佐々木蔵之介 ササキクラノスケ

  • 出身地:京都府京都市
  • 生年月日:1968/02/04

略歴 / Brief history

京都府京都市の生まれ。本名・佐々木秀明。神戸大学農学部在学中の1990年、劇団“惑星ピスタチオ”の旗上げに参加し、大学卒業後は広告代理店に就職もしたが演劇活動は並行して行ない、2年半で会社は辞めて、客演なども含め関西を拠点に同劇団の看板俳優として活躍を続ける。98年に劇団を退団。翌99年のTBS『天国に一番近い男』でテレビドラマに初出演し、2000年のNHK連続テレビ小説『オードリー』で演じた時代劇スターの役で注目される。以降も、TBS『ハンドク!!!』01、『Mの悲劇』05、NHK『東野圭吾ミステリー・悪意』01、『風林火山』07、フジテレビ『美女か野獣』『白い巨塔』03、『離婚弁護士』04・05、『医龍/Team Medical Dragon』06~10、『鹿男あをによし』08、テレビ朝日『下北サンデーズ』06、日本テレビ『バンビ~ノ!』07、『斉藤さん』08など、多くのテレビドラマで印象的な好助演を重ねた。映画は、02年のオムニバス「Jam Films」の堤幸彦監督篇「HIJIKI」で初出演し、ひじき嫌いの立て籠り犯をペーソス豊かに巧演。村上正典監督「電車男」05、本広克行監督「サマータイムマシン・ブルース」05などを経て、06年の森田芳光監督「間宮兄弟」では、仲の良い弟との快適な暮らしを優先するあまり恋愛には不器用な兄を快演して初主演を飾った。森田監督「椿三十郎」07では、黒澤明監督のオリジナル版で小林桂樹が演じた敵方の飄々とした侍を、内田けんじ監督「アフタースクール」08では、巧妙なプロットを的確に代弁する謎の探偵を、堤監督「20世紀少年」三部作08~09では、終幕に向けて存在感を増す“フクベエ”をそれぞれ力演した。近年は、部下の信頼も厚い主人公の刑事を好演するTBS『ハンチョウ・神南署安積班』シリーズ09~のほか、テレビ朝日『ギラギラ』08、『秘密』10、NHK『チャレンジド』09などドラマでの主演作が続く。05年に起ち上げた演劇ユニット“Team申”の公演など、舞台でも精力的に活動。

佐々木蔵之介の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 映画 マイホームヒーロー

    制作年: 2024
    大ヒットコミック『マイホームヒーロー』原作による連続TVドラマの完結編となる劇場版。娘の彼氏を殺した父は、命がけで罪を隠し通した。だが7年後、山中に埋めた死体が発見される。警察は捜査に乗り出し、半グレ犯罪組織は死体とともに消えた10億円を追っていた。TV版に続き、佐々木蔵之介、齋藤飛鳥、高橋恭平、木村多江が出演。新キャストとして「犬王」などの人気声優・津田健次郎、「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」の宮世琉弥らが参加。監督はTV版の監督を務めた青山貴洋。
  • ゴジラ-1.0/C

    制作年: 2023
    「永遠の0」の山崎貴が監督・脚本・VFXを手がけたゴジラ70周年記念作品「ゴジラ-1.0」のモノクロ映像版。様々なマットを駆使しカット単位で調整、撮影されたデータに潜んでいた質感や風景のディテールを発掘し、より怖くリアルなゴジラを浮かび上がらせる。
  • ゴジラ-1.0

    制作年: 2023
    ゴジラ70周年記念作品、実写版30作目。舞台は戦後の日本。何もかもを失い、「無(ゼロ)」になった焦土に突如としてゴジラが上陸。その脅威的な力で日本を「負(マイナス)」に叩き落とそうとする。戦争を生き延びた人々の新たな闘いが始まる。監督・脚本・VFXは山崎貴。主演は神木隆之介、ヒロインに浜辺美波。第1作「ゴジラ」(1954年)と同じく11月3日に公開。山崎貴監督と白組のVFX技術が高く評価され、2024年3月11日(日本時間)、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞。日本映画の同部門受賞は史上初。
    85
  • シャイロックの子供たち

    制作年: 2023
    池井戸潤の同名小説を「死刑にいたる病」の阿部サダヲを主演に迎え、小説と展開が異なる完全オリジナルストーリーで映画化。東京第一銀行の小さな支店で現金紛失事件が発生する。ベテランお客様係の西木は、部下の北川、田端とともに事件の真相を探るが……。監督は、「空飛ぶタイヤ」の本木克英。出演は、「昼顔」の上戸彩、「パラレルワールド・ラブストーリー」の玉森裕太。
  • 嘘八百 なにわ夢の陣

    制作年: 2023
    中井貴一×佐々木蔵之介W主演によるコメディ「嘘八百」シリーズの第3弾。大物狙いで空振りばかりの目利き古美術商・小池則夫と、うだつの上がらない陶芸家・野田佐輔。そんな骨董コンビの前に一攫千金のお宝が現れる。それは太閤秀吉の幻の茶碗「鳳凰」であった。共演は、関ジャニ∞の安田章大、「窓辺にて」の中村ゆり。監督は前2作に続き、武正晴が担当する。
  • 峠 最後のサムライ

    制作年: 2020
    司馬遼太郎のベストセラー小説『峠』の初映画化。慶応3年、大政奉還により徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍と西軍に二分していく。戊辰戦争が勃発すると、越後長岡藩の家老・河井継之助は民の暮らしを守るため、いずれにも属さない武装中立を目指すが……。監督・脚本は、「蜩ノ記」の小泉堯史。出演は、「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」の役所広司、「ラストレター」の松たか子。