松田悟志 マツダサトシ

  • 出身地:大阪府大阪市
  • 生年月日:1978/12/16

略歴 / Brief history

大阪府大阪市の生まれ。本名・益田知紀。1998年、“第11回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト”で最終選考まで残ったのを機に芸能界入り。翌99年に三池崇史監督に見出され、WOWOWのドラマ『天然少女萬 NEXT/横浜百夜篇』に本名で出演する。同作の現代に生きる妖艶なヴァンパイア・サトシの役名にちなんで、芸名を“松田悟志”とし、2002年のテレビ朝日『仮面ライダー龍騎』に出演。恋人を救うためにライダーとなった仮面ライダーナイトこと秋山蓮役で、幅広い世代の人気を獲得する。同年、その劇場版「仮面ライダー龍騎/EPISODE FINAL」で映画初出演も飾る。04年は、琉球拳法の達人に扮した千葉誠治監督「メシア・伝えられし者たち」、強制的に謎のバトルに参加させられる格闘家役で初主演した竹田直樹監督「疾風/HAYATE」とアクションものが続いたが、松村清秀監督「一生の?お願い」05ではコミカルな一面も開拓し、東野圭吾原作、佐野智樹監督の「変身」05ではミステリアスな存在感を発揮して内面の演技も磨く。その後も、ナチュラルな関西弁を巧みに操り、軽薄で好色な名家の子息を好演した金田敬監督「春琴抄」08、部下の命を優先する隊長に楯突く正義感あふれるレスキュー隊員を熱演した水田伸生監督「252・生存者あり」08、ケータイ小説からそのまま抜け出たような男性像を難なく体現する「やさしい旋律」08、積年の恨みから悪魔に魂を売る謎めく存在を妙演した佐々木詳太監督「神様ヘルプ!」10などのさまざまな作品で、器用さを覗かせた。テレビドラマでは、04年のテレビ東京『ヴァンパイアホスト』に主演。デビュー作とは打って変わり、正体を隠して吸血鬼コスプレのホストクラブに勤めるユニークなヴァンパイア役で、二枚目半のとぼけた味わいを醸し出した。ドラマの出演作はほかに、テレビ朝日『恋は戦い!』03、TBS『虹のかなた』04、『スマイル』09、フジテレビ『冬の輪舞』05、テレビ東京『ケータイ捜査官7』08、NHK『龍馬伝』『てっぱん』10など。『アンラッキーパンプキンズ』06、『人生最良みたいな~1日』07などの舞台もあり、近年は趣味が高じて釣り番組にも出演している。

松田悟志の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 大きな古時計 劇場版

    制作年: 2022
    19世紀のアメリカ合衆国を代表する音楽家ヘンリー・クレイ・ワークによって作曲された「大きな古時計」の誕生にまつわる逸話を映画化。亡くなった両親が経営していた海辺の小さなホテルを継いだ兄弟と、ホテルを訪れた一人の女性が織り成すラブストーリー。2006年にネットシネマ(日本初の動画配信サービス)で配信されたドラマ作品に追加撮影を行い、16年を経て劇場版とした。主人公の兄・西野耕平を「牙狼 GARO 月虹ノ旅人」の松田悟志、弟の雅也を『サヨナラまでの30分』の藤沢大悟、ヒロインの相川彩華を「夜、鳥たちが啼く」の松本まりかが演じた。英語詩の主題歌「大きな古時計」を、ジョンテとエリアンナによる初デュエットでカバー。川島ケイジが「序曲」、観月.が「月になる」などのオリジナル曲を提供し、谷口尚久が書き上げたエンディングテーマ「RIGHT NOW」を川畑要(CHEMISTRY)が熱唱するなど、豪華な音楽映画が完成した。
  • HE-LOW THE FINAL ヒーロゥ ザ・ファイナル

    制作年: 2022
    ウルトラマン&仮面ライダーの二大シリーズでヒーローを演じた高野八誠が手掛けた特撮映画シリーズ第3弾となる完結編。スーパーヒーローに変身し、悪と戦い続けてきた高海智、赤城修介、本岡博。それぞれに問題を抱えた3人は、再び輝きを取り戻せるのか。出演は『ウルトラマンガイア』の吉岡毅志、『ウルトラマンZ』の青柳尊哉、『仮面ライダー龍騎』の須賀貴匡。
  • 牙狼 GARO 月虹ノ旅人

    制作年: 2019
    人間の邪心に取りつく魔獣“ホラー”と戦う黄金騎士ガロの活躍を描いた人気アクションシリーズの劇場版。黄金騎士ガロの称号を受け継ぐ冴島雷牙の前に、白き仮面の男・白孔が出現。その術にかかったマユリを救うため、雷牙は不思議な列車に乗り込むが……。出演は「轢き逃げ 最高の最悪な日」の中山麻聖、『夫のちんぽが入らない』の石橋菜津美、「天空の蜂」の松田悟志。監督はシリーズの生みの親・雨宮慶太が務める。
  • 天空の蜂

    制作年: 2015
    『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞、現代を代表するミステリー作家・東野圭吾が1995年に発表した同名小説を、「20世紀少年」シリーズなどのヒットメーカー、堤幸彦監督が映画化。全長34メートル・総重量25トンものヘリコプターが子供を乗せたままハイジャックされ原子力発電所上空で静止、全ての原発破棄が要求されるという史上最悪のテロに立ち向かう男たちを描く。ヘリに取り残された子供の父である超巨大ヘリの設計士を「るろうに剣心」シリーズの江口洋介が、原子力発電所の設計士を「おくりびと」の本木雅弘が、事件解決の鍵を握る女性を「TRICK」シリーズの仲間由紀恵が、ヘリを奪った謎の男を「そこのみにて光輝く」の綾野剛が演じる。
    70
  • グランドシネマ 坂東玉三郎 日本橋

    制作年: 2014
    2012年12月に上演された坂東玉三郎特別公演『日本橋』を映画化。歌舞伎役者としてだけでなく近代劇や映画など幅広い分野を手がける坂東玉三郎が、長年に渡り多くの舞台に携わってきた齋藤雅文とともに泉鏡花の名作を演出。日本橋の花柳界を舞台に、正反対の性格の二人の芸者と姉のおもかげを追う医学士、腐れ縁の情夫という4人の男女が織りなす人間模様を、泉鏡花ならではの美しさを大切にしながら描く。意地が命の芸者・お孝を坂東玉三郎が25年ぶりに演じるほか、「カミハテ商店」「花物語」の高橋惠子、「一生の?お願い」「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」の松田悟志、「透光の樹」「サード」の永島敏行らが出演。
  • メサイア

    制作年: 2011
    ドラマCD、高殿円による小説『メサイア 警備局特別公安五係』、日吉丸晃による漫画連載を経て実写映画化された少年スパイ・サスペンス。監督は、「デスノート」の金子修介。出演は、「ポールダンシングボーイ☆ず」の荒井敦史、「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」の井上正大、「魔法少女を忘れない」の高橋龍輝。