ジェームズ・ディーン

  • 生年月日:1931年2月8日
  • 没年月日:1955年9月30日

略歴 / Brief history

アメリカ・インディアナ州生まれ。幼い頃に母を亡くし、親戚に預けられるなど孤独な少年期を過ごす。カリフォルニア大学の演劇科で学び、「底抜け艦隊」(51)などに端役として出演するもキャリアは低迷。ニューヨークに移り、アクターズスタジオで演技を学びながらブロードウェイの舞台に立つ。舞台「背徳者」に出演しているところをエリア・カザン監督の目に留り、「エデンの東」(54)の主役に抜擢される。同作でいきなりアカデミー賞主演男優賞候補となり、ティーン・エイジャーたちの“反抗”のアイコンとなった。一気にスターとなるが、たった3作の主演作を残して、24歳で自動車事故により急逝。日本で「エデンの東」が公開されたのは、彼が亡くなって間もない10月のことだった。

ジェームズ・ディーンの関連作品 / Related Work

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  • ジャイアンツ

    制作年: 1956
    「ショウ・ボート」の原作者エドナ・ファーバー女史の筆になるベストセラー小説の映画化である。脚色はフレッド・ガイオルと「あの日あのとき」のアイヴァン・モファットの共同、「シェーン」のジョージ・スティーヴンスがヘンリー・ギンスバーグと共同製作の上、監督した。撮影は「カービン銃第1号」のウィリアム・C・メラー、音楽は「ピラミッド(1955)」のディミトリ・ティオムキン。主演は「雨の朝巴里に死す」のエリザベス・テイラー、「理由なき反抗」のジェームズ・ディーン、「風と共に散る」のロック・ハドソン。他に新星キャロル・ベイカー、「理由なき反抗」のデニス・ホッパー、サル・ミネオなど。
    80
  • 理由なき反抗

    制作年: 1955
    「エデンの東」でアカデミー男優賞候補となったジェームズ・ディーンの遺作。青少年の犯罪心理を追求したニコラス・レイの原作をスチュワート・スターンが脚色、アーヴィング・シュルマンが潤色シ、ニコラス・レイが監督した。撮影は「快傑ダルド」のアーネスト・ホーラー、音楽は「エデンの東」のレナード・ローゼンマン。主な出演者はJ・ディーンの他、「銀の盃」のナタリー・ウッド、「四角いジャングル」のジム・バッカス、「紅の翼(1954)」のアン・ドーランとウィリアム・ホッパーの他、サル・ミネオ、コリー・アレン、「ミスタア・ロバーツ」のニック・アダムスなど少年俳優が出演する。「放射能X」のデイヴィッド・ワイスバート製作。
    80
  • エデンの東(1955)

    制作年: 1955
    旧約聖書に取材したジョン・スタインベックの長篇小説の映画化で、第一次世界大戦参戦前後のアメリカ、北加州の農村を舞台に展開される青春ドラマ。シネマスコープ色彩版1955年作品で、「波止場」に次いでエリア・カザンが監督に当たっている。脚色は「ジェニーの肖像」「帰郷(1948)」のポール・オスボーン、撮影は「勇魂よ永遠に」のテッド・マッコード、音楽はレナード・ローゼンマンの担当。主演はカザン発掘の新人ジェームズ・ディーン、舞台俳優のジュリー・ハリス、リチャード・ダヴァロスの3人で、レイモンド・マッシー「愛欲の十字路」、バール・アイヴス「シエラ」、ジョー・ヴァン・フリート、アルバート・デッカーらが助演する。
    90