北川景子 キタガワケイコ

  • 出身地:兵庫県神戸市
  • 生年月日:1986/08/22

略歴 / Brief history

兵庫県神戸市の生まれ。高校生の時、スカウトをきっかけに地元神戸のモデル事務所に所属。2003年にミスSEVENTEENに選ばれ、上京。TBSの実写ドラマ版『美少女戦士セーラームーン』の火野レイ(セーラーマーズ)役で女優デビューして、本格的な芸能活動を始める。04年にスターダストプロモーションに移籍後、翌05年にはハリウッド映画の「ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT」に出演。初めて海外に渡り、ハリウッドでの撮影に参加した。同作が公開された06年には、森田芳光監督「間宮兄弟」、後藤憲治監督「水に棲む花」など出演映画が続々公開。初主演映画となった井上春生監督「チェリーパイ」もこの年だった。翌07年には2作目の主演映画である両沢和幸監督「Dear Friends」も公開。孤独な女子高生・リナを演じた。同年、片山修監督「ヒートアイランド」に出演。片山とはテレビ朝日の金曜ナイトドラマ『モップガール』07でも組み、初の主演ドラマとなった後者で期待の若手女優としての地位を確実なものとしていった。以後も、本橋圭太監督「ハンサム★スーツ」08などの映画や、フジテレビのドラマ『太陽と海の教室』08、『ブザー・ビート/崖っぷちのヒーロー』09でのヒロイン役など、若い元気さや華やかさを活かした役を次々と担っていく。10年の藤沢周平原作、中西健二監督「花のあと」では、初めての時代劇、なおかつ腕の立つ女剣士という難役に挑み、凛々しい一面を見せた。磯村一路監督「瞬/またたき」10では、恋人を失ってPTSDになってしまった主人公・園田泉美が立ち直っていく姿を演じる。緒方明監督「死刑台のエレベーター」10では美容師の松本美加代役。フランス映画の名作を日本人キャストでリメイクした同作では、人を殺してしまった恋人の警官と逃亡する破滅的な様が鮮烈だった。人気漫画の映画化である、新城毅彦監督「パラダイス・キス」11では、ひょんなことからモデルになった女子高生・早坂紫役。少女漫画ファンの憧れのキャラクターをファッショナブルに演じてみせる。TBS『LADY/最後の犯罪プロファイル』11ではプロファイラー・香月翔子役でゴールデンタイムの主役という重責を背負った。

北川景子の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 後編

    制作年: 2023
    武内直子原作の漫画『美少女戦士セーラームーン』のシリーズ最終章“シャドウ・ギャラクティカ編”をアニメ化した劇場版二部作の後編。セーラー戦士たちは、突如現れたセーラーギャラクシアに力の源であるセーラー・クリスタルを奪われ、次々と消されていく。監督は、「世界一初恋 プロポーズ編」の高橋知也。声の出演は、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の三石琴乃、「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」の野島健児、「名探偵コナン 黒鉄の魚影」の林原めぐみ。
  • ラーゲリより愛を込めて

    制作年: 2022
    辺見じゅんのノンフィクション『収容所から来た遺書』を二宮和也主演で映画化。第二次世界大戦終結後、シベリアの強制収容所(=ラーゲリ)に抑留され、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、生きることを諦めず、仲間たちを励まし続けた山本幡男の半生を描く。共演は「大河への道」の北川景子、「流浪の月」の松坂桃李、「桜のような僕の恋人」の中島健人。監督は「とんび」の瀬々敬久。
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  • それいけ!アンパンマン ドロリンとバケ~るカーニバル

    制作年: 2022
    1988年10月のTVアニメ放映開始、1989年3月の劇場版公開以来、昭和、平成、令和と3つの時代を通じて日本中に「愛と勇気」を届けてきたみんなのヒーロー、アンパンマンのシリーズ33作目となる劇場映画最新作。今回の舞台は、どんなものにも変身できる、かわいくて愉快なオバケたちの街の楽しいお祭り<バケールカーニバル>。ばいきんまんから楽しいバケールカーニバルを守るため、アンパンマンたちが大活躍する。ゲスト声優は、変身が苦手なオバケの男の子・ドロリン役を北川景子、オバケタウンの町長と側近役を人気お笑いトリオ・ジャングルポケットが担当。楽しい歌や踊りもいっぱい、ひとつの勇気がみんなの笑顔になる大冒険の物語。
  • 大河への道

    制作年: 2022
    中井貴一が立川志の輔の新作落語に感動して映画化を企画、主演を務めた人情喜劇かつ、新・歴史エンタテインメント。市役所の観光振興に勤しむ面々が、日本地図を初めて作った郷土の偉人「伊能忠敬」を主人公にした大河ドラマを開発するが、200年前の驚愕の事実を発見してしまう。総務課主任・池本を中井貴一が演じ、観光課の課長・小林に北川景子、池本のお調子者の部下・木下に松山ケンイチなど、NHK大河ドラマの主役級を集めた配役が笑いのツボをくすぐる。また、過去に伊能忠敬を演じた橋爪功がベテラン脚本家を演じている。さらに、岸井ゆきの、和田正人、西村まさ彦、平田満、草刈正雄などの実力派が、中井、北川、松山とともに<令和の現代劇>と<江戸の時代劇>を一人二役で演じ分ける趣向も。歴史のヒーローを描くはずが、市井の人々が掘り起こした秘密とは……。そこには、涙なしには語れない感動のドラマがあった。
  • ファーストラヴ(2021)

    制作年: 2021
    島本理生による第159回直木賞受賞作を「十二人の死にたい子どもたち」の堤幸彦監督が北川景子主演で映画化。女子大生・聖山環菜が父親殺しの容疑で逮捕された。事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、義理の弟で弁護士の庵野迦葉とともに面会を重ねるが……。共演は「水曜日が消えた」の中村倫也、「記憶屋 あなたを忘れない」の芳根京子、「最初の晩餐」の窪塚洋介。
  • キネマの神様

    制作年: 2020
    松竹映画100 周年を記念した、山田洋次監督による人間ドラマ。助監督として撮影に明け暮れる青春を送ったゴウだったが、今ではすっかりダメ親父となっている。半世紀前にゴウが監督するはずだった映画の脚本が出てきたことから、彼とその家族は再び動き始める。志村けんの逝去を受け、新型コロナウイルス感染症の肺炎により亡くなった、志村けんが務める予定だった主人公のゴウ役を、志村の遺志を継ぎ沢田研二が演じる。また、若き日のゴウを菅田将暉が、妻の淑子とその若き日をそれぞれ宮本信子と永野芽郁が演じている。原作は、原田マハの同名長編小説。
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