ジャンヌ・モロー

  • 出身地:フランス、パリ
  • 生年月日:1928年1月23日
  • 没年月日:2017年7月31日

略歴 / Brief history

フランス・パリ生まれ。18歳で女優になる決心をし、48年に国立劇場コメディ・フランセーズの最年少女優として舞台デビュー。同年に映画にも初主演し、「死刑台のエレベーター」(58)、「突然炎のごとく」(61)などヌーヴェル・ヴァーグの監督たちと組んだ作品で、一躍脚光を浴びる。60年の「雨のしのび逢い」ではカンヌ映画祭主演女優賞を獲得。悪女に扮した「エヴァの匂い」(62)でも圧倒的な存在感を見せつけた。70年代後半からは監督業にも進出、私生活ではジャン=ルイ・リシャール、ウィリアム・フリードキンらと結婚し、後に離婚。以降も情熱的な恋多き女として知られている。2017年7月31日パリの自宅にて死去。享年89歳。

ジャンヌ・モローの関連作品 / Related Work

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  • 天使の入江

    制作年: 1963
    人生に潜む冷淡で皮肉な側面を見つめたジャック・ドゥミ監督の長編第2作。パリで銀行員として働くジャンは、初めて訪れたカジノで大金を得る。以来、ギャンブルに取り憑かれた彼は、ブロンド女性・ジャッキーと意気投合し、共にのめり込んでいく。WOWOWにて放映後、アンスティチュ・フランセ東京で開催された特集企画『ジャック・ドゥミ、映画の夢』にて上映(上映日:2014年9月20日)。2017年7月22日より特集企画『ドゥミとヴァルダ、幸福についての5つの物語』にて劇場上映。【スタッフ&キャスト】監督・脚本・台詞:ジャック・ドゥミ 撮影:ジャン・ラビエ 音楽:ミシェル・ルグラン 編集:アンヌ=マリー・コトレ 出演:ジャンヌ・モロー/クロード・マン/アンリ・ナシエ/ポール・ゲール
    90
  • 家族の灯り

    制作年: 2012
    ポルトガルの作家ラウル・ブランダンの戯曲を基に「ブロンド少女は過激に美しく」のマノエル・デ・オリヴェイラ監督が映画化。小さな港町を舞台に、失踪した息子の帰りを待ちわびる父と母、妻の姿を描く。出演は「楽園からの旅人」のマイケル・ロンズデール、「ブーベの恋人」のクラウディア・カルディナーレ、「突然炎のごとく」のジャンヌ・モロー、「永遠の語らい」のレオノール・シルヴェイラ、「ブロンド少女は過激に美しく」のリカルド・トレパ、「ノン、あるいは支配の空しい栄光」のルイス・ミゲル・シントラ。
  • クロワッサンで朝食を

    制作年: 2012
    エストニアからパリにやってきた家政婦と、高級アパルトマンに住む孤独な老婦人との心の交流を綴るヒューマンドラマ。出演は「死刑台のエレベーター」「突然炎のごとく」のジャンヌ・モロー、エストニア出身のライネ・マギ、「この胸のときめきを」のパトリック・ピノー。監督は本作が劇場用長編デビューとなるイルマル・ラーグ。
    65
  • それぞれのシネマ「3分間」

    制作年: 2007
    『あなたにとって映画館とは』をテーマに、世界の名匠たちが【3分間】で撮ったオムニバスの一遍。カンヌ国際映画祭の60回目の開催を記念し製作された。
  • ぼくを葬る(おくる)

    制作年: 2005
    余命3カ月と宣告された青年が自らの死とまっすぐに向き合う様を描いたドラマ。監督・脚本は「ふたりの5つの分かれ路」のフランソワ・オゾン。撮影は「8人の女たち」などでオゾンと組むジャンヌ・ラポワリー。出演は「ル・ディヴォース/パリに恋して」のメルヴィル・プポー、「デュラス 愛の最終章」のジャンヌ・モロー、「ふたりの5つの分かれ路」「ミュンヘン」のヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、「夜風の匂い」のダニエル・デュヴァル、「グレースと公爵」のマリー・リヴィエール、これが長編映画デビューとなるクリスチャン・センゲワルト。
  • 銀幕のメモワール

    制作年: 2001
    第2次大戦と共に消息を絶った銀幕スターの恋人の記憶を描いたラヴ・ストーリー。監督・脚本は「スローガン」のピエール・グランブラ。撮影は「ノー・マンズ・ランド」のウォルター・ヴァンデン・エンデ。音楽は「ショコラ」のガブリエル・ヤーレ。出演は「デュラス 愛の最終章」のジャンヌ・モロー、「スズメバチ」のブノワ・マジメル、「TAXi」シリーズのマリオン・コティヤール、国民的なシャンソン歌手のミシェル・ジョナズほか。