斎藤工 サイトウタクミ

  • 出身地:東京都
  • 生年月日:1981/08/22

略歴 / Brief history

東京都の生まれ。日本学園高校在学中から“TAKUMI”の名でモデルとして活動。高校卒業後に、山川直人監督「時の香り/リメンバー・ミー」01のプロデューサーにスカウトされ、ヒロイン・吹石一恵が時を超えて無線で心を通わせる相手の優二役で俳優デビューを飾る。その後、テレビ朝日『逮捕しちゃうぞ』02、WOWOW『愛と資本主義』03などのテレビドラマを経て、羽住英一郎監督「海猿」04に、海上保安官の田所慎二役で出演。連続ドラマ版の『海猿』05にも続けて出演した。2005年の河崎実監督「兜王ビートル」では、クワガタと人間を融合した破壊王ディザスターで悪役にも挑戦して強烈なインパクトを残し、ほかにも「ヅラ刑事」06、「ロボゲイシャ」09などのB級テイストな映画や、OV『BOYS LOVE』06、三原光尋監督「スキトモ」07など同性愛をテーマにした作品にも出演するなど、ジャンルを問わない活躍を見せる。また、ジャッキー・チェン主演の「新宿インシデント」09、韓国のキム・ジョンフンとW主演をつとめた武正晴監督「カフェ・ソウル」09など、海外とのコラボレーションにも積極的に参加した。テレビドラマでも、NHK『風の果て』07、『フルスイング』08、テレビ東京『BOYSエステ』07などを経て、08年のNHK時代劇『オトコマエ!』で主役の武田信三郎を好演。翌年には続編も作られ、その存在がクローズアップされた。以後もフジテレビ『不毛地帯』09、NHK『チェイス・国税査察官』『ゲゲゲの女房』10などに重要な役で起用され、映画も堤幸彦監督「20世紀少年/最終章・ぼくらの旗」09、山崎貴監督「SPACE BATTLESHIP ヤマト」10などの大作に相次いで出演。TBS『クロヒョウ・龍が如く新章』10、テレビ東京『最上の命医』11と主演ドラマも続く。ミュージカル『テニスの王子様』05や、『空飛ぶジョンと萬次郎』『THE FAMILY/絆』07、『醜男』10など舞台出演も多く、08年には波岡一貴、福士誠治らとともに演劇ユニット“乱/Run”を結成している。

斎藤工の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 少年と犬(2025)

    制作年: 2025
    馳星周の直木賞受賞作を、高橋文哉&西野七瀬のダブル主演で映画化。震災から半年後の宮城県仙台市。職を失った青年・和正は、同じく震災で飼い主を亡くした一匹の犬・多聞と出会う。瞬く間に和正や家族に懐く多聞だったが、常に西の方角を気にしていた……。監督は「春に散る」の瀬々敬久。「冬薔薇(ふゆそうび)」の伊藤健太郎、「映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の伊原六花が共演。
  • 新幹線大爆破(2025)

    制作年: 2025
    高倉健主演、佐藤純彌監督の1975年公開の東映映画を、「シン・ゴジラ」の樋口真嗣監督がメガホンをとり、現代版として新たに映画化。主人公の高市を草彅剛が演じる。
  • 碁盤斬り

    制作年: 2024
    草なぎ剛を主演に迎え、白石和彌が初挑戦した時代劇。身に覚えのない罪により、故郷・彦根藩を追われて娘の絹と二人、江戸の貧乏長屋暮らしを送る実直な浪人・柳田格之進。ある日、旧知の藩士から我が身に起こった冤罪事件の真相を聞いた格之進と絹は、復讐を決意する。共演は「1秒先の彼」の清原果耶、「ブラックナイトパレード」の中川大志。古典落語『柳田格之進』を元にした小説『碁盤斬り 柳田格之進異聞』を原作に、作者の加藤正人自身が脚本を執筆した。
  • カミノフデ ~怪獣たちのいる島~

    制作年: 2024
    「ゴジラ」シリーズや「大怪獣ガメラ」などに参加し怪獣造形の礎を築いた、怪獣造形界のレジェンド・村瀬継蔵が総監督を務めた特撮ファンタジー。特殊美術造形家・時宮健三の孫・朱莉と同級生の卓也は、健三が作ろうとしていた映画の世界に入り込む。村瀬総監督が1970年代に香港・ショウブラザーズに依頼され書き留めたプロットを基にしている。『仮面ライダー』シリーズや「蒲田行進曲」などの美術デザイナー・美術監督の高橋章がオリジナルコンセプトデザインを、数々の特撮映画に造形スタッフとして参加し「狭霧の國」ではメガホンを取った佐藤大介が特撮を、「ゴジラ」シリーズのデザイナー・西川伸司が怪獣ヤマタノオロチのデザインを担当。出演は、子役から活動している鈴木梨央、米津玄師作詞・作曲・プロデュースの『パプリカ』を歌ったFoorinのメンバー、楢原嵩琉ほか。
  • 大きな家

    制作年: 2024
    「14歳の栞」の竹林亮が監督、児童養護施設で暮らす子どもたちに密着したドキュメンタリー。家族ではないつながりの中で生活しながら、自分の運命と向き合い、葛藤し、未来に目を向けて成長していく子どもたちの姿を記録する。企画・プロデュースは俳優・監督の齊藤工。児童養護施設をたびたび訪れていた齊藤工が、配信などはせず劇場上映のみに限定し未成年者である出演者への誹謗中傷やプライバシーの侵害がないように配慮した「14歳の栞」の公開方法に触れたことから、本作の企画がスタートした。本作の配信やパッケージ化は予定されていない。
  • ザ・ゲスイドウズ

    制作年: 2024
    売れないパンクバンドが再起をかけて田舎に移住し、新曲を生み出してゆく姿を綴る音楽ドラマ。マネージャーから「田舎へ移住して曲を作れ」と最後のチャンスを与えられた“ザ・ゲスイドウズ”。村人たちと協力し合い生活するなか、ボーカルのハナコに転機が訪れる。出演は「NN4444」の夏子、多国籍バンドALIの今村怜央、ビジュアル系エアーバンド、ゴールデンボンバーの喜矢武豊、プロデューサー等としても活躍するRocko Zevenbergen、「辰巳」の遠藤雄弥。監督は「悪魔がはらわたでいけにえで私」の宇賀那健一。第25回 東京フィルメックス(2024)特別招待作品。