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パリ・オペラ座バレエダンサーのマリオン・バルボー映画初出演&主演により、挫折した女性ダンサーの新たな挑戦を描いたセドリック・クラピッシュ監督作「ダンサー イン Paris」が、9月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネ・リーブル池袋ほかで全国順次公開。ポスタービジュアル、場面写真、予告編が到着した。 パリ・オペラ座バレエ団でエトワールを目指し、踊り一筋の日々を送ってきたエリーズ。だが夢の実現を目前にして恋人に裏切られ、心乱れて本番中に足首を負傷、キャリア終焉の危機に立たされる。 失意に暮れて次の生き方を模索するエリーズは、料理アシスタントの仕事で訪れたブルターニュで、今を時めくダンスカンパニーと出会う。バレエとは違う、独創的なコンテンポラリーダンスが生まれる過程を目撃し、誘われるまま練習に参加。そうして彼女は踊る喜びを取り戻し、新たな自分を発見していく──。 「スパニッシュ・アパートメント」「パリのどこかで、あなたと」などで知られるセドリック・クラピッシュは、思春期より一観客としてダンスを愛好し、監督として2010年にパリ・オペラ座バレエのエトワールであるオーレリ・デュポンを追ったドキュメンタリー「オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に」を完成させている。 以降、パリ・オペラ座の依頼で定期的にステージを撮影し、コロナ禍ではダンサーたちが自宅で撮った映像を編集して「Dire merci(メルシーと言うこと)」という4分間の映画を制作。それをきっかけに、このたび「いつかダンスをテーマとしたフィクション映画を作る」という20年来の夢を叶えた。 主人公エリーズを演じるのは、パリ・オペラ座バレエのプルミエール・ダンスーズで、クラシックとコンテンポラリーを自在に行き来するマリオン・バルボー。ダンスシーンにスタントを一切使わないと決めたクラピッシュが、映画初出演にもかかわらず主演に抜擢した。 オープニングから展開する15分間のバレエシーンは圧巻。本番前の舞台裏に潜入したカメラが、神経を研ぎ澄ますダンサーたちを捉える。バルボーは、舞姫(バヤデール)ニキヤが恋人に裏切られる物語『ラ・バヤデール』を踊る。 またダンスカンパニーの主宰者役で、コンテンポラリー界の奇才ホフェッシュ・シェクターが本人として出演。代表作『ポリティカル・マザー ザ・コレオグラファーズ・カット』の振り付け過程が捉えられ、完成したダンスはラストで披露される。 さらにエリーズが惹かれるダンサーとして、フランス出身のメディ・バキが出演。コンテンポラリーとブレイキンを融合したパフォーマンスで魅了する。その他、エリーズの父親に「12か月の未来図」のドゥニ・ポダリデス、レジデンスのオーナーに「サン・ジャックへの道」のミュリエル・ロバン、理学療法士に「パリのどこかで、あなたと」のフランソワ・シヴィルを配している。心躍るダンスストーリーに注目だ。 「ダンサー イン Paris」 監督:セドリック・クラピッシュ 振付・音楽:ホフェッシュ・シェクター 出演:マリオン・バルボー、ホフェッシュ・シェクター、ドゥニ・ポダリデス、ミュリエル・ロバン、ピオ・マルマイ、フランソワ・シヴィル、メディ・バキ、スエリア・ヤクーブ 原題:EN CORPS/2022/フランス・ベルギー/フランス語・英語/日本語字幕:岩辺いずみ/118分/ビスタ/5.1ch 提供:ニューセレクト、セテラ・インターナショナル 配給:アルバトロス・フィルム、セテラ・インターナショナル 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、UniFrance/French Film Season in Japan 2023 © 2022 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA Photo : EMMANUELLE JACOBSON-ROQUES 公式HP:www.dancerinparis.com
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〈イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K〉ポスター&予告編到着、監督の来日決定
2023年6月27日韓国を代表する巨匠イ・チャンドンの監督全6作(「グリーンフィッシュ」「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」「シークレット・サンシャイン」「ポエトリー アグネスの詩」「バーニング 劇場版」)を4Kで上映し、さらに創作の歩みを追ったドキュメンタリー「イ・チャンドン アイロニーの芸術」を日本初公開する〈イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K〉が、8月25日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次開催。ポスターと予告編が到着した。 予告編は「ペパーミント・キャンディー」のソル・ギョング演じる主人公が叫ぶシーンで始まり、各作品の名シーンが次々と登場。また「イ・チャンドン アイロニーの芸術」では、イ・チャンドンが暮らしていた家、ソル・ギョング、ソン・ガンホ、チョン・ドヨン、ムン・ソリといった俳優のインタビューが紹介される。 さらに今回のレトロスペクティヴに合わせ、イ・チャンドンの5年ぶりの来日が決定。8月上旬にヒューマントラストシネマ渋谷で舞台挨拶付先行上映を行う予定だ(上映作は、配給元のTwitterアンケートで《劇場で1番観たいイ・チャンドン作品》に選ばれた「シークレット・サンシャイン」)。寡作な巨匠の世界に浸れるまたとない機会、見逃せない。 配給・宣伝:JAIHO ▶︎ 〈イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K〉開催。全6作+監督に迫るドキュメンタリー! -
東京・帝国劇場にて6月28日までプレビュー公演中、6月29日から8月31日まで上演される『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』。プレビュー公演初日の24日、メインキャスト8人が揃った記者会見に、原作者で映画監督のバズ・ラーマンがサプライズ登場した。 『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は2001年に公開されたバズ・ラーマン監督のミュージカル映画「ムーラン・ルージュ」が原作。ヒロインのサティーンをニコール・キッドマン、彼女に恋する作家クリスチャンをユアン・マクレガーが演じ、映像、音楽、すべてが規格外の豪華で斬新な映画は世界的にヒット。ミュージカルは2021年のトニー賞最多となる10部門で受賞し、今年、待望の日本公演が実現した。 カンパニーの雰囲気の良さが伺える会見にバズ・ラーマンがサプライズ登場! 記者会見は、作品を象徴するムーランルージュ(赤い風車)と青い象、豪華絢爛な真っ赤な舞台を俯瞰できるよう、帝劇2階の客席から行われた。ヒロイン・サティーン役(Wキャスト)の望海風斗と平原綾香、クリスチャン役(Wキャスト)の井上芳雄と甲斐翔真、ジドラー役(Wキャスト)の橋本さとしと松村雄基、デューク役(Wキャスト)の伊礼彼方とKが登場。 井上芳雄は、「コロナ禍を挟み、オーストラリアや韓国、海外のスタッフも参加して、ようやく実現しました。特に、ジドラー役の橋本さとしさんと松村雄基さんが登場するはじめのシーンは歓声がないと本人たちもやる気がしないので(笑)、どうぞ皆さん拍手と歓声を!」と、コロナ禍を経て通常モードでの演劇鑑賞が可能になったことを喜びつつ「盛り上がるところはいっぱいあるけど、まずはそこを!」とアピール。クリスチャンの恋敵デューク“公爵”を演じる伊礼彼方は「ミュージカル界で貴族、クズ、ヒールといえば伊礼彼方。いままでその役を一人で担ってきたけど、今回はK君とWキャストで嫌な役をやります。サティーンとクリスチャンの仲が盛り上がるのを引き立てたい」と、NHK連続テレビ小説『らんまん』で演じた高藤公爵役の「さらってしまいたか」との台詞も交え、笑いを誘った。 サティーン役の平原綾香は「泣けて、笑えて、悲しくもなるけど、最後にはハッピーになれる。本当に素晴らしい作品だと、毎日感動しながら稽古してきた」。望海風斗は「舞台に立つと世界観が感じられ、客席から見るとこんなにすごいんだ!」と驚いたと言う。 チケット代が高価であることも一部で話題だが、20年以上帝劇の舞台に立ってきた井上も初め感じた「規模が違う、決死の覚悟(笑)」という舞台装置だけでなく、衣裳ほかすべてが破格だそうだが、そうした状況に興奮しつつ初日に向けて稽古を重ねてきた出演者の仲、カンパニー全体の雰囲気の良さが垣間見られた。 そして最後に、バズ・ラーマンが「素晴らしかった!」と拍手をしながらサプライズ登場。「日本語はもちろんわからないけど、ユーモアも伝わり、最後の悲劇的な場面が特にすばらしく、海外の公演も含めて一番感動した!」と賛辞を贈った。 『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』日本版で歌われる楽曲は国内の有名アーティストが訳詞を手掛けていて、特に、最もエモーショナルなシーンで披露されるエルトン・ジョンの〈YOUR SONG〉は松任谷由実が訳詞を提供。ラーマンは「ユーミンは日本のアーティストのアイコン的存在。会えるのが楽しみ!」と歓喜していた。 訳詞提供は他にKREVAやUAらのミュージシャン、作詞家のいしわたり淳治、演出家の宮本亞門、コラムニストのジェーン・スーや芸人のサーヤ(ラランド)も参加。質の高さは折り紙付きのグローバルかつ、オリジナリティに富んだ日本版『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』は、8月末まで帝劇にて。 『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』 脚本:ジョン・ローガン 演出:アレックス・ティンバース 音楽監督・オーケストレーション・編曲:ジャスティン・レヴィーン 振付:ソニア・タイエ 出演:望海風斗/平原綾香(Wキャスト)、井上芳雄/甲斐翔真(Wキャスト)、橋本さとし/松村雄基(Wキャスト)、上野哲也/上川一哉(Wキャスト)、伊礼彼方/K(Wキャスト)、中井智彦/中河内雅貴(Wキャスト)、加賀楓/藤森蓮華(Wキャスト)ほか ◎公演期間/6月29日(木)〜8月31日(木) プレビュー公演 6月24日(土)〜28日(水) ©2023 Global Creatures. Moulin Rouge® is a registered trademark of Moulin Rouge. ▶公式サイトはコチラ 〈STORY〉 1899年、パリ。作家を目指すアメリカ人の青年クリスチャンは、モンマルトルの丘にあって、絢爛豪華たるショーを見せるナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」のスター、サティーンと恋に落ちる。しかし、経営難のムーラン・ルージュと女優を志すサティーンのパトロンになったデューク公爵が二人の仲を引き裂こうと画策する。クリスチャンとボヘミアンの友人たち──画家のロートレック、ダンサーのサンティアゴ──らは、窮地のムーラン・ルージュの復活と、サーティンの心を摑むべく新たなショーを作り上げようと奮闘するが……。
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SNSがポップな狂気を拡散する「#ミトヤマネ」。湯川ひな、稲葉友らが出演。本予告など到着
2023年6月26日インフルエンサーが直面するSNS社会の光と影の物語を、玉城ティナ主演 ×「VIDEOPHOBIA」の宮崎大祐監督で描く「#ミトヤマネ」が、8月25日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほかで全国公開される。追加キャストで湯川ひな、稲葉友、筒井真理子、安達祐実が発表され、主題歌アーティストはvalkneeに決定。さらに本予告と本ビジュアルが到着した。 湯川ひなは、インフルエンサーのミト(玉城ティナ)を陰で支える妹のミホを演じる。稲葉友は、ミトの所属事務所のマネージャー役。 valkneeは人気ラッパーで、ソロだけでなく、ギャルサーであるZoomgalsでの活動、アイドルへの歌詞提供も行う。「#ミトヤマネ」では主題歌だけでなく音楽ディレクション全般に関わった。宮崎監督は「こういう、速度があがってしまった時代をどう乗りこなしどう生きるのか、どう不安をごまかせるかという歌を彼女は歌っていて、歌詞が作品と一体化しているし、ミトの心象風景でもあると思った」と語っている。 〈コメント〉 湯川ひな/山根ミホ役 玉城さんの隣で似ても似つかない妹役を演じられたこと、稲葉さんを加えた3人のやり取り、宮崎監督の想像する濃い画に空虚なまま存在し続けること、不思議なお芝居を求められたように感じ、とても楽しかったです。 多言語が飛び交う稀有な撮影環境で生まれ、唯一無二の色で溢れたこの映画をぜひ楽しみにしてください! 稲葉友/田辺キヨシ役 田辺キヨシを演じました稲葉友です。映画の中にSNSの存在が当たり前になった今の日本が詰め込まれていました。そして映像や音楽、構成や見せ方など映画館で体感していただきたい魅力に溢れた作品です。今生きる世界において何が本当で何が嘘なのか、何が事実で何が虚構なのか、その境界線はどこなのか。是非とも映画館まで足をお運びください。 valknee/主題歌・音楽 軽薄で忙しないタイムラインのように、幼稚なコメントが押し寄せるように、この作品は見る側にもじんわりと負荷を掛けてきます。翌日から皆さんのSNSライフは少し違った味わいになるかもしれません。映画音楽を担当するのは初めてのことで、その経験が「#ミトヤマネ」であったことを嬉しく思います。しっくり来ています。エンドロールまで楽しんでいただけたら幸いです。 本予告は、〈ディープフェイクアプリ〉によりミトの顔が増殖していく世の中を紹介。本ビジュアルは、ARカメラアプリ〈SNOW〉のAIアバター機能でミトをクリエイト、その背景を画像生成AI〈Stable Diffusion〉が描いている。リアルと虚構の境界が曖昧化した、ポップな狂気に注目したい。 ©︎2023 映画「#ミトヤマネ」製作委員会 配給:エレファントハウス ▶︎ SNSが拡散するポップな狂気。玉城ティナ主演 × 宮崎大祐監督「#ミトヤマネ」 -
名作オペラが大胆アレンジでミュージカル映画に。「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」
2023年6月26日ジャコモ・プッチーニ作曲により、1830年代パリに暮らす若い芸術家たちの青春を描いた名作オペラ『ラ・ボエーム』。その舞台を現代ニューヨークに置き換え、主要キャラクターにアジア人を据えてミュージカル映画化した「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」が、10月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される。特報映像とポスタービジュアルが到着した。 大晦日のニューヨーク。凍えるような屋根裏部屋で、4人の芸術家が成功を夢見ながらその日暮らしを送っていた。その中の一人である詩人のロドルフォは、火を借りようと部屋にやってきた隣人のミミと恋に落ちる。同じ頃、店で新年パーティをしていたマルチェッロは、偶然にも元恋人のムゼッタと再会し、愛を甦らせる。 やがてミミは重い病に侵され、ロドルフォは彼女のもとを去っていた。ムゼッタとマルチェッロも、嫉妬が原因で別れを迎えていた。すれ違う2組の恋人たちは、それぞれの道を歩んでいくが……。 貧困やマイノリティの立場など、さまざまな困難を抱えた芸術家や恋人たち。それでも夢を追う情熱的な生きざまが、現役オペラシンガーの歌声とともに描かれ、感動を呼ぶ。 「ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌」 監督:レイン・レトマー 作曲:ジャコモ・プッチーニ 音楽監督:ショーン・ケリー 製作:モアザンミュージカル(長谷川留美子) 出演:ビジョー・チャン、シャン・ズウェン、ラリサ・マルティネス、ルイス・アレハンドロ・オロスコ、井上秀則、アンソニー・ロス・コスタンツォ、イ・ヤン 2022年/香港・アメリカ/スコープサイズ/96分/カラー/伊語/5.1ch/原題『La bohème: A New York Love Song』/日本語字幕翻訳:古田由紀子/映倫区分G 配給:フラニー&Co.、シネメディア、リュミエール © 2022 More Than Musical.All Rights Reserved. 公式サイト:la-boheme.jp