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- ティルダ・スウィントン
略歴 / Brief history
イギリス・ロンドン生まれ。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで演劇を学び、80年代にデレク・ジャーマン監督と知り合って、彼の監督作「カラヴァッジオ」(86)で映画デビューした。94年にジャーマン監督が亡くなるまで、その作品の常連女優となる。彼らのコンビ作である「エドワードⅡ」(91)でヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞。また400年生きる貴族の青年を演じた「オルランド」(92)によって国際的にも注目され、ハリウッドに進出。「フィクサー」(07)ではアメリカとイギリスのアカデミー賞で助演女優賞を獲得。『ナルニア国物語』シリーズ(05‐)の白の魔女役でも知られる。
ティルダ・スウィントンの関連作品 / Related Work
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア
制作年: 2024ヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いたペドロ・アルモドバルのヒューマンドラマ。重い病に侵され、安楽死を望むマーサは、再会した親友イングリッドに、隣の部屋で最期の時を共に過ごしてほしいと懇願。こうして、マーサとイングリッドの短い数日間が始まる。出演は「フィクサー」のティルダ・スウィントン、「アリスのままで」のジュリアン・ムーア。2024年10月28日より開催の第37回東京国際映画祭(2024)企画「ワールド・フォーカス 第21回ラテンビート映画祭 IN TIFF」にて上映。 -
アステロイド・シティ
制作年: 2023ウェス・アンダーソンが豪華キャストを迎えて贈るコメディ。1955年。隕石が落下してできた巨大なクレーターが観光名所となった砂漠の街アステロイド・シティ。5人の天才児とその家族を招いて科学の祭典を開催中のこの街で、思わぬ騒動が巻き起こる。出演は「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」のジェイソン・シュワルツマン、「ブラック・ウィドウ」のスカーレット・ヨハンソン、「エルヴィス」のトム・ハンクス。 -
エターナル・ドーター
制作年: 2022ティルダ・スウィントンが一人二役ですれ違う母娘を演じたミステリー。年老いた母ロザリンドを連れて人里離れたホテルを訪れた映画監督のジュリー。彼女は謎めいたこの場所で、母についての映画を作ろうとするが、やがて母の隠された秘密が明らかになり……。マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門にも出品された。 -
アラビアンナイト 三千年の願い
制作年: 2022「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のジョージ・ミラー監督の長篇10作目となる壮大なファンタジー。3000年もの間、幽閉されていた孤独な魔人と、見果てぬ夢を追い求める女性学者とがイスタンブールで出会い、時空を超えた魂の旅に出る。イスラムの説話集『アラビアンナイト』をモチーフに、圧倒的な造形美と絢爛たる色彩美のアラベスクが、愛の神秘、狂気と欲望の世界へと観る者を誘う。女性とのおしゃべりが大好きな優しい魔人〈ジン〉役に「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」「ビースト」のイドリス・エルバ。理性の塊のような学者アリシア役には「サスペリア」「MEMORIA メモリア」のティルダ・スウィントン。時にユーモラス、時にシリアスな演技で、名優二人が火花を散らす。 -
ギレルモ・デル・トロのピノッキオ
制作年: 2022「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督が「ファンタスティックMr.FOX」のアニメ監督マーク・グスタフソンと組み、名作童話をストップモーション・アニメで描く。木彫師ゼペットの心を癒すため、木で作られた操り人形に命が吹き込まれる。ピノッキオの声を新人グレゴリー・マンが、コオロギのセバスチャン・J・クリケットの声を「スター・ウォーズ」シリーズなどのユアン・マクレガーが、ゼペットじいさんの声を「ハリー・ポッター」シリーズのデヴィッド・ブラッドリーが担当。