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「ふから始まるもの」の検索結果
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特別なメッセージがもたらす、甘くてほろ苦い運命「フォーチュンクッキー」
2025年4月11日孤独な女性が新たな一歩を踏み出す姿をオフビートなユーモアを交えて描き、第39回インディペンデント・スピリット賞でジョン・カサヴェテス賞を受賞した「フォーチュンクッキー」が、6月27日(金)よりシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、ホワイトシネクイント、アップリンク吉祥寺ほか全国で公開される。ポスタービジュアルが到着した。 カリフォルニア州フリーモントにあるフォーチュンクッキー工場で働くドニヤは、アパートと職場を往復するだけの単調な日々を送っている。また、母国アフガニスタンの米軍基地で通訳として働いていたことが原因で、慢性的な不眠症に悩んでいる。 そんな中で任された仕事が、クッキーに忍ばせるメッセージを書くことだった。新たな出会いを求め、自分の電話番号を記したものを一つだけ紛れ込ませるドニヤ。するとほどなく一人の男性から、会いたいとメッセージが届き……。 監督は前作「Land」(原題/2018)がベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品されたババク・ジャラリ。ドニヤを演じるのは、母国アフガニスタンの国営放送局でのジャーナリスト経験を持ち、今回が映画初出演となったアナイタ・ワリ・ザダ。そして心優しい自動車整備士のダニエル役を、『一流シェフのファミリーレストラン』「アイアンクロー」のジェレミー・アレン・ホワイトが務める。甘くてほろ苦い運命を見届けたい。 「フォーチュンクッキー」 監督:ババク・ジャラリ 脚本:カロリーナ・カヴァリ、ババク・ジャラリ 出演:アナイタ・ワリ・ザダ、グレッグ・ターキントン、ジェレミー・アレン・ホワイト 2023年/アメリカ/英語、ダリー語、広東語/91分/モノクロ/1.37:1/5.1ch 原題:FREMONT 字幕:大西公子 配給:ミモザフィルムズ © 2023 Fremont The Movie LLC 公式サイト:https://mimosafilms.com/fortunecookie/ -
三宅唱監督がつげ義春の漫画を映画化。シム・ウンギョンと堤真一が共演「旅と日々」
2025年4月11日「ケイコ 目を澄ませて」「夜明けのすべて」の三宅唱監督が、キャストにシム・ウンギョンと堤真一を迎え、つげ義春の漫画『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』を原作に旅の物語を紡いだ「旅と日々」が、11月より全国公開される。 うだつの上がらない脚本家の李(シム・ウンギョン)は、ひょんなことから訪れた雪深い山奥でおんぼろ宿を見つける。雪が積もった屋根は今にも落ちそうで、べん造と名乗る主人(堤真一)はやる気が感じられない。暖房もなく、まともな食事も出ず、布団は自分で敷く始末。しかし、べん造にはちょっとした秘密があるようだ。ある夜、べん造は李を雪原に連れ出すのだった──。 三宅唱監督 コメント つげ義春さん、つげ正助さんに心より感謝申しあげます。 ここ数年、家でも旅先でもマンガや紀行文をくりかえし読んできました。 畏怖すら覚えるほど面白く、逃げ出したくなる日もありましたが、編集中のいま、とことん新しい映画が生まれそうだという感触があります。 シム・ウンギョンさん、堤真一さん、各部署の仕事は驚くほど純度の高いものです。 ぜひ大きなスクリーンで堪能していただきたい。ぞわぞわしながらお待ちください。 シム・ウンギョン コメント ──本作の出演について 三宅唱監督とご一緒できたらいいなとずっと思っていました。でも、まさかこんな早くチャンスが来るとは思わなかったので、最初はお話を聞いて、嘘でしょう?と言った記憶があります。ここ数年間で読んだ台本の中で最も好きな物語の台本でした。 ──演じた李について 本作は自分の自然体そのままで入ることが大事だと思い、旅に来て自分自身が感じていることを表現しました。悩んだときは監督に相談して、一緒に作り上げていく作業がすごく楽しかったです。 ──三宅唱監督との仕事について すごくパワフルで、とても素晴らしい監督だなと思いました。この現場で、今まで経験できなかったことを新たに経験できて、お芝居に関しても、映画に関しても学びましたし、響いたことがたくさんあります。 ──堤さんについて 堤さんからインスパイアをたくさんいただきました。すごく会話があるわけじゃないですが、何かつながっているような気持ちもあって、こういうことを絆っていうんだろうなと思いました。まさに「旅と日々」という映画はそんな「絆」に関しての映画であるということを実感した日々でした。 ──どのような作品になりそうか 李という役は、私でもあり、そして皆さんでもある。皆さんが映画を見て、李とともに映画館で旅をすることができたら、それは何より嬉しいですね。完成をとても楽しみにしています。 ──つげ義春さん原作について つげ義春さんの漫画を読むと、物語は静かに進み、何事も起こってないようなのに、大きく響いてくるものがある。そういうつげさんの漫画の力をたくさんいただいて、李という役を頑張ろうと決めました。 堤真一 コメント ──本作の出演について つげ義春さんの独特の世界観で、特別なことは何も起きないけれど、ちょっとしたことが「それも人生」と思える作品だと思いました。脚本を読んで「ぜひやらせていただきたいです」と即答しました。 ──演じたべん造役について とにかく言葉が難しかったので、撮影に入る前から何度も方言指導のテープを聞いていました。普段はここまで全部覚えることはないのですが、今回は、初めてと言っていいほど、しっかりと叩き込んでから撮影に入りました。また、セットや衣装もとても助けになりました。 ──三宅唱監督との仕事について 三宅監督の演出は無駄がなくて、とてもシンプルです。かといって決め付けるのではなく、現場で一度芝居を見て、動きも見る。「不思議な世界」だけど「非現実的」ではない、とても現実的な表現でこの作品を捉えられている気がします。 「こんなことは初めてなんですけど」と監督はおっしゃっていましたが、一度リテイクしたシーンがあるのですが、それでかなりそぎ落とされたんです。リテイクって面倒な作業ですが、監督の機転の利かせ方や流れの変え方を見ることができて、すごく面白かったです。 ──共演したシム・ウンギョンさんについて 日本語ができる韓国人の役ですから、彼女らしさが存分に出ているのではないかと思いました。 撮影の間も、いつも楽しそうで、明るい方ですね。 ──どのような作品になりそうか 特別なことは何も起きない、その土地で生きる人、不器用に生きる人の物語です。 高級店ではなくて、おじいちゃんとおばあちゃんがやっている町中華のほうが安心するような感覚。 妙に落ち着けて、クスっと笑えるような、そういう作品になると思います。 「旅と日々」 監督・脚本:三宅唱 出演:シム・ウンギョン、堤真一 原作:つげ義春「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」 製作:映画『旅と日々』製作委員会 製作幹事:ビターズ・エンド、カルチュア・エンタテインメント 企画・プロデュース:セディックインターナショナル 制作プロダクション:ザフール 配給・宣伝:ビターズ・エンド ©2025『旅と日々』製作委員会 公式サイト:www.bitters.co.jp/tabitohibi -
「ファン・ジニ 映画版」「カル」を手掛けたチャン・ユニョン監督が贈る、想像を超えた夫婦の愛の在り方をセンセーショナルに描いた大人のためのラブストーリー「あなたが眠る間」が9月5日(金)よりシネ・リーブル池袋他全国順次公開することが決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。 愛した夫の“真実”を追い求める妻ドッキを演じるのは、ドラマ『シスターズ』『グリーン・マザーズ・クラブ』などで印象深い演技を見せたチュ・ジャヒョン。そして、ドラマ『夫婦の世界』『支配種』のイ・ムセンが、どこか謎めいた雰囲気を漂わせながら優しく妻に寄り添う夫ジュンソクを演じる。 今回解禁されたポスタービジュアルでは、どこか意味深な表情で抱き合うジュンソクとドッキを大きく捉えている。愛し合っている夫婦なはずなのに、二人の瞳には秘密が隠されているよう。一筋縄ではいかないドラマを想起。 予告編は、記憶を失くしたドッキと、彼女を支えるジュンソクの仲睦まじい姿から一変、ジュンソクの疑惑が映し出される。なぜ、噓をついたのか? なぜ記憶を失ったのか? 二人に隠された衝撃の真実に期待が膨らむ。 https://youtu.be/fl4WZTaHdm8 Story 小説家のジュンソクと美術講師のドッキ。幸せな結婚生活を送る2人だったが、ドッキは過去の事故の後遺症で2年分の記憶を失っていた。献身的に支えてくれるジュンソクに、ドッキは深い愛情を感じる一方、彼の行動に違和感を覚えることがあった。記憶を失くした2年間の出来事を教えてほしいと頼んでも、ジュンソクはなぜか教えようとはしない。そんな中、ジュンソンクは執筆の仕事でしばらく家を離れることに。数週間が過ぎた頃、ドッキは衝撃的な1本の電話を受ける。追い打ちをかけるように、明らかになっていく夫の謎の行動。交通違反、多額のカード利用、滞在先での不審な行為……。愛した夫は一体何を隠していたのか?やがてドッキは予想もしなかった真実に辿り着く── 「あなたが眠る間」 監督:チャン・ユニョン 出演:チュ・ジャヒョン、イ・ムセン 2024年/韓国/韓国語/100分/シネスコ/5.1ch/カラー/原題:당신이 잠든 사이/英題:WHILE YOU WERE SLEEPING/日本語字幕:本田恵子 提供:KDDI/配給:日活/KDDI ©2024 STUDIO KILLERWHALE & LOGLINE STUDIO All Rights Reserved.
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ヒョンビン主演。祖国独立に向けたアン・ジュングン(安重根)の闘い「ハルビン」
2025年4月11日ヒョンビン主演×「KCIA 南山の部長たち」のウ・ミンホ監督により、祖国独立という使命を胸に中国・ハルビンへ向かったアン・ジュングン(安重根)と同志たちの闘いを描き、韓国で4週連続第1位のヒットを記録した「ハルビン」が、7月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開される。ティザービジュアルとティザー予告編が到着した。 1908年に咸鏡北道のシナ山で、参謀中将アン・ジュングン率いる大韓義軍は日本軍との戦闘に勝利する。だが、アン・ジュングンが万国公法に従って戦争捕虜の陸軍少佐・森辰雄らを解放したため、軍の中で亀裂が生じ始める。 1909年、ウラジオストクに集まったアン・ジュングンら同志たちは、伊藤博文がロシアとの交渉に向けてハルビンに向かうと耳にする。一方で日本軍は、大韓義軍の密偵より情報を入手し……。 「密輸 1970」のパク・ジョンミン、「キングメーカー 大統領を作った男」のチョ・ウジン、『ヴィンチェンツォ』のチョン・ヨビン、『トッケビ ~君がくれた愛しい日々~』のイ・ドンウクらが共演し、伊藤博文役でリリー・フランキーも参戦。熾烈な攻防を見届けたい。 https://www.youtube.com/watch?v=ZaoIP1H3xgM 「ハルビン」 監督:ウ・ミンホ 脚本:キム・キョンチャン、ウ・ミンホ 撮影:ホン・ギョンピョ 出演:ヒョンビン、パク・ジョンミン、イ・ドンウク、リリー・フランキー 2024年/韓国/114分/カラー/シネマスコープ/5.1ch 字幕翻訳:根本理恵 提供:KADOKAWA Kプラス、MOVIE WALKER PRESS KOREA 配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス © 2024 CJ ENM Co., Ltd., HIVE MEDIA CORP ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:harbin-movie.jp -
「PLAN75」の早川千絵監督の長編第2作目「ルノワール」予告編・ポスタービジュアル解禁
2025年4月11日長編初監督作品「PLAN 75」(22)が第75回カンヌ国際映画祭でカメラドール特別賞を受賞し、同年のアカデミー賞日本代表として選出、更に第16回アジア・フィルムアワード、中国最高賞と言われる第35回金鶏奨、第58回シカゴ国際映画祭他、世界各国の映画祭で監督賞にノミネートされるなどの評価を集めた早川千絵監督の長編2作品目となる「ルノワール」が、6月20日(金)より全国公開が決定。ポスタービジュアル・予告編が解禁となった。 80年代後半の夏、闘病中の父と、仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキの物語。主人公・フキを演じるのは多数の候補者の中からオーディションで抜擢された、新人・鈴木唯。フキの母・詩子役に石田ひかり、父・圭司役にリリー・フランキー。フキが出会う大人たちには、中島歩、河合優実、そして坂東龍汰ら若手実力派俳優陣が出演する。 マイペースで想像力豊かな主人公・フキは、事情を抱えた大人たちと触れあう中で、11歳の小さな体に宿る“うれしい・楽しい”という感情をむくむくと膨らませていくが、時折見せる子供特有の残酷な一面や鋭い視線にどきりとさせられることも。早川監督は、少女が積み重ねていく感情のひだを細やかに描写すると共に、大人たちの人生のままならなさや、人間関係の哀感を温かなまなざしとユーモアを持って描き出した。 https://www.youtube.com/watch?v=GzIK65JIwMA Story 1980 年代後半のある夏。11 歳のフキは、両親と3人で郊外の家に暮らしている。ときには大人たちを戸惑わせるほどの豊かな感受性をもつ彼女は、得意の想像力を膨らませながら、自由気ままに過ごしていた。ときどき垣間見る大人の世界は、複雑な感情が絡み合い、どこか滑稽で刺激的。闘病中の父と、仕事に追われる母の間にはいつしか大きな溝が生まれていき、フキの日常も否応なしに揺らいでいく──。 「ルノワール」 出演:鈴木唯、石田ひかり、中島歩、河合優実、坂東龍汰、リリー・フランキー、Hana Hope、高梨琴乃、西原亜希、谷川昭一朗、宮下今日子、中村恩恵 監督:早川千絵 プロデューサー:水野詠子、Jason Gray、小西啓介、Christophe Bruncher、Fran Borgia 製作:ハピネットファントム・スタジオ、ローデッド・フィルムズ、鈍牛俱楽部、KINOFACTION、テンカラット Ici et Là Productions/Akanga Film Asia/Nathan Studios/Daluyong Studios/ARTE France Cinema/KawanKawan Media/Panoranime 企画・制作:ローデッド・フィルムズ 制作協力プロダクション:キリシマ1945 製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(国際共同製作映画) © 2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners