濱田岳 ハマダガク

  • 出身地:東京都
  • 生年月日:1988/06/28

略歴 / Brief history

東京都の生まれ。小学生の時に芸能事務所にスカウトされ、1998年のTBS『ひとりぼっちの君に』に、“ダウンタウン”の浜田雅功演じる主人公と同居する母を亡くした孤独な少年役で出演し、子役としてデビューする。浜田と喧嘩を繰り返しながら成長していく息の合った掛け合いは、たまたま苗字が同じだったこともあって、実の父子ではと話題になったほどだった。次いで、日本テレビ『平成夫婦茶碗』00・02などに出演したのち、一時は学業優先で活動を休止。復帰後に出演した2004年のTBS『3年B組金八先生』第7シリーズを機に、俳優となる決心を固める。以後も、TBS『タイヨウのうた』06、NHK『すみれの花咲く頃』07、フジテレビ『プロポーズ大作戦』07などのドラマに出演しつつ、06年の金田敬監督「青いうた・のど自慢青春編」では映画初主演を飾り、青森の家を飛び出して都会の底辺でもがく少年役を好演する。07年、伊坂幸太郎原作、中村義洋監督の「アヒルと鴨のコインロッカー」に出演。瑛太演じる謎の隣人に巻き込まれる大学生をユーモアと善良性たっぷりに快演して、大型子役から若手演技派として改めてクローズアップされる。伊坂&中村のコンビ作ではその後も「フィッシュストーリー」09で再び気の弱い大学生、「ゴールデンスランバー」10で堺雅人演じる主人公を救う殺人犯・キルオを演じており、後者は伊坂が小説執筆の段階から濱田を想定して書いたという。さらに、12年公開予定の主演映画「ポテチ」は、伊坂の短篇が原作で、中村が監督を手がける。テレビドラマにおいても徐々に実力にふさわしいポジションを獲得。10年のテレビ朝日『検事・鬼島平八郎』では浜田雅功と久々に共演し、NHK『TAROの塔』11では青年時代の岡本太郎役で、狂気の瀬戸際で自分の芸術を掴む難しい役どころを見事に表現した。ドラマの出演作はほかに、フジテレビ『太陽と海の教室』08、『月の恋人/Moon Lovers』10、日本テレビ『ピースボート』『幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ』11など。12年は前記「ポテチ」のほか、矢口史靖監督「ロボジー」、森義隆監督「宇宙兄弟」も公開予定で待機中。

濱田岳の関連作品 / Related Work

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  • 湯道

    制作年: 2023
    「土竜の唄」の生田斗真主演、「おくりびと」の脚本を手がけた放送作家の小山薫堂が企画・脚本を担ったコメディドラマ。父が遺した銭湯を畳みマンションに建て替えようとして店に戻った史朗だったが、入院した弟に代わり数日間銭湯を切り盛りすることになる。湯道とは、小山薫堂が提唱した、入浴の価値を改めて見出し、茶道や華道のようにひとつの道へと昇華させようというもの。監督は、『HERO』シリーズや「マスカレード」シリーズを手がけてきた鈴木雅之。うだつが上がらず実家に戻ってきた兄・史朗を生田斗真が、銭湯まるきん温泉を営む弟の悟朗を濱田岳が、まるきん温泉で働くいづみを橋本環奈が演じる。
  • 七人の秘書 THE MOVIE

    制作年: 2022
    目立たぬことを極意とする秘書たちが、金や権力に溺れた権力者たちを一掃する姿を描くTVドラマ『七人の秘書』の劇場版。信州でラーメン屋を営む緒方航一の依頼を受け、雪深き地に向かった七人。だがそこには国家を巻き込むほどの巨大な陰謀の影が渦巻いていた。木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子、室井滋、江口洋介といったTV版レギュラー陣のほか、玉木宏、濱田岳、吉瀬美智子、笑福亭鶴瓶がゲスト出演。監督はTV版の演出を手がけた田村直己。
  • とんび

    制作年: 2022
    重松清のベストセラー小説を、「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督と阿部寛のコンビで映画化した人間ドラマ。親の愛を知らずに育ったヤスは愛妻と息子アキラに囲まれ幸せに暮らしていたが、妻が事故死。周囲の温かい手を借りながらアキラを育てていく。不器用なヤスを阿部寛が、ヤスの息子アキラを「東京リベンジャーズ」の北村匠海が演じ、昭和の瀬戸内海の町を舞台に、親子の絆を紡ぐ。
  • 劇場版 DEEMO サクラノオト あなたの奏でた音が、今も響く

    制作年: 2021
    全世界累計2,800万ダウンロードを突破した音楽リズムゲーム『DEEMO』をアニメ化。ピアノを弾く謎の生き物Deemoの元に、ある日記憶をなくした女の子が空から降ってくる。Deemoはピアノの音色によって伸びる木を成長させて、女の子を元の世界に戻そうとする。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の脚本や『BLOOD+』の監督・シリーズ構成・演出・脚本を手がけた藤咲淳一が総監督を、『ぼくたちのリメイク』などに演出として参加した松下周平が監督を務める。『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』はじめ幅広いジャンルを手がけるイラストレーター、めばちがキャラクターデザインを担当。『五等分の花嫁』の竹達彩奈、アイドルグループ・日向坂46の丹生明里らが声優として参加している。
  • 大怪獣のあとしまつ

    制作年: 2022
    特撮映画でお馴染みの巨大怪獣。その死体が国家を危機に陥れるとしたら……。前代未聞の「あとしまつ」を描く空想特撮エンターテイメント。監督・脚本は『時効警察』シリーズや、「転々」「俺俺」の三木聡。松竹と東映が創立以来、初タッグを組んだ共同幹事・配給作品。大怪獣の死体のガス爆発を止めるべく究極の難題に挑む特務隊員・帯刀アラタに山田涼介。彼を見守る環境大臣秘書官・雨音ユキノを土屋太鳳、総理秘書官として暗躍する雨音正彦を濱田岳、元・特務隊で爆破のプロであるブルース(本名:青島涼)をオダギリジョー、そして内閣総理大臣・西大立目完に西田敏行。特撮監督は「仮面ライダー」シリーズの佛田洋。大怪獣の造形は「平成ゴジラ」や「ウルトラマン」シリーズの若狭新一が手掛ける。また、VFXプロデューサーを「男たちの大和/YAMATO」などの野口光一が務め、特撮映画のドリームチームが実現した。
  • 劇場版 アーヤと魔女

    制作年: 2020
    『ハウルの動く城』のダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童小説を原作に、宮崎駿が企画を担当したスタジオジブリ初のフル3DCGアニメ。NHKで放送されたバージョンに新規カットを追加して劇場公開。魔女の家に引き取られた孤児の少女アーヤの奮闘を描く。声の出演は「水上のフライト」の平澤宏々路、「ヤクザと家族 The Family」の寺島しのぶ、「ミッドウェイ」の豊川悦司、「おらおらでひとりいぐも」の濱田岳。監督は「コクリコ坂から」の宮崎吾朗。
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