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- グレース・ケリー
略歴 / Brief history
アメリカ・フィラデルフィア生まれ。18歳で女優になる決心をし、51年に映画デビュー。この初出演作を見たスタンリー・クレイマー監督によって「真昼の決闘」(52)のヒロインに抜擢され、その後は「裏窓」(54)や「泥棒成金」(55)などのヒッチコック映画で注目を浴びる。彼女の気品のある美しさはハリウッドでも異彩を放ち、一方ではアル中の夫と暮らす人妻を演じた「喝采」(54)ではその演技も高く評価され、アカデミー主演女優賞を受賞。55年のカンヌ国際映画祭でモナコ公国のレーニエ国王と知り合い、翌年結婚。その後も映画界から復帰の話が舞い込んだが実現せず、交通事故で53歳の生涯を閉じるまで、モナコのファースト・レディとして国を支えた。
グレース・ケリーの関連作品 / Related Work
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私は、マリア・カラス
制作年: 2017伝説的オペラ歌手マリア・カラスの人生を未完の自叙伝や封印されたラブレター、未公開映像などから紐解くドキュメンタリー。スキャンダルやバッシングの中でも歌い続ける“カラス”と、一人の女性として愛を切望する“マリア”の姿を彼女自身の言葉と歌で綴る。監督は、本作が初長編となるトム・ヴォルフ。朗読を「永遠のマリア・カラス」でカラスを演じたファニー・アルダンが務める。100点 -
マリア・カラスの真実
制作年: 2007華やかな成功とスキャンダルに彩られたオペラ界の伝説の歌姫マリア・カラスの人生を追ったドキュメンタリー。その生い立ちから成功をつかむまで、オペラ界のディーバとして君臨する栄光の時代、個性的な美貌とファッション、ゴシップの数々、そして孤独な晩年まで、本人の言葉やアーカイヴ映像と共にその足跡をたどる。製作・監督・撮影はドキュメンタリー作家のフィリップ・コーリー。出演はマリア・カラスのほか、指揮者セラフィン、カラヤン、映画監督のルキーノ・ヴィスコンティ、ピエル・パオロ・パゾリーニ、グレース・ケリー、海運王オナシス、ジャクリーン・ケネディ、そしてカラスの元夫であるジョヴァンニ・バッティスタ・メネギーニなど。《トスカ》《ノルマ》《カルメン》など20曲以上の歌声も、舞台映像と共に聴くことができる。1923年12月2日、ニューヨークでギリシャ系移民の子として生まれたマリア・カラスは、幼い頃、母に歌の才能を見出され、ギリシャへ移住、アテネ音楽院に入学する。17歳の時、スッペのオペレッタ《ボッカチオ》でプロ・デビューを果たし、オペラ歌手としての人生をスタート。その卓越した歌唱力と演技力、そして40キロに及ぶダイエットで美貌をも手に入れ、美と才能を兼ね備えたスター歌手として華々しい道を歩む。数々の恋も話題を呼び、スキャンダルが絶えないカラスであったが、オナシスとの恋が終わった晩年は孤独な日々を送った。1977年9月16日、パリにて没する。享年53。 -
グレース・ケリー 公妃の生涯
制作年: 1987今なお語り継がれている伝説の女優、グレース・ケリーの生涯を綴ったドキュメンタリー。幼少期からハリウッド女優になるまで、そしてモナコ大公・レーニエ3世と恋に落ち、プリンセスになるまでの姿を、当時の映像やインタビューなどから追う。【スタッフ&キャスト】監督・製作・脚本:ジーン・フェルドマン 製作・脚本:シュゼット・ウィンター 出演:グレース・ケリー -
上流社会
制作年: 195641年に、映画化されたことのあるフィリップ・バリーの戯曲“フィラデルフィア物語”の今回はミュージカル化。脚色は日米合作映画「八月十五夜の茶屋」のジョン・パトリック、監督は「リリー」のチャールズ・ウォルターズ。撮影は「二世部隊」のポール・C・ヴォーゲル。主題歌はコール・ポーターが担当し新曲を10曲発表している。音楽監督は「巴里のアメリカ人」のジョニー・グリーンと「掠奪された七人の花嫁」のソール・チャップリン。出演は「夜は夜もすがら」のビング・クロスビー、「白鳥(1956)」のグレイス・ケリー、「黄金の腕」のフランク・シナトラ、先日客死したルイス・カルハーン、久方ぶりに登場のセレステ・ホルム、「争斗の丘」のジョン・ランド等。特別出演としてトランペット王ルイ・アームストロングと彼のシックス・コンビが出演。60点