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生田斗真 vs ヤン・イクチュン「告白 コンフェッション」、本ポスタービジュアル公開
2024年4月15日『カイジ』の福本伸行が原作、『沈黙の艦隊』のかわぐちかいじが作画を手掛けたコミックを、生田斗真とヤン・イクチュンのW主演で、山下敦弘監督により映画化。死を覚悟して“告白”してしまった男と、それを聞いてしまった男が、吹雪に閉ざされた山小屋で迎える気まずい一夜を描いた「告白 コンフェッション」が、5月31日(金)より全国公開される。本ポスタービジュアルと場面写真が到着した。 本ポスタービジュアルには、両主演の目元アップが上下に据えられ、ヒロインを務める奈緒の姿も。さらに「主題歌:マキシマム ザ ホルモン」という表記の横が塗りつぶされ、「曲名は2024年4月末、とある人物が告白します。」となっているのも要チェック。白熱の攻防の果てに、主人公たちはどんな朝を迎えるのか? 想像の先を行くサバイバル劇に期待したい。 https://www.youtube.com/watch?v=DLIrTYRxUmU Story 大学山岳部OBで親友の浅井(生田斗真)とジヨン(ヤン・イクチュン)は、登山中に事故死したとされる元同級生・西田さゆりの17回忌に慰霊登山に出るも、吹雪で遭難。さらに脚に大怪我を負って死を覚悟したジヨンは、長く背負ってきた十字架を降ろすため、さゆりは自分が殺したのだと告白する。 その直後、目の前に山小屋が現れ、一命を取り留めた二人。明け方まで救助隊を待つ中で、浅井はジヨンの態度がおかしいと気づく。「あいつは告白したことを後悔している。俺を殺すかもしれない」。気まずい空気が流れ、ジヨンは狂気を孕んだ行動に及んでいく。そして攻防の末にある真実が浮かび上がり、二人は衝撃の朝を迎えることに──。 ©2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会 配給:ギャガ ▶︎ 福本伸行&かわぐちかいじの漫画を生田斗真×ヤン・イクチュンW主演で映画化。山小屋サスペンス「告白 コンフェッション」 -
「人間の境界」アグニエシュカ・ホランド監督のメッセージ動画と著名人コメント公開
2024年4月12日ベラルーシ政府がEUを混乱させる狙いで大量の難民をポーランド国境へ移送した非情な戦略を題材に、シリア人難民家族、支援活動家、国境警備隊員など翻弄される人々の運命を描き、2023年ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した「人間の境界」が、5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国順次公開。アグニエシュカ・ホランド監督のメッセージ動画、著名人のコメントが到着した。 https://www.youtube.com/watch?v=oKMRGQFpNSY 〈コメント一覧〉 難民という人間存在の究極の不条理。これが描けなければ映画芸術に意味はない、と考える監督の不退転の勇気が突き刺さる。 ──沼野充義(東京大学名誉教授・ロシア東欧文学者) 故郷を追われ、生きるために亡命するしかない難民たち。“国境越え”をはかる者、国境を守る者、難民たちを支援する者。本作は、この3つの視点から描かれる。移民にもなれず、ボーダーに潜伏、消耗しては命を落としていく漂流者たち。空爆や虐殺ではない、戦争が産むもうひとつの地獄絵図。それをアンジェ・ワイダを思わせるドキュメンタリーとフィクションの境界を越える手法で、ギリギリの“人間の境界線”を炙り出す。同時に、ウクライナやパレスチナの様に、国を追われた結果、新たな境界線が紛争の次なる火種ともなる事をも示唆する。難民問題は、もはやヨーロッパだけの出来事ではない。“緑の国境(Green Border:原題)”は、何処に引かれてもおかしくはない。 ──小島秀夫(ゲームクリエイター) 「私たちは二つの国の間で、ボールのように蹴りあわれた」──ベラルーシ・ポーランド国境をさまよった難民から、私が聞いた言葉が、そのままこの映画で再現されていた。 ──安田菜津紀(メディアNPO Dialogue for People 副代表/フォトジャーナリスト) これほど言葉にならない叫びと涙を堪えながら映画を観たことがなかった… あなたは壊れた世界のルールに従う側の人間ですか? それとも抗える人間ですか? ──キニマンス塚本ニキ(翻訳者・ラジオパーソナリティ) 国家に翻弄される難民たち=私たちと同じ生身の人間。ポーランド政府が隠したかった非道は日本でも小さなレベルだが起きている。そこにある現実は人間破壊だ。私たちの感性を鋭く問う問題作。スクリーンのこちら側には不条理な世界が広がっている。 ──有田芳生(ジャーナリスト) 生きようとして死んだ少年がいた。私のせいだと母親は叫んだ。だが、責任は、本当はどこにあるのか。この問いが何度も突き刺さってきた。 ──望月優大(ライター) 国民国家とそれを隔てる国境という虚構を巡って多くの悲劇が生まれ、人が死ぬ。それでもビートボックスとラップの輪とそれを飛び越える渡り鳥の向かう先に僅かな希望はある。 ──ダースレイダー(ラッパー) Story 「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入れる」という情報を信じ、幼い子どもを連れて祖国シリアを脱出した一家。しかし辿り着いた国境の森で待っていたのは、警備隊の非情な対応だった……。 ©2023 Metro Lato Sp. z o.o., Blick Productions SAS, Marlene Film Production s.r.o., Beluga Tree SA, Canal+ Polska S.A., dFlights Sp. z o.o., Česká televize, Mazovia Institute of Culture 配給:トランスフォーマー ▶︎ 人間が“兵器”となる国境の真実。アグニエシュカ・ホランド監督「人間の境界」 -
「アルプススタンドのはしの方」に続く〈高校演劇リブート企画〉の第2弾として、第44回四国地区高等学校演劇研究大会で文部科学大臣賞(最優秀賞)に輝いた徳島市立高等学校の演劇を映画化した「水深ゼロメートルから」(5月3日公開)。 完成披露上映会が4月18日(木)に池袋HUMAXシネマズで行われ、山下敦弘監督、メイク推奨一軍女子ココロ役の濵尾咲綺、踊れなくなったミク役の仲吉玲亜、ふてくされ水泳部員チヅル役の清田みくり、チヅルを見守る先輩ユイ役の花岡すみれ、野球部マネージャー役の三浦理奈が舞台挨拶で登壇することが決まった。 〈完成披露上映会 概要〉 日時:4月18日(木)18:30〜(上映後に舞台挨拶) 場所:池袋HUMAXシネマズ 料金:2,000円均一 (※各種割引・招待券は使用不可) 登壇者:濵尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれ、三浦理奈、山下敦弘監督 (※予告なく変更する場合あり) チケット販売:4月16日(火)0:00(=4月15日24:00)より劇場HPにて。 (※完売しなかった場合のみ、同日劇場オープン時より窓口でも販売) 併せて、夏休みに特別補習で水のないプールに呼び出されたココロとミク、プールを開けてあげた訳アリ水泳部員チヅルによる会話シーンの映像が公開された。 https://www.youtube.com/watch?v=ZDThoy3-I_U 山本先生のこと、メイクについて……、たわいないおしゃべりなのに、どうにも引きつけられる。期待して劇場公開を待ちたい。 Story 高校2年の夏休み。ココロとミクは体育教師の山本から、特別補習としてプール掃除を指示される。水のないプールには、野球部のグラウンドから飛んできた砂が積もっていた。二人は渋々と掃き始め、水泳部員の同級生チヅル、水泳部を引退した3年のユイ先輩も合流。学校生活、恋愛、メイクなどたわいない会話を重ねる中で、彼女たちの悩みが溢れ、思いが交差していく──。 ©︎『水深ゼロメートルから』製作委員会 配給:SPOTTED PRODUCTIONS ▶︎ 高校演劇『水深ゼロメートルから』が映画化。メインキャスト4名、監督・山下敦弘、原作・中田夢花のコメント到着 ▶︎ 「水深ゼロメートルから」、澤部渡(スカート)× adieu(上白石萌歌)の主題歌が流れる本予告公開
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「アシスタント」の監督と主演が再タッグ。アルバイト女性を悪夢が襲う「ロイヤルホテル」
2024年4月12日「アシスタント」のキティ・グリーン監督と主演ジュリア・ガーナーが再タッグ。荒野のパブで働くことになった女性2人の悪夢的体験を描いた「ロイヤルホテル」が、7月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開される。ティザーポスターが到着した。 親友のハンナ(ジュリア・ガーナー)とリブ(ジェシカ・ヘンウィック)は、旅行で訪れたオーストラリアで資金に窮し、田舎町の寂れたパブ〈ロイヤルホテル〉で住み込みのバーテンダーとして働くことに。するとそこで待っていたのは、飲んだくれた店長(ヒューゴ・ウィーヴィング)のパワハラや荒くれた客たちのセクハラだった。楽観的なリブは店に溶け込むが、真面目なハンナは追い込まれ、2人の友情は崩壊していく……。 元になったのは、ノルウェーの女性バックパッカー2人が住み込みで働くパブでハラスメントを受ける様子を記録したドキュメンタリー映画「Hotel Coolgardie」(2016)。キティ・グリーン監督は審査員を務めた映画祭で同作にインスパイアされ、このたび「アシスタント」と同様にパワハラ、セクハラを題材にした「ロイヤルホテル」を撮り上げた。物議を醸したラストシーンまで目が離せない。 「ロイヤルホテル」 監督・脚本:キティ・グリーン 脚本:オスカー・レディング プロデューサー:リズ・ワッツ、エミール・シャーマン、イアン・カニング 撮影:マイケル・レイサム 作曲:ジェド・パーマー 出演:ジュリア・ガーナー、ジェシカ・ヘンウィック、ヒューゴ・ウィーヴィング、トビー・ウォレス、ハーバート・ノードラム 2023年/オーストラリア/91分/2.39:1/英語/原題:The Royal Hotel/カラー/5.1ch 字幕:田沼令子 配給・宣伝:アンプラグド © 2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW 公式サイト:https://unpfilm.com/royalhotel -
[caption id="attachment_37204" align="aligncenter" width="734"] 「カンニングモンキー/天中拳」[/caption] 海外のスターの吹き替えには、この人の声じゃないとダメという声優さんがいる。中でもジャッキー・チェンと声のイメージが一体化しているのが石丸博也だ。2019年に『同じ声優による同一俳優への吹替映画への最多数』としてギネス世界記録にも認定された彼は、1981年からTVで放送されたほぼすべてのジャッキー・チェン映画で吹き替えを担当した。中でも70〜80年代のコミカルなカンフー映画で、修行しながら成長していくジャッキーの声は、石丸博也以外考えられない。昨年、惜しまれつつも声優活動の引退を発表したが、今回奇跡の復活。かつてTV放映時にカットされた部分に、新たに声を入れた〈吹替完全版〉によるジャッキー・チェンのアクション映画全7作品が、4月から5月にかけて特集放映される。 [caption id="attachment_37206" align="aligncenter" width="749"] 「蛇鶴八拳」[/caption] ジャッキー・チェンが本格的にカンフー映画に主演し始めたのは、76年。それ以前の下積み時代にはブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」(72)や「燃えよドラゴン」(73)をはじめ、100本近い作品にスタントマンとして出演している。大体ジャッキー映画の主人公は、前半で強敵に痛めつけられ、その後過酷な修行を経て最後に敵を倒すのがパターンだが、アクションは攻撃する側以上に受ける側の動きも大事。〝受け〞の俳優の技量が高ければ、それだけ攻撃側の強さも引き立つのである。スタントマン時代に多彩な〝受け〞の動きを身に付けたジャッキーは、強敵にやられるときも、師匠に厳しい修行をさせられているときも、ただ痛がるのではなく、そこにコミカルでアクロバティックな動きを入れ込んで、独自のスタイルを確立した。今回は主に、そのコミカルな初期のカンフー映画が登場する。 [caption id="attachment_37207" align="aligncenter" width="1024"] 「少林寺木人拳」[/caption] 「カンニングモンキー/天中拳」(78)は、完全にコミカル路線へシフトしたジャッキーの魅力が全開。最初はまるで拳法ができない風来坊が、盗賊団の秘密計画を立ち聞きしたことから追い回され、必要に迫られて拳法を身に付けていく。座頭市の扮装をはじめ、ジャッキーの七変化も面白い。タイトルは最後に武道の奥義書をカンニングしながら主人公が闘うことに由来している。 「蛇鶴八拳」(77)は、少林寺から必殺技の秘伝書が紛失し、その行方をめぐってジャッキー扮する青年拳士が活躍する。こちらは正統派の伝奇活劇で、さっそうとしたジャッキーのキャラも魅力的。相手役は「ドラゴン怒りの鉄拳」、「ドラゴンへの道」(72)で知られるノラ・ミャオ。特にこの映画の彼女は美しさが際立っている。 5月放送予定の「少林寺木人拳」(77)は、父親の仇を討つために少林寺で修行に励むジャッキーが、この寺で監禁されていた達人に拳法の極意を教わるが、後にこの達人こそ父の敵だと知り、師弟対決するというもの。全体的にコメディ色が薄いが、少林寺を卒業するための最終試練で、数十体のロボットのような木人の攻撃をジャッキーがしのいでいく場面に、ひと捻りしたアクションの面白さがある。他にも巨匠キン・フー監督の映画の女神・シュー・フォンと共演したカンフー・ラブストーリー「成龍拳」(77)など、20代のジャッキーのキレのあるアクションとコミカルな演技を、石丸博也の名吹き替えによって楽しんでもらいたい。 文=金澤誠 制作=キネマ旬報社 (「キネマ旬報」2024年4月号より転載) BS松竹東急 BS260ch/全国無料放送のBSチャンネル ※よる8銀座シネマは『一番身近な映画館』、土曜ゴールデンシアターは『魂をゆさぶる映画』をコンセプトにノーカット、完全無料で年間300本以上の映画を放送。 ■4/22[月] 夜8時 「蛇鶴八拳」〈吹替完全版〉 監督:チェン・チーホワ 出演:ジャッキー・チェン、ノラ・ミャオ、キム・ティン・ランほか © 2019 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. ALL RIGHTS RESERVED. ■4/29[月] 夜8時 「カンニングモンキー/天中拳」〈吹替完全版〉 監督:チェン・チーホワ 出演:ジャッキー・チェン、リー・マンチン、ディーン・セキほか © 1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. ■5月放送予定 「少林寺木人拳」 〈吹替完全版〉 監督:ロー・ウェイ、チェン・チーホワ 出演:ジャッキー・チェン、クム・カンほか © 2008 映画「おくりびと」製作委員会 詳細はこちら:https://www.shochiku-tokyu.co.jp/special/eiga/