やから始まるものでの検索結果

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  •   齊藤工が企画し、竹林亮監督をはじめとする「14歳の栞」のチームが制作。児童養護施設に暮らす子どもたちの姿を追った「大きな家」が、2024年秋に公開される。ティザービジュアルと特報映像が到着した。     〈コメント〉 竹林亮(監督) 齊藤工さんからお誘いをいただき、とある場所にお話を伺いに行ったのは2年半前でした。そこから何度もお邪魔するうちに、珍しい存在だった撮影班は次第にそこの日常の中に溶け込んでいきました。 この映画は、ある子どもたちのごく普通の日常を記録した物語です。彼らは様々な理由で自身の親から離れて児童養護施設と呼ばれる場所で日常を送っています。僕たちは、この映画を、彼らの人生のお守りになるようにと願いながら作りました。なぜなら、彼らは18歳を過ぎて自立する準備ができたら、その場所から巣立ち、自分の力で生活をしていかなければならないからです。 彼らが将来生きることに苦労するようなことがあった時に彼ら自身が観て、生きる力を呼び覚ますお守りのような存在になってほしい。いつか自分たちのこれまでの道のりを客観的に見て、昔から自分には前に進んでいく強い力があり、さらに多くの周囲の人々に純粋に応援されて、ここまでやってきたのだと思い返せるようなものでありたい。そう願いながら、共に過ごした時間を記録し、編集をして一本の映画にしました。 従って、これは未来で葛藤している僕の大切な友人達のための映画に他ならないのです。 そして、そんな彼らの映画を観ることで、これまで知らなかったすぐそこにある日常の中の「普通」の感覚の差分の中に、全ての人々にとって大切なものが隠されているのを目撃していただきたいです。 齊藤工(企画・プロデュース) 竹林監督の『14歳の栞』を観に行った時 上映前に劇場から未成年である出演者方のプライバシーを守る誓約書の様な用事が配られました その後も配信への移行を安易にしなかったり 彼ら彼女らに配慮のある上映の形態を今日まで貫いていて ドキュメンタリー映画における被写体と観客の本来あるべき誠実な距離を感じました カメラが向けられ人生の断片が切り撮られると同時に社会的に守られるべき子どもたち そんな竹林監督のチームならば 児童養護施設で生活をしている子どもたちと共に 映画と言う必然に向かえるのでは無いかと思いました 個人的にご縁を頂いたとある養護施設には 光り輝く子どもたちが今日も生活しています 彼ら彼女らの「これまで」と「これから」には 我々の想像を絶する様々なドラマがあり 彼ら彼女らの世の中との向き合い方 そして子どもたちを支える施設の職員の方々の日常 本作は普段は立ち入れない場所に置ける 「当たり前」と観客がどう向き合うかが問われる 混沌とした現代に必然的に生まれた作品になったと心から思います   https://www.youtube.com/watch?v=oir2YbOgexE   「大きな家」 監督:竹林亮 企画・プロデュース:齊藤工 配給:PARCO 製作:CHOCOLATE Inc. 上映時間:120分 ©CHOCOLATE 公式サイト:bighome-cinema.com
  • 声なき声で鳴くクジラのように孤独な魂たち ベランダに佇む貴瑚(杉咲花)の表情は、眼前の海のように凪いでいる。田舎町での再出発——その矢先にひとりの子が現れた。髪は伸び放題で身体には虐待された傷痕。声を発さず、若い母親にムシと呼ばれるその子(桑名桃李)を、自身も母親に傷つけられていた貴瑚は面倒見ることに。そして、都会での荒波にもまれた貴瑚の過去がひもとかれる。それは、貴瑚を救い出したアンさん(志尊淳)をめぐる回想となる。 2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの小説を原作に、家庭環境やセクシュアリティに苦悩する者たちを綴った物語である。声にならないSOSの発信者を、仲間には届かない周波数で鳴く孤独な「52ヘルツのクジラ」になぞらえた。身勝手な親の暴力、性的規範に押し込む社会の圧力、強者のDV。すべては感性の欠如および思考の停止からくる陳腐な類型的行為であり、そうした旧態依然のコミュニティにあって〝52ヘルツ〞を聴き取ろうと連帯する貴瑚やアンさんの真っ直ぐさに打たれる。困窮者への共鳴と自由への闘い、それもまた類型であったとしても、杉咲花や志尊淳は、誰も成り代われないたった一つの輝きを見せている。 貴瑚を囲って醜い支配欲を満たす専務役の宮沢氷魚、昔も今も貴瑚を助ける親友役の小野花梨も印象豊か。ベテランの成島出監督が、登場人物たちを慈しむように丁寧に描き出す。都心のウォーターフロントのタワーマンションから、海を望む高台の旧い田舎家屋まで、水が並走するロケーションも鮮やか。長かった髪とともに過去を振り切った貴瑚は、まだ暗い埠頭でムシと呼ばれた子と魂をぶつけ合い、ついに夜明けを迎える。そこには〝規範〞を置き去った、緩やかな共生の形が現れるだろう。原作が発表された2020年から4年経ち、世の中は成熟しつつあるが、いまも至るところで52ヘルツの声が発されているはず。耳と頭と心を澄ませよ。 文=広岡歩 制作=キネマ旬報社 (「キネマ旬報」2024年3月号より転載) https://www.youtube.com/watch?v=Z2ibBQcZGII 「52ヘルツのクジラたち」 【あらすじ】 東京から海辺の田舎町へ移住してきた貴瑚。声を出せず「ムシ」と呼ばれて親に虐待されている少年と出会った彼女は、見過ごせず一緒に暮らし始め、やがて少年に芽生えた願いを叶えようと決意する。そして、かつて親に搾取されていた貴瑚の声なきSOSを聴き取り、救ってくれた安吾との日々に思いを馳せる。あのとき、聴けなかった声を聴くために……。 【STAFF & CAST】 監督:成島出 出演: 杉咲花、志尊淳、宮沢氷魚、小野花梨、桑名桃李 ほか 配給:ギャガ 日本/2024年/136分/G 2024年3月1日(金)より全国公開 公式HPはこちら © 2024「 52ヘルツのクジラたち」 製作委員会  
  •   就活生6人の心理戦を描き、2022年本屋大賞ノミネートをはじめ各種ランキングを賑わせた浅倉秋成の青春ミステリー小説『六人の嘘つきな大学生』が映画化、11月22日(金)に公開される。監督は「キサラギ」「ストロベリーナイト」のヒットメーカー佐藤祐市、脚本は『毒島ゆり子のせきらら日記』の矢島弘一が担当。 そしてこのたび、2人のキャスト情報が解禁。洞察力に優れた主人公の嶌衣織を浜辺美波、ムードメーカーの波多野祥吾を赤楚衛二が演じる。残り4人は続報にて。     〈コメント〉 浜辺美波 『六人の嘘つきな大学生』原作が素晴らしく、一気に読み進めてしまいました。映画として作る上での脚本が手元に届き、映画の中で描かれる嶌衣織が6人でいる環境の中で、どのような立ち振る舞いをすれば良いのかについて最後まで苦悩していた気がします。それぞれ自身の役で悩んだ時には皆で話し合うこともありました。出演者6人で過ごす日々は濃厚で毎日心が揺さぶられ、何より熱のある撮影現場でした。試写後の感想会では今まで経験したどの作品よりも一番盛り上がり、その時に6人で共有した、作品の熱が宣伝、そして映画公開で皆様に伝わることを楽しみにしています。 赤楚衛二 波多野祥吾役を演じさせて頂きます赤楚です。今回、「六人の嘘つきな大学生」の出演が決まり本を読ませて頂いたのですが、人の裏の顔、信頼関係が壊れていく様、二転三転する怒涛の展開に惹き込まれたのを覚えています。 佐藤組は初参加なのですが、監督がとても面白い方でした。リハーサルを積み重ねる日々もあり、まるで舞台の稽古の様でブラッシュアップしていく過程に学びが多くありました。楽しんで頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。 監督:佐藤祐市 原作は先が読めない展開でとても惹き込まれ、人が他者の事を正確に理解する事の難しさを感じました。立ち位置が変われば見え方も当然変わるものだし、色々な側面を持っているのが人なんですよね。 そんな重層的なキャラクター達が繰り広げる台詞の応酬。それは僕の大好物の密室劇なのでありました。若い俳優陣が、来る日も来る日も同じセットで必死に芝居をしている姿は、とても素敵でした。環境の変化も乏しく苦しい中、チームワーク良く挑んでくれた皆の芝居を、一人でも多くの方に観て頂きたいと思っております。宜しくお願い致します。 プロデューサー: 稲垣優 就職活動という「自分を良く見せよう」とする状況下で、次々と暴かれていく六人の「嘘」と「罪」が大きな魅力の本作。その実写映画化のキャスティングにおいて最も重視したのが、「暴かれた『裏の顔』をいかに魅力的に見せられるか」という点でした。朝ドラ「らんまん」をはじめ、“明るいヒロイン”のイメージの強い浜辺美波さん。そしてこれまでの映画やTVドラマを通じて、まっすぐひたむきな役どころの印象が強い赤楚衛二さん。お二人が、それぞれ他の作品では観ることのできない「表」と「裏」の一面を、この映画で見事に演じていらっしゃいます。『キサラギ』に代表される“密室劇のスペシャリスト”佐藤祐市監督の手で描かれる極上のサスペンス&ミステリーを、是非劇場でお楽しみください。 原作:浅倉秋成 次回作はこんなのどうでしょう、あんなのどうでしょう──たくさんのアイデアを編集さんからいただく中、「『密室の会話劇』はどうですか? たとえば佐藤祐市監督の『キサラギ』みたいな」そんな提案があったことを、今でも覚えています。 できあがった小説『六人の噓つきな大学生』は今回、思いもかけず佐藤監督の手に渡ることとなりました。漫画版、ラジオドラマ版、リーディングアクト(舞台)版と、数々のメディアミックスに恵まれ、毎度原作を凌駕する仕上がりを見せてもらってきた本作ですが、今回も強力なキャスト&スタッフの皆様が集結してくださいました。公開を楽しみにお待ちいただければ幸いです。   Story 成長著しいエンタテインメント企業〈スピラリンクス〉の新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一ヵ月後までにチームを作り上げ、グループディスカッションをするというものだった。全員で内定を得ようと六人は交流を深めるが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。 仲間だったはずの六人は、一つの席を奪い合うライバルになった。内定をかけた議論が進む中、各々の名が書かれた六通の封筒が発見される。その一通を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼らの嘘と罪、そして《犯人》の目的とは──。   「六人の嘘つきな大学生」 原作:浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」(角川文庫刊) 監督:佐藤祐市 脚本:矢島弘一 出演:浜辺美波、赤楚衛二 配給:東宝 ©2024「六人の嘘つきな大学生」製作委員会 公式サイト:https://6uso-movie.toho.co.jp/
  • 2022年5月22日に永眠した石井隆監督の三回忌に合わせ、初期4作をBlu-rayでリリースするプロジェクト〈石井隆 REVIVE:初期傑作選〉が始動。その第2弾は、監督の盟友である竹中直人、不滅のヒロイン・名美を託された余貴美子、石井ノワールに欠かせない根津甚八の共演により、ハードボイルドタッチで描いた官能サスペンス「ヌードの夜」(1993)となる。6月5日(水)発売。     佐々木原保志カメラマンの監修で、オリジナルネガよりローコンプリントを起こして制作したHDマスター版を元にBlu-ray化した。 映像特典は撮り下ろしインタビュー(竹中直人、椎名桔平、岡田裕プロデューサー、石井隆監督/2000年収録)、封入特典は監督・出演者のインタビューなど当時の記事を掘り起こして収録したキネマ旬報特別編集ブックレット。貴重な特典と合わせて、危険で甘美なノワールに酔いしれたい。     〈石井隆 REVIVE:初期傑作選〉の概要は以下の通り。 第1弾「死んでもいい」(1992年作品:初Blu-ray化)5月10日発売 第2弾「ヌードの夜」(1993年作品)6月5日発売 第3弾「夜がまた来る」(1994年作品:初Blu-ray化)7月発売予定 第4弾「天使のはらわた 赤い閃光」(1994年作品:初ディスク化、初Blu-ray化)8月発売予定   Story “何でも代行屋 紅次郎”こと村木(竹中直人)は、事務所に現れたどこか陰のある美女・名美(余貴美子)の「東京をガイドしてほしい」という依頼を引き受ける。その夜、高級ホテルに戻った名美は、腐れ縁のやくざ・行方(根津甚八)を部屋に招いてシャワー室で刺し殺した。 翌日、何も知らず部屋を訪れた村木は行方の死体を発見。死体をバッグに入れ、名美を追う。自分を陥れた女と知りながら、どうしようもなく名美に惹かれた村木は、深みにはまっていくが……。     ※仮ジャケット   「ヌードの夜」 6月5日(水)Blu-rayリリース 1993年/日本/本編110分 ◆映像特典 ・撮り下ろしインタビュー映像:竹中直人/椎名桔平/岡田裕プロデューサー/石井隆監督(2000年収録/45分) ・特報(45秒) ◆封入特典 ・キネマ旬報特別編集ブックレット(32ページ予定) 監督・脚本:石井隆 プロデューサー:成田尚哉、新津岳人 撮影:佐々木原保志 照明:安河内央之 美術:山崎輝 編集:川島章正 録音:杉山篤 音楽:安川午朗 出演:竹中直人、余貴美子、椎名桔平、速水典子、岩松了、根津甚八 発売元:中央映画貿易、ダブル・フィールド 販売元:ハピネット・メディアマーケティング ©日活
  •   ベラルーシ政府がEUを混乱させる狙いで難民をポーランド国境へ送る策略〈人間兵器〉を題材に、シリア人難民家族、支援活動家、国境警備隊員など翻弄される人々の運命を描き、2023年ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞したアグニエシュカ・ホランド監督作「人間の境界」が、5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国順次公開。ポスタービジュアルが到着した。     難民問題を追っていたアグニエシュカ・ホランドは、国境付近の立ち入り禁止令で情報が断たれた2021年に「国境に行けなくても、私は映画を作ることができる。政府が隠そうとしたものを、映画で明かそう」と決意。政府や右派勢力の攻撃を避けるため、撮影の日程と場所を伏せ、24日間のスピード撮影を敢行した。 大量のインタビューや資料を下敷きに、実際に難民だった俳優、支援活動家だった俳優を起用してリアリティ豊かに描いた本作は、国際的評価を獲得。一方でポーランド政府は激しく非難し、公開劇場に「この映画は事実と異なる」という政府作成のPR動画を併映するよう命じるなど異例の攻撃に出た。だがほとんどの独立系映画館は命令を拒み、ヨーロッパ映画監督連盟(FERA)をはじめ多くの映画人がホランド監督の支持を表明、政府vs映画の闘いに発展する。そして監督が訴訟を示唆する一方で身の危険を覚えるほど論争が激化する中、ポーランドで公開されると2週連続で観客動員トップのヒットを記録した。 壊れゆく世界に問う、衝撃のヒューマンドラマを見届けたい。     Story 「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入れる」という情報を信じ、幼い子どもを連れて祖国シリアを脱出した一家。しかし国境の森に辿り着くと、武装した警備隊に非人道的な扱いを受けてベラルーシへ送り返され、さらにベラルーシからは再びポーランドへ強制移送される。両国の難民押し付けにより、一家は暴力的で終わりの見えない過酷な日々を送ることに……。   「人間の境界」 監督:アグニエシュカ・ホランド 出演:ジャラル・アルタウィル、マヤ・オスタシェフスカ 2023年/ポーランド、フランス、チェコ、ベルギー/ポーランド語、アラビア語、英語、フランス語/152分/G/ビスタ/カラー・モノクロ/5.1ch/原題:Zielona Granica/英題:Green Border/日本語字幕:額賀深雪/配給:トランスフォーマー ©2023 Metro Lato Sp. z o.o., Blick Productions SAS, Marlene Film Production s.r.o., Beluga Tree SA, Canal+ Polska S.A., dFlights Sp. z o.o., Česká televize, Mazovia Institute of Culture 公式サイト:https://transformer.co.jp/m/ningennokyoukai/