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  •   ポール・シュレイダー監督&脚本、マーティン・スコセッシ製作総指揮、オスカー・アイザック主演でギャンブラーの復讐と贖罪を描いたスリラー「カード・カウンター」が、6月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかで全国順次公開。オスカー・アイザックが鮮やかにカードをさばくシーンの映像が到着した。     ポーカーの最高の手を再現するウィリアム・テル(オスカー・アイザック)。カードを扇状に広げてターンオーバーを見せ、マジシャンのように言い当てながら引いていく──。 カードは「人から見て学んだ」というオスカー・アイザック。シュレイダー監督作へは初参加となるが、実は前作「魂のゆくえ」でトラー牧師役に想定されていたという。それは実現しなかったが「それでもオスカーのことを考えるのをやめたことはない。彼はいつも私の映画の登場人物にしたい俳優なんだ」「『カード・カウンター』の構想を考え始めた時には、すぐにアイザックのことを考えた」とシュレイダーは明かす。 一方のアイザックも、長らくシュレイダーとの仕事を望み、今回のオファーを快諾。「彼の創作する登場人物の個性は強く、忘れることができない。本作でそれを体現できるチャンスをもらえたことをとても喜んでいる」と語っている。 シュレイダーの演出とアイザックの演技、たっぷり味わいたい。     Story 風変わりなギャンブラーのウィリアム・テル(オスカー・アイザック)。米国軍刑務所で10年間服役し、カードゲームの勝率を上げる裏技「カード・カウンティング」を独学で習得し、「小さく賭けて小さく勝つ」がモットーで、目立たず匿名でいることを好む。 ある日、彼はギャンブル・ブローカーのラ・リンダ(ティファニー・ハディッシュ)と出会い、ポーカーの世界大会への参加を促される。さらに直後、2人の男と遭遇。1人は上等兵だったウィリアムに“消えない罪”を背負わせたジョン・ゴード(ウィレム・デフォー)、もう1人はゴードへの復讐を持ちかける若者カーク(タイ・シェリダン)だった。やがてウィリアムの謎めいた人生が徐々に明かされ、復讐と贖罪のゲームが始まる──。   © 2021 Lucky Number, Inc. All Rights Reserved. 配給:トランスフォーマー ▶︎ ポール・シュレイダー × スコセッシで復讐と贖罪を描く「カード・カウンター」、ポスタービジュアル到着
  • 『エルピス―希望、あるいは災い―』は、映画「ジョゼと虎と魚たち」やNHKの朝ドラ『カーネーション』といった作品で知られる人気脚本家の渡辺あやが、『カルテット』や『大豆田とわ子と三人の元夫』など、これまでも話題作を数多く手掛けてきた佐野亜裕美プロデューサーとタッグを組み、6年もの歳月をかけてさまざまな障壁を乗り越え、不屈の精神で制作を実現させた、全10話から成るドラマである。テレビ業界の裏側を誰よりもよく知る者たちが、あえてテレビ業界の負の部分にフォーカスをあてることで、社会に潜む“違和感の正体”や“正しさとは何か”に深く迫ったまさに「身を切った」企画であり、長澤まさみ、鈴木亮平、眞栄田郷敦ら俳優陣の芝居はもちろんのこと、映像、音楽、デザインに至るまでプロの職人技が随所に光る一級のエンタメ作品でもあるのだから、面白くないわけがない。そんな本作のBlu-ray&DVD BOX が、5月26日にリリース。BOXでしか見ることができない映像特典と合わせて、本作の制作陣の想いに迫った。 制作陣の覚悟と、出色の俳優陣に託された想い 路上キスを週刊誌に撮られて人気が失墜した元エースアナウンサーの浅川恵那(長澤まさみ)と、自分をエリートだと信じて疑わないボンクラな若手ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)が、深夜のバラエティ番組〈フライデー・ボンボン〉を舞台に繰り広げるお仕事コメディであるかのように一瞬見せかけて、いざ蓋を開けると“実在の複数の事件から着想を得たフィクション”であるところの、政治×警察×メディアの癒着を暴く社会派ドラマに転調し、テレビ局内の力関係が如実に反映されたリアルな社内恋愛事情や、セクハラ・パワハラ・モラハラまみれの男の内に燻るジャーナリスト魂までもが巧みに絡み合う『エルピス』。 2016年、島根在住の脚本家・渡辺あやの元に、当時別のテレビ局に所属していた佐野亜裕美プロデューサーが、「一緒にラブコメをやりましょう」と持ち掛けたことが企画の発端だったが、打ち合わせを重ねるうちにいつしか政治に関する話題で盛り上がるようになり、当初のラブコメから、冤罪事件を軸としながら政権や官僚へのメディア側の忖度の実態を描いた社会派ドラマに姿を変えた結果、「放送までに6年かかった」──。という苦労話はドラマの放送前からさまざまな記事で語られていたが、第1話を視聴していた筆者にも渡辺と佐野プロデューサーらの執念ともいうべき覚悟はひしひし伝わり、SNS上にも「制作陣の本気を感じた」「傑作の予感」といった評が飛び交い、大反響を巻き起こした。 筆者は、2021年9月にNHKで渡辺あやが脚本を手掛けたドラマ『ワンダーウォール』が再放送されたタイミングで渡辺にインタビューした際、渡辺が寡作である理由について尋ねてみたことがある。すると「いくら書いても書いても、企画が全然通らないんですよ!」と憤りを帯びた答えが返ってきたのだが、渡辺あやが書いた脚本が通らないわけないだろう、と訝しく思っていた。だが、本作を観てこの企画にOKが出せるテレビ局は相当肝が据わっているとようやく合点がいった。そして「もしやこのドラマの登場人物たちと同様、作品と心中するつもりなのか……!?」と、少しだけ不安にもなった。 というのも『ワンダーウォール』の時点では、「登場人物に“怒りの感情”をストレートに語らせても伝わらない。より多くの人に伝えるためには、“ゆるふわ”に見せかける必要があるのかもしれない」と話していた渡辺が、今回の『エルピス』では、恋愛やコミカルな要素も交えながらも、政治や官僚への不信感をここまで直接的かつ、リアリティを持って描き込んでいたことに驚き、圧倒されたからだ。と同時に、「限りなく信用を失いかけているメディアが、自分たちの力を本気で正しく使うとどこまで届くか」を、自らに刃を向けて試したのではないか、とも思わずにはいられなかった。そして気づけば、制作陣の想いを受け取った俳優たちが、自らの肉体と声をその壮大なる試みに身を捧げるかのように演じている芝居に、毎回心を揺さぶられている自分がいた。 例えば、ろくに眠れず、食べ物ものどを通らず、水以外のものを身体に入れようとすると吐き気を催していた恵那が、拓朗から持ち掛けられた冤罪事件の真相解明に向き合う覚悟を決め、「おかしいと思うことを飲み込んじゃダメなんだよ」「私はもう飲み込めない」と宣言する場面で、長澤まさみから溢れ出ていた凄み。あるいは、事件を追う中でみるみる野性味を増していき、無精髭にギラリと光る眼でとんでもないスクープを掴み取る拓朗に扮する、眞栄田郷敦の見事なまでの豹変ぶり。そして、恵那のかつての恋人で、スキャンダル発覚後に官邸キャップとして異例の出世を遂げた斎藤に扮した、鈴木亮平のスマートな身のこなしに宿る、周囲の人間を取り込み翻弄する男の才覚。さらには、セクハラ・パワハラ・モラハラ発言で顰蹙を買いつつ、かつては報道にいたテレビマン村井の矜持を愚直に体現する、名バイプレーヤー岡部たかしの哀愁と色気──。「『この業界に風穴をあけるヒーローのような若者に出て来てほしい』と、ここ10年くらいずっと思い続けてきた」という、渡辺の切なる想いが彼らに託されているかのようだった。 本作が見るものに投げかけるメッセージ そんな本作にかける制作陣の想いは、今回収められた映像特典で確かめることができる。主演の長澤まさみのロングインタビューや、撮影の舞台裏を捉えたメイキング映像、中でも渡辺あやと佐野亜裕美による対談は必見だ。6年越しでようやく実ったドラマの誕生秘話やタイトルが決定した経緯、本作に込めた思いをアツく語り尽くす発言の数々によって、本作が投げかけるメッセージをより深く理解することができることだろう。 「エルピス」とは、「古代ギリシャ語で様々な災厄が飛び出したと伝えられる【パンドラの箱】に残されたものとされ、【希望】とも【予兆・予見】とも訳される」ことにちなんだタイトルだが、劇中の登場人物たちと同様、企画や作品と共に心中するのは製作陣ではなく、むしろ、恵那や拓朗の孤独な奮闘をエンタメとして享受してきた我々の方なのかもしれない……と考えることは、果たして希望と災いのどちらにあたるだろうか。筆者には、あらゆる困難を乗り越え、恵那や拓朗が必死で繋いできたバトンを受け取り、違和感の正体や自分なりの正しさと向き合う覚悟を我々一人ひとりが持ち始めるところまでが、本作に込められた、制作陣の“祈り”のように思えてならない。「たった一人でもいま自分の目の前にいる人のことを信じられるかどうか。それこそが希望である」というメッセージを受け取り、その志を受け継いだ人たちがそれぞれの場所で立ち上がる勇気が持てますように、と。 文=渡邊玲子 制作=キネマ旬報社   https://www.youtube.com/watch?v=pEoDQVtXQ2M   『エルピス―希望、あるいは災い―』 ●5月26日(金)Blu-ray&DVD BOX発売(レンタルDVD同時リリース) ▶Blu-ray&DVDの詳細情報はこちら ●Blu-ray BOX:26,400円(税込) DVD BOX:20,900円(税込) 【封入特典】 ・スペシャルブックレット(24P) 【映像特典】(90分) ・メイキング ・長澤まさみスペシャルインタビュー ・長澤まさみ×鈴木亮平×眞栄田郷敦 3ショットインタビュー ・渡辺あや×佐野亜裕美 インタビュー ・エルピス in カンヌ ・八頭尾山連続殺人事件 特集映像 【スピンオフドラマ】(43分) ・TVer限定 エルピス スピンオフドラマ「8人はテレビを見ない」 ●2022年/日本/本編約466分 ●出演:長澤まさみ、眞栄田郷敦、三浦透子、三浦貴大、近藤公園、池津祥子、梶原善、片岡正二郎、山路和弘、岡部たかし、六角精児、筒井真理子、鈴木亮平 ●脚本:渡辺あや ●演出:大根仁、下田彦太、二宮孝平、北野隆 ●音楽:大友良英 ●主題歌:Mirage Collective「Mirage」(SPACE SHOWER MUSIC) ●プロデュース:佐野亜裕美、板垣護、大塚健二 ●制作協力:ギークピクチュアズ ギークサイト ●制作著作:カンテレ ●発売元:関西テレビ放送 販売元:ハピネット・メディアマーケティング ©カンテレ
  •   女性の主体性を脅かす社会の相貌を描いてきたハンガリーの至宝、メーサーロシュ・マールタ。その作品群をレストア版で日本劇場初公開する特集が、5月26日(金)より新宿シネマカリテほかで全国順次開催される。第69回ベルリン国際映画祭(2019年)での監督インタビュー映像、ならびに日本の観客に向けたメッセージが到着した。     インタビューは、第25回ベルリン国際映画祭(1975年)で金熊賞に輝いたメーサーロシュ監督作「アダプション/ある母と娘の記録」が、40年以上を経て、修復版でベルリナーレ・クラシックにて上映された際に撮影された。多くの社会主義国が参加した映画祭での出来事、製作当時のハンガリーの社会情勢、自作に出演した俳優たちの演技、ヤンチョー・ミクローシュ監督との思い出などが語られる。   親愛なる日本の友人たちへ 2023年に日本で私の映画を上映していただけることは、大きな喜びであり光栄なことです。これらの映画は私自身と同じくとても古い映画ですが、自分の作品が新しい世代の中でも生きて楽しんでもらえることは特別な喜びです。 1980年代のある時期、私は東京国際映画祭のゲストとして日本に滞在していました。正確な年やどの作品で参加したのかは覚えていませんが、年齢に免じてご容赦ください。ですが観客が映画を理解し敏感に反応してくれたこと、そしておもてなしが素晴らしかったことはよく覚えています。私たちのために素敵な小旅行を企画してくださったおかげで、あなたたちの魅力的な国と文化を垣間見ることができました。 私はずっと日本という国について、そして日本映画に興味を抱いてきました。黒澤は私にとって師匠であり、多大な影響を受けました。 古い映画を見つけてくれてありがとう。自由の問題も女性の状況も私が映画を撮った頃からあまり良くはなっていないのですから、これらの作品はきっと、今の時代にも有効でしょう。 映画を見て、考えて、語り合ってください。 敬具 メーサーロシュ・マールタ 2022年11月20日、ブダペシュトにて   ▲メーサーロシュ・マールタ   © National Film Institute Hungary – Film Archive 配給:東映ビデオ ▶︎ ハンガリーの至宝メーサーロシュ・マールタ監督特集が決定。著名人コメント到着 ▶︎ 社会と女性の相貌を見つめる。メーサーロシュ・マールタ特集、予告編到着
  •   第19回大藪春彦賞を受賞した長浦京の凄絶華麗なエンタテインメント小説を、綾瀬はるか主演 × 行定勲監督で映画化した「リボルバー・リリー」が、8月11日(金)より全国公開。ティザービジュアルと映像2本が到着した。     綾瀬はるかが最強ダークヒロインたる主人公・小曾根百合を演じ、長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、佐藤二朗、吹越満、内田朝陽、板尾創路、橋爪功、石橋蓮司、阿部サダヲ、野村萬斎、豊川悦司が共演する本作。ティザービジュアルにはS&W M1917リボルバーを握る綾瀬の姿が据えられた。       映像は特報(30秒)と〈撮影現場 秘蔵映像公開 Vol.1〉(60秒)。欲望を剥き出した者たちの交錯は、いかなる展開を呼ぶのか? 詳細は続報を待ちたい。   Story 1924年帝都・東京。謎の男たちに屋敷を襲われた細見慎太は、どうにか脱出するものの取り囲まれてしまう。そこへ助けに現れたのは小曾根百合。その手にはS&W M1917リボルバーが握られていた。出会いの裏に隠された驚愕の真実を知らぬまま、2人は行動を共にし、巨大な陰謀に呑まれていく──。   「リボルバー・リリー」 出演:綾瀬はるか、長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、佐藤二朗、吹越満、内田朝陽、板尾創路、橋爪功、石橋蓮司、阿部サダヲ、野村萬斎、豊川悦司 監督:行定勲 原作:長浦京『リボルバー・リリー』(講談社文庫) 配給:東映 ©2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ 公式HP https://revolver-lily.com/
  •   レゲエ誕生に大きな影響を与えながらもわずか数年で表舞台から去った伝説のレーベル〈トロージャン・レコーズ〉にフォーカスし、差別や偏見と闘う人々を鼓舞しながらダンスフロアを揺らしたルードボーイたちの儚い軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー「ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語」が、7月29日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開。日本版ポスタービジュアルが到着した。     アーカイブ映像と再現ドラマを織り交ぜて描き、リー・スクラッチ・ペリー、トゥーツ・ヒバート、ケン・ブース、ネヴィル・ステイプル、マルシア・グリフィス、デイヴ・バーカー、ダンディ・リビングストン、ロイド・コクソン、ポーリン・ブラック、デリック・モーガンら伝説的アーティストが語り部として登場する本作。監督はイギリスのフォークロックバンド、マムフォード・アンド・サンズのライブを記録した「THE ROAD TO RED ROCKS」で2014年グラミー賞最優秀音楽映画賞にノミネートされたニコラス・ジャック・デイヴィスだ。 レーベルはいかに栄光を築き、転落したのか。注目したい。     Story 1956年ジャマイカ、西キングストン地区。デューク・リードが開業した酒場トレジャー・アイルには“トロージャン”と名付けられた巨大なサウンドシステムが備わっており、夜な夜な人々が集うダンスフロアと化していた。やがてリードは地元のシンガーやバンドを集め、オリジナルのレコードを吹き込む。デリック・モーガンが歌う「Lover Boy」は大ヒットし、その後も多くのシンガーを輩出。ジャマイカ発のリズム&ブルースは独自の進化を遂げ、スカやロックステディ、そしてレゲエが誕生した。 一方、ジャマイカ独立を機に多くの同国人が移住したイギリスには、アジア系ジャマイカ人の実業家リー・ゴプサルがいた。レゲエにビジネスチャンスを見出した彼は、1967年にイギリス初のレゲエ専門レーベル〈トロージャン・レコード〉を立ち上げる。イギリスに渡った“トロージャン”は多くのジャマイカ人に愛されただけでなく、労働者階級の白人ユースカルチャーとも共鳴。1970年4月26日にウェンブリー・スタジアムで開催されたレゲエ・フェスティバルでは、1万人を超える黒人と白人の若者がスタジアムを埋め、レゲエは人種を超えたムーブメントを巻き起こす。しかしトロージャン・レコーズの事業は傾き始め、倒産の危機を迎えてしまう……。   「ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語」 2018年/イギリス/英語/85分/スコープサイズ/カラー/5.1ch/字幕:上條葉月/原題:Rudeboy: The Story of Trojan Records/配給:ダゲレオ出版(イメージフォーラム・フィルム・シリーズ)

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