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- カトリーヌ・ドヌーヴ
略歴 / Brief history
フランス・パリ生まれ。中等学校時代から大スターになることを夢見て、60年に本格的に映画デビュー。ロジェ・ヴァディム監督の「悪徳の栄え」(62)、ジャック・ドゥミ監督の「シェルブールの雨傘」(63)、ロマン・ポランスキー監督の「反撥」(65)、ルイス・ブニュエル監督の「昼顔」(66)などで大人の女として、また女優として開花していった。60年代後半には“世界最高の美女”として謳われ、ヴァデム監督やマルチェロ・マストロヤンニとの間に未婚のまま子供を設けるなど、恋多き女としても知られる。その後も「ヴァンドーム広場」(98)でヴェネチア国際映画祭女優賞受賞など、フランス映画界を代表するスター女優だ。
カトリーヌ・ドヌーヴの関連作品 / Related Work
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SPIRIT WORLD -スピリットワールド-
制作年: 2024日本で客死した老齢のフランス人歌手。生者とともに旅をする彷徨える彼女の魂の物語。監督はエリック・クー。出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、竹野内豊、堺正章ほか。2024年10月28日より開催の第37回東京国際映画祭(2024)企画「ガラ・セレクション」にて上映。 -
ベルナデット 最強のファーストレディ
制作年: 2023カトリーヌ・ドヌーヴが実在するカリスマ・ファーストレディを演じる、愛と人生を賭けた大逆転コメディ。メディア対応が壊滅的なため、ジャック・シラク大統領夫人としての仕事を与えられず居場所のないベルナデットは、かつて知事を目指していた宮殿職員のベルナールを参謀に復讐計画をスタートさせる。共演は「12か月の未来図」のドゥニ・ポダリデス、「天国でまた会おう」のミシェル・ヴュイエルモーズ。監督は本作で2024年セザール賞新人作品賞ノミネートのレア・ドムナック。 -
愛する人に伝える言葉
制作年: 2021フランスを代表する女優カトリーヌ・ドヌーヴと、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞したブノワ・マジメル共演によるヒューマンドラマ。癌を宣告された主人公とその母親が、限られた時間のなかで人生の整理をしながら、穏やかに死と対峙していく過程を見つめる。共演は「永遠のジャンゴ」のセシル・ド・フランス。監督は「太陽のめざめ」のエマニュエル・ベルコ。70点 -
ヘルムート・ニュートンと12人の女たち
制作年: 2020『VOGUE』誌をはじめとするファッション誌で女性を撮り続けたファッション・フォトグラファーの巨匠ヘルムート・ニュートンの生誕100年を記念し、その撮影の舞台裏を、彼にインスピレーションを与えた12人の女性たちの視点から捉え直したドキュメンタリー。シャーロット・ランプリングやイザベラ・ロッセリーニ、ハンナ・シグラなどといった女優たちや、米国版『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター、モデルのクラウディア・シファーらのインタビューを収録、ニュートンを鋭く批判した批評家スーザン・ソンタグとのTV討論のアーカイブ映像なども紹介する。90点