小山誠治 コヤマセイジ

小山誠治の関連作品 / Related Work

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  • 日本人ここにあり

    制作年: 1967
    明治百年と北米移民百年を記念、南北アメリカ大陸を11万7千キロにわたって縦断し、アラスカからアルゼンチンまで、いたるところで活躍している日本人の姿をとらえた、きわめてスケールの大きい記録映画である。そこには、アラスカやカナダで資源の開発に努力している人もあれば、カリフォルニアで大規模な農業を経営し、ボリビアやブラジルで実権を握っている人もいる。というふうに、華々しい活動ぶりにたのもしいものが感じられる反面、人生の半ばで倒れた人たちがいることをも見せ、はなやかな面ばかりを強調していないことはよい。皇太子御夫妻のブラジル訪問で結んでいるのは、劇場での興行価値を考えたもっとも安全で強力な配慮といえるし、“文部省特選”にふさわしい要素でもあろう。
  • 大自然にはばたく

      制作年: 1958
      日本列島に生棲する生物を、その自然を背景に、カラーで記録したもの。約一年間、北は北海道の天売島から、南は鹿児島県荒崎に至るまで、日本縦断ロケを行ったという。鳥類や昆虫の、めずらしい生態がとらえられているが、なかでも、世界で始めて撮影に成功した朝日連峰でのブロッケン現象や青森県小湊での浮島現象などが興味をひこう。監督は「激怒する牡牛」の古賀聖人。
    • 激怒する牡牛

      制作年: 1957
      熊本県出身の作家・小山勝清の小説『牛使いの少年』の映画化。「米」の八木保太郎が脚色、監督を「検事とその妹」の古賀聖人と「哀愁の園」の吉村廉が担当、撮影は竹内光雄と瀬川順一。主演は、「狙われた土曜日」の月田昌也、「マダム」の左幸子、「フランキーの宇宙人」の菅井一郎、「眠狂四郎無頼控 第二話 円月殺法」の河津清三郎。ほかに英百合子、薄田研二、清水元、本郷秀雄など。
    • 虹の谷

      制作年: 1955
      小山勝清の原作を「月笛日笛 三部作」の八木保太郎が脚色、「初恋カナリヤ娘」の吉村廉が古賀聖人と共同で監督する。撮影は瀬川順一と竹内光雄の共同、音楽は佐藤勝の担当である。出演者は月田昌也、斎藤弘毅、「狼」の菅井一郎、「生きとし生けるもの」の石黒達也、「石松と女石松」河津清三郎、「春秋あばれ獅子」の薄田研二、「女中ッ子」の左幸子など。
    • 浮気天国(1953)

      制作年: 1953
      源氏鶏太原案、山本嘉次郎構成により「次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港」の松浦健郎が脚本をかき、「安五郎出世」の滝沢英輔が監督した。撮影は「恐妻キュット節」の佐原福松。「暁の市街戦」の宇佐美諄、「あにいもうと(1953)」の堀雄二、「子は誰のもの」の花井蘭子、「欲望」の日高澄子、殿山泰司、「かっぱ六銃士」の伴淳三郎などが出演する。
    • 青い指紋

      制作年: 1952
      本格的な犯罪ドキュメンタリーを意図したもので、警視庁の後援によるものである。製作は上島雅文、小山誠治、演出は青戸隆幸が当たっている。脚本の長谷川公之は千葉医大出身の警視庁鑑識課員で、「東京のヒロイン」を書いた変わり種のシナリオ作家である。

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