記事
「ふから始まるもの」の検索結果
(50件)
-
Z世代の環境活動家が石油パイプライン爆破へ。危険な話題作「HOW TO BLOW UP」
2024年3月10日若き環境アクティビストたちが決死の石油パイプライン爆破計画に挑む姿を描き、気鋭の映画人たちに称賛された「HOW TO BLOW UP」が、6月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほかで全国順次公開。注目アーティストのDos Monosによる未発表音源を使用したティザー予告編、場面写真が到着した。 監督を務めるのは、気候科学者の両親を持ち、気候変動についてのドキュメンタリーからキャリアを始めたダニエル・ゴールドハーバー。スウェーデンの気候変動学者アンドレアス・マルムが著したノンフィクション『パイプライン爆破法 燃える地球でいかに闘うか』を、大胆に物語化した。 キャストは『マーベル ランナウェイズ』のアリエラ・ベアラー、「アメリカン・ハニー」のサッシャ・レイン、『YOU』のルーカス・ゲイジ、「アイム・スティル・ア・バージン」のクリスティン・フロセス、「レヴェナント:蘇えりし者」のフォレスト・グッドラックなど。 https://www.youtube.com/watch?v=34SISuRUjwI 北米配給権は「パラサイト 半地下の家族」「燃ゆる女の肖像」「TITANE/チタン」「落下の解剖学」などの野心作を扱ってきたNEONが獲得した。公開されると「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のダニエル・シャイナート、「ラストナイト・イン・ソーホー」のエドガー・ライト、「グリーン・ナイト」のデヴィッド・ロウリー、「ライ・レーン」のレイン・アレン・ミラーら気鋭の監督たちが称賛。一方でFBIが「テロを助長する」と警告するなど物議を醸しながらも、スマッシュヒットを記録した。危険な話題作がいよいよ日本上陸。 Story 環境破壊に人生を狂わされたZ世代の環境活動家たちが、テキサス州の石油パイプラインの破壊作戦を決意。友人や恋人を巻き込み、予期せぬ混乱に直面しながら、爆発的フィナーレへ疾走する──。 「HOW TO BLOW UP」 監督:ダニエル・ゴールドハーバー 脚本:アリエラ・ベアラー、ジョーダン・ショール、ダニエル・ゴールドハーバー 出演:アリエラ・ベアラー、サッシャ・レイン、ルーカス・ゲイジ、クリスティン・フロセス、フォレスト・グッドラック 2022年/US/英語/カラー/104分/原題:HOW TO BLOW UP A PIPELINE/字幕翻訳:横井和子 © Wild West LLC 2022 -
チキンをめぐって母と娘が巻き起こす大騒動を描き、アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞(最高賞)、セザール賞最優秀長編アニメーション賞など各国で受賞を重ねたフレンチコメディ「リンダはチキンがたべたい!」が、4月12日(金)より新宿ピカデリーほかで全国順次公開。場面写真が到着した。 フランスの郊外。勘違いで叱ったことを詫びる母のポレットに、リンダはかつて一緒に暮らした父のレシピであるチキン料理が食べたい!と懇願。しかし街はストライキ中で、鶏肉が買えない。そうして始まった母と娘のクレイジーなドタバタ劇は、警察官や運転手、団地の仲間たちを巻き込み大騒動に。ふたりは思い出の料理を食べられるのか……。 場面写真は「パパのパプリカ・チキンがたべたい!」と母にお願いするリンダ、飼い猫ガッツァとの2ショット、銃を構える警官、ニワトリを抱えての奔走など。監督のキアラ・マルタとセバスチャン・ローデンバックは「私たちが目指したのは、幅広い観客が楽しめる、愛らしさとシリアスさを併せ持つ娯楽映画を作ることでした。私たち自身の『内なる子どもたち』が姿を現わすように作られた映像と音で、観客のみなさんが笑い、そして涙することを願っています」と語る。 Variety紙に「後から振り返ってみると、間違いなく今年のカンヌで最高の作品!」と評され、東京国際映画祭アニメーション部門での日本プレミア上映でも笑いと涙を呼んだ、カラフルでスイートな珠玉作だ。 https://www.youtube.com/watch?v=E9Jr8L1pIgM 「リンダはチキンがたべたい!」 監督・脚本:キアラ・マルタ、セバスチャン・ローデンバック 提供:アスミック・エース、ミラクルヴォイス、ニューディアー 配給:アスミック・エース 配給協力:ミラクルヴォイス 原題:Linda veut du poulet!/2023年/フランス=イタリア/76分/カラー/シネマスコープサイズ/5.1ch/フランス語 ©2023 DOLCE VITA FILMS, MIYU PRODUCTIONS, PALOSANTO FILMS, France 3 CINÉMA 公式サイト:chicken-for-linda.asmik-ace.co.jp
-
フランス作品を中心に全14本を上映。〈フィルム・ノワール映画祭〉
2024年3月8日フランス作品を中心に、近年上映機会が少なかったノワール映画の魅力を突き詰める〈フィルム・ノワール映画祭〉が、4月27日(土)より新宿K’s cinemaで開催。メインビジュアルが到着した。 フランスの映画批評家ニーノ・フランクが第二次大戦中に製作されたアメリカの犯罪映画を“フィルム・ノワール”と称したことから、その歴史がスタート。源流は1930年代に一世を風靡したギャング映画にあるとされる。 フィルム・ノワールはフリッツ・ラング、ロバート・シオドマク、ジャン・ルノワールらヨーロッパから亡命した映画作家の再出発の場となり、アンソニー・マン、ジョセフ・H・ルイス、ニコラス・レイ、リチャード・フライシャーらアメリカの若き映画作家の登竜門となった。 ハリウッド映画史に名を刻む監督たちが描き出したアメリカの闇は、ゴダールやトリュフォーが高く評価したことでフランスに浸透。50年代ヌーヴェル・ヴァーグ以前の映画界に大きな影響を与え、以降多くのフレンチ・ノワールが作られた。それらはアメリカ作品とは一味違う世界を繰り広げる。 [caption id="attachment_36072" align="aligncenter" width="850"] 「さらば友よ」[/caption] 上映作品は、まずチャールズ・ブロンソン主演の3作。ルネ・クレマンの情感溢れる映像美とフランシス・レイの華麗な音楽がメランコリックな雰囲気を盛り立てる「雨の訪問者」、ベルイマン作品で知られるリヴ・ウルマンとブロンソンが共演するテレンス・ヤング「夜の訪問者」、ブロンソンとアラン・ドロンが金庫破りをする凸凹コンビを演じたジャン・エルマン「さらば友よ」。 [caption id="attachment_36074" align="aligncenter" width="850"] 「太陽の下の10万ドル」[/caption] そして、ジャン=ポール・ベルモンドとリノ・ヴァンチュラの共演が嬉しいアンリ・ヴェルヌイユ「太陽の下の10万ドル」、巨匠ジャン=ピエール・メルヴィルの初期と後期をそれぞれ代表する「賭博師ボブ」「仁義」、コルシカ生まれのセリ・ノワールの旗手ジョゼ・ジョヴァンニが自身の小説を初監督を務めて映画化した「生き残ったものの掟」、同じくジョヴァンニがイギリスのジョン・カリックのベストセラー小説『禿タカ』を映画化した「ベラクルスの男」。 [caption id="attachment_36075" align="aligncenter" width="850"] 「穴」[/caption] 刑務所からの脱走劇を描くジャック・ベッケル「穴」、アート・ブレーキー・アンド・ジャズ・メッセンジャーズの音楽が印象的なエドゥアール・モリナロ「殺られる」、人間の暗黒面をこれでもかと見せつけるイヴ・アレグレ「乗馬練習場」、ドイツの亡命監督ロバート・シオドマクがフランスで撮った「罠」、マカロニウェスタンやアクション映画を多く撮ったドゥッチョ・テッサリ「ビッグ・ガン」、「穴」に続くジョゼ・ジョヴァンニの原作・脚本にしてリノ・ヴァンチュラとジャン=ポール・ベルモンド共演のクロード・ソーテ「墓場なき野郎ども」、以上全14作。 さらに4月27日(土)の「仁義」17:00回上映後には、吉田広明(映画評論家)×村山匡一郎(映画評論家)のトークイベントあり。映画史の闇から抜け出した作品群をスクリーンで堪能したい。 [caption id="attachment_36070" align="aligncenter" width="850"] 「仁義」[/caption] 〈フィルム・ノワール映画祭〉 配給:アダンソニア 宣伝・配給協力:ブライトホース・フイルム 協力:メダリオンメディア、ブロードウェイ 解説:吉田広明(映画評論家) 協力:仙元浩平 デザイン:千葉健太郎 -
“ピンク・フロイドを創った男”の神秘を解明「シド・バレット 独りぼっちの狂気」
2024年3月8日ピンク・フロイドの中心メンバーとして脚光を浴びながらも精神を病んで脱退し、やがて表舞台から消えて伝説と化したシド・バレット。そのベールに包まれた人生を、多数の証言と記録映像・幻想的映像で紐解く「シド・バレット 独りぼっちの狂気」が、5月17日(金)より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開される。メインビジュアルと予告編が到着した。 ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスンらピンク・フロイドのメンバーはもちろん、実妹ローズマリー、幼少期の友人、美術学校時代の教師や学友、ピート・タウンゼント(ザ・フー)やグレアム・コクソン(ブラー)らミュージシャン、ミック・ロックやダギー・フィールズら写真家、美術家、歴代のガールフレンドまで登場。 ロンドンのアンダーグラウンド・カルチャーの巣窟だったUFOクラブでのライトショーや、デビュー間もない頃の初々しいスチルにMVなど、上昇気流に乗るバンドの姿が明らかに。そしてストレスとドラッグで精神を病んでバンドを去ったシドの動向に至るまで、さまざまな秘話が紹介される。 監督と聞き手を務めたのはシドの旧友であり、レッド・ツェッペリンやブラック・サバス、そしてピンク・フロイドのアートワークでも名を馳せたアート集団〈ヒプノシス〉のストーム・トーガソン。トーガソンの死後は映像作家のロディ・ボグワナが引き継ぎ、シド・バレットという神秘を解き明かす決定版を完成させた。 https://www.youtube.com/watch?v=3W7lViGEPf4 ピーター・バラカン(ブロードキャスター)コメント シドはイギリスのサイケデリック期を築いた張本人の一人。 ピンク・フロイドを離れた後は多くの憶測の中に隠された人物でしたが、フロイドのメンバーをはじめ、関係者、友人、恋人たちが詳細を語るこの映画でようやく実像が浮かび上がってきます。 「シド・バレット 独りぼっちの狂気」 監督:ロディ・ボグワナ、ストーム・トーガソン 出演:ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン、ピート・タウンゼント、グレアム・コクソン、ミック・ロック、ダギー・フィールズ、ノエル・フィールディング、トム・ストッパード、アンドリュー・ヴァンウィンガーデン 2023年/イギリス/94分/16:9/原題:Have You Got It Yet?The Story of Syd Barrett and Pink Floyd 配給:カルチャヴィル ©2023 A CAT CALLED ROVER.ALL RIGHTS RESERVED. ©Syd Barrett Music Ltd ©Aubrey Powell_Hipgnosis 公式サイト:https://www.culture-ville.jp/sydbarrett -
2020〜2022年に3度行われてきた〈ジャン=ポール・ベルモンド傑作選〉。そのラストとなる〈GRAND FINALE〉が、6月28日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国順次開催される。メインビジュアルが到着した。 ラインナップは、上映を熱望されながら権利上の問題で実現しなかった「おかしなおかしな大冒険」(1973)「ライオンと呼ばれた男」(1988)「レ・ミゼラブル」(1995)の3本。さらに、これまでの傑作選上映作19本より選ばれた人気作をアンコール上映する。 「おかしなおかしな大冒険」Le Magnifique(1973年/フランス・イタリア/93分) ★未ソフト化 ★4Kリマスター版による51年ぶりの劇場公開 監督:フィリップ・ド・ブロカ 音楽:クロード・ボラン 共演:ジャクリーン・ビセット、ビットリオ・カプリオリ メキシコを舞台にした新作を執筆中の人気冒険小説家が、同じアパートの美女に一目惚れし、さらに自分がジェームズ・ボンドばりのスパイになった白昼夢で大暴れする。「リオの男」「カトマンズの男」に続くベルモンド&フィリップ・ド・ブロカ監督のコンビは快調で、冒険とアクションが連続。ジャクリーン・ビセットのセクシーさもプラスし、徹底的に楽しませる。 © 1973 / STUDIOCANAL - Nicolas Lebovici - Oceania Produzioni Internazionali Cinematografiche S.R.L. All Rights Reserved 「ライオンと呼ばれた男」Itineraire D'un Enfant Gate(1988年/フランス・ドイツ/127分) ★未DVD&ブルーレイ化 ★2Kリマスター版による33年ぶりの劇場公開 監督・脚本:クロード・ルルーシュ 音楽:フランシス・レイ 共演:マリー・ソフィー・L、アル・デュビビエ ベルモンドが「男と女」のクロード・ルルーシュ監督と組んだ一作。ベルモンド自身を投影したような豪快な成功者が、人生をリセットしようと冒険に出る……。第14回セザール賞主演男優賞に輝き、ベルモンドとしては初の大きな演技賞獲得となった。 © 1988 / Les Films 13 - STUDIOCANAL - TF1 Films Production - Stallion Film Und Fernseh Produktiongesellschaft - Gerhard Schm Film Script. All Rights Reserved 「レ・ミゼラブル」Les Misérables(1995年/フランス/175分) ★未DVD&ブルーレイ化 ★2Kリマスター版による28年ぶりの劇場公開 監督・脚本・製作:クロード・ルルーシュ 音楽:フランシス・レイ、ミシェル・ルグランほか 共演:ミシェル・ブジュナー、アレサンドラ・マルティンヌ、サロメ・ルルーシュ、アニー・ジラルド ヴィクトル・ユーゴーの大河ロマン小説を、クロード・ルルーシュ監督が舞台を激動の20世紀に移して映画化。ベルモンドが主人公とその父、さらに劇中劇のジャン・ヴァルジャンの3役を演じる。第53回ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞と第21回セザール賞助演女優賞(アニー・ジラルド)を受賞。 © 1994 / LES FILMS 13 - TF1 FILMS Production. All Rights Reserved 提供:キングレコード、JAIHO 配給:エデン