博士の2人より無い。エドワード博士は理論上正しいこの手術法が常に失敗するので責任を重じて姿を隠していたが、この時現われて手術を施し博士の命を救ける。エドワード博士とは誰あろう。シドニーに恋していたケイであった。カーロッタの自白によってすべてが解決し、シドニーは雄々しきケイの腕に抱かれた。 -
異郷の露(1923)
「灼熱の悪魔」「燃ゆる砂」等と同じくジョージ・メルフォード氏の監督に成ったもので、主役は「屠殺者(1922)」等出演のリートリス・ジョーイ嬢、「灼熱の悪魔」のジャクリーン・ローガン嬢、「モヒカン族の最後(1920)」のアルバート・ロスコー氏等である。中国の女王と米国の船員の悲しい恋を描いたところ、頗る風変わりの筋である。
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