L・クリスティ

L・クリスティの関連作品 / Related Work

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  • 偉大なるバレエの道

    制作年: 1965
    今世紀、ロシアの生んだ最高のプリマ・バレリーナ、ガリーナ・ウラーノワとマイヤ・プリセツカヤの二人の芸術を記録した作品。第一部はガリーナ・ウラーノワ、第二部はマイヤ・プリセツカヤを描く。第一部のスタッフは監督V・カタヤン、脚本V・コミサルジェフキー、撮影A・ハフチン。第二部は監督L・クリスティとM・スラヴィンスカヤ、脚本B・リヴォフ・アノーヒン、撮影A・ハヴチンが各々担当している。
  • 大いなる楽園

    制作年: 1959
    この映画は、日本で初めて公開されるキネラマ作品で、ソ連の観光を紹介するものである。キネラマとは、ソ連の映画界が開発した大型スクリーン・プロセスの呼び名で、正確にはキノパノラマと言う。シネラマと異る点は、三つの大画面の接続部分に出る線が特殊加工処理によって消してあること、サウンド・トラックが九本あることである。九本のトラックのうち一本はサウンドの移動コントロール用で、五本はスクリーン背後の五個のスピーカーに、他の三本は客席の周辺の十個のスピーカーに通じステレオ・サウンドを再生している。L・クリスティ、エス・ルンゲの脚本により、V・カタヤン、L・クリスティ、L・ベルネが共同で演出。ソビエト旅行は、先ず白夜の都レニングラードから始まる。観客がピエール大帝像、ペトロドボレス宮殿、巡洋艦オロール号の雄姿にひきこまれる頃、風景はウラル山脈へと移る。ここにはソ連最大の溶鉱炉を誇るマグニトゴルスクの町と、大人造湖がある。続いて、最大の産炭量を誇るドネツ川流域の炭田地帯、そして近代科学の殿堂アゼルバイジャンの海上油田都市へと移る。画面は突然、悠々たるヴォルガの流れに変り、観客の眼をみはらせる。河を遡って、スターリングラードのクイビシェフ大発電所へ--。旅行は北へ北へとすすめられ、北極と大流氷上の移動基地までやってくる。それに続くシベリヤの大森林地帯が眼前に広がる頃には、観客の胸にソ連の無限とも言うべき大きさが刻みこまれるのだ。やがてシベリヤの驚異ブラック人造湖へ。そしてモスクワでは冬の水泳が披露される。しばしの休憩の後、さらに旅行は続けられカザフスタンの大開拓地へとやってくる。モスクワの大農業博覧会。そしてカルパチア山脈とコーカサス山脈の雄大な姿へと移る。観客が詩情をそそられるころ、カメラは一転してソ連のニースとも言うべき観光地、黒海に臨む温泉と海水浴の町ソチに案内される。旅もそろそろ終りに近づき、観客はモスクワの観光客となる。クレムリン宮殿、赤い広場、ボリショイ劇場、文化公園、レーニン博物館、ガリーナ・ウラノワのバレエ「白鳥の湖」、世界青年祭等々。やがてモスクワの夜明けと共に、ロシア全土の大旅行も幕をとじるのである。ソボカラー・キネラマ。
  • モスクワ・ボリショイ・サーカス サーカスの芸人たち

      制作年: 1957
      先ごろ日本にもその一隊が来演した、ソ連国立ボリショイ・サーカスの、五千名に及ぶ団員をもって、次々と展開する妙技を、レニングラードとモスクワの実際公演のさい記録した記録映画。V・コミサルジェフキーとL・クリスティの台本にもとづきL・クリスティが監督し、I・グウトマン、P・ルサーノフ、V・ウォロンツォフの三人が撮影した。作曲はD・リヴォフ・コンパネーエツ。製作顧問にE・クズネツォフが加わり、日本語版解説財前和夫。空中サーカスに人工衛生や宇宙旅行の感じを現わしたものが多く目につき、ソ連最高の喜劇俳優を集めた道化役の演技からは、ロシア演劇の伝統がうかがえる。

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