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- チャールズ・チャップリン
略歴 / Brief history
イギリス・ロンドン出身。5歳で初めて舞台に立ち、巡業先のアメリカで才能を認められて「成功争ひ」(14)で映画デビュー。山高帽、だぶだぶのズボン、ドタ靴、チョビひげ、ステッキ、というスタイルで“放浪紳士”というキャラクターを確立してゆく。“喜劇王”としてサイレント映画時代を代表するスターとなり、監督・脚本・主演を兼ねた「黄金狂時代」(25)を大ヒットさせる。トーキー時代を迎えてもサイレント映画にこだわり続けたが、「モダン・タイムス」(36)で初めて肉声を披露。赤狩りの時代にハリウッドを追放され、波瀾万丈の人生を歩んだが、72年にアカデミー賞名誉賞に選ばれ、20年ぶりにアメリカの地を踏んだ。
チャールズ・チャップリンの関連作品 / Related Work
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ダンシング・チャップリン
制作年: 20101991年に初演された振付家ローラン・プティによるバレエ作品『ダンシング・チャップリン』を映画化するまでのドキュメンタリーである第一幕と、映画のために再構成されたバレエを撮影した第二幕から構成されている。監督は「それでもボクはやってない」の周防正行。出演は「Shall we ダンス?」の草刈民代。 -
チャーリー・チャップリン ライフ・アンド・アート
制作年: 2003“映画の神様”“世界の三大喜劇王の一人”と呼ばれた、チャーリー・チャップリン没後30年、彼についてのインタヴューや名場面の数々を含めたドキュメンタリー。監督は、アメリカの著名な映画評論家であり、ドキュメンタリー映画作家でもあるリチャード・シッケル。 -
チャーリー(1992)
制作年: 1992サイレント映画の時代から赤狩りでハリウッドを追われるまで世界の喜劇王として活躍したチャールズ・チャップリンの半生を描く伝記ドラマ。監督・製作は「遠い夜明け」のリチャード・アッテンボローで、彼の「ガンジー」を10回以上観たというチャップリンの未亡人ウーナの許諾を得て実現した企画である。共同製作は「氷の微笑」のマリオ・カサール。アッテンボローの製作会社に所属するダイアナ・ホーキンスの原案で、チャップリン自身の手による「チャップリン自伝」(新潮社・刊)と、この作品の歴史顧問も務めるデイヴィッド・ロビンソンの、徹底した調査に基づいて全生涯を再現したドキュメント「チャールズ・チャップリン」(文藝春秋・刊)を原作に、小説家でもあるウィリアム・ボイドと、ブランアン・フォーブス、「ミザリー」のウィリアム・ゴールドマンが共同で脚本を執筆した。撮影は「存在の耐えられない軽さ」のスヴェン・ニクヴィスト、音楽は「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のジョン・バリーが担当。主演は「エア・アメリカ」のロバート・ダウニー・ジュニア。チャップリンの娘で、「モダーンズ」のジェラルディン・チャップリンが自身の祖母にあたるハンナを演じている。他に「スニーカーズ」のダン・エイクロイド、「冬の恋人たち」のモイラー・ケリー、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」のケヴィン・クライン、「ストリート・オブ・ファイヤー」のダイアン・レインらが共演している。 -
放浪紳士 チャーリー
制作年: 1975映画を見せ物から芸術にまで高めた男、チャーリー・チャップリンの88年の歴史を彼の映画とプライベート・フィルムを折りまぜて綴っていく。製作はバート・シュナイダー、監督・脚本はリチャード・パターソン、音楽はチャーリー・チャップリンが各々担当。ピーター・ボグダノビッチが協力し、ウォルター・マッソー、ローレンス・オリヴィエ、ジャック・レモンの3人がナレーターをつとめている。