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鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシアの衝撃的デビュー作にして幻のカルトムービー「アクション・ミュタンテ」(1993)が、4K版でリバイバル決定。8月23日(金)より新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。メイン写真が到着した。 美しい者だけが権力を握る近未来。胸に5キロの爆弾を抱えたケミスト、結合双生児の兄弟アレックスとアラン、怪力のM・Aなど容貌が原因で迫害されてきたテロリスト集団〈アクション・ミュタンテ〉は、「美しいものは悪だ」を合言葉に、誘拐、略奪、殺人を繰り返していた。 そしてある日、監獄から出所したボスのラモンを迎え、パン製造業で財を成したオルホの娘であるパトリシアの結婚パーティに潜入。ミュタンテたちは次々と客を殺害し、パトリシアを拉致する。 しかし、身代金の引換え場所である惑星へ向かう最中、互いを疑い始め、挙げ句の果てに殺し合いに。それでも惑星もろともぶっ飛ばす勢いで突き進む──。 のちに「ビースト獣の日」(1995)でゴヤ賞の監督賞などに輝き、「気狂いピエロの決闘」(2010)はクエンティン・タランティーノに絶賛されてヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞したアレックス・デ・ラ・イグレシア。ペドロ・アルモドバルが製作を務めたそのデビュー作が、邦題を「ハイルミュタンテ! 電撃XX作戦」さらには「未来世紀ミュータント」からこのたび「アクション・ミュタンテ 4K」に改め、スクリーンに甦る。 強烈キャラクターによるバイオレンスとブラックユーモアが炸裂。キッチュでポップでどこまでもアナーキーな怪作をお見逃しなく。 「アクション・ミュタンテ 4K」 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア 脚本:アレックス・デ・ラ・イグレシア、ホルヘ・ゲリカエチェバァリア 製作:ペドロ・アルモドバル、アウグスティン・アルモドバル 撮影:カルレス・グシ 音楽:ファン・カルロス・クエリョ 出演:アントニオ・レシネス、フェルナンド・ギーエン、フレデリケ・フェデール、アレックス・アングロ、フアン・ヴィアダス、サテュリアーノ・ガルシア、カラ・エレハルデ 1993年/スペイン=フランス合作/95分/スコープサイズ/原題:ACCION MUTANTE キングレコード提供 フリークスムービー配給 © EL DESEO, S.A. – CIBY 2000 - 1992
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〈ホラー秘宝まつり2024〉開催。1970年代の変態ホラー3本を日本初公開
2024年6月12日キングレコード主催の映画祭〈ホラー秘宝まつり〉。11年目となる2024年は、8月30日(金)よりキネカ大森、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次開催される。禍々しいコラージュが印象的なポスタービジュアルが到着した。 ラインナップは、ミステリアスなムード漂う先駆的ゾンビ映画「メサイア・オブ・デッド」(1973)、ジャッロの奇才レナート・ポルセッリが異常なエロス世界を描いた「デリリウム」(1972)、B級専門の映画会社トロマ・エンターテインメントの初期作「悪魔のしたたり」(1976)という、すべて日本劇場初公開の1970年代カルトホラー3本だ。 「メサイア・オブ・デッド」 【STORY】海沿いの町ポイント・デューンに暮らす父より、定期的に手紙を受け取ってきたアーレッティ。ところが内容が徐々に奇妙になり、やがて音信不通に。心配した彼女は町を訪れ、父が残した日記から奇怪な事態を知ることに……。 監督・脚本:ウィラード・ハイク 製作・脚本:グロリア・カッツ 撮影:スティーブン・カーツ 美術:ジャック・フィスク、ジョアン・モシン 編集:スコット・コンラッド 音楽:フィラン・ビショップ 出演:マイケル・グリーア、マリアンナ・ヒル、ジョイ・バン、アニトラ・フォード、ローヤル・ダーノ、エリシャ・クック・Jr.、ウォルター・ヒル 1973年/アメリカ/90分/スコープサイズ/英語/原題:MESSIAH OF EVIL © MCMLXXⅢ by A V/M Production. All Rights Reserved. 「デリリウム」 【STORY】人望の厚い心理学者のリュータック教授は、性的不能であることに苦悩し、若い女性をつけ狙う殺人者と化していく。それに気づいた妻のマルツィアは、警察の目を誤魔化そうと自らも凄惨な犯罪に手を染めていくが……。 製作・監督・脚本:レナート・ポルセッリ(ラルフ・ブラウン) 撮影:ウーゴ・ブルネッリ 美術:ジュゼッペ・ラニエリ 音楽:ジャンフランコ・レヴェルベリ 出演:ミッキー・ハージティ、リタ・カルデローニ、タノ・チマローサ、ラウル・ラヴッチオ、カルメン・ヤング、クリスタ・バリモア 1972年/イタリア/102分/ビスタサイズ/イタリア語/原題:DELIRIO CARDO © 1972 G.R.P. CINEMATOGRAFICA 「悪魔のしたたり」 【STORY】ニューヨークのシアターで、サルドゥはアシスタントを従え、若い女性を拷問して切断するショーを上演。観客はまやかしだと思っているが、それは現実の殺人だった……。 監督・脚本:ジョエル・M・リード 撮影:ロン・ドルフマン 特殊効果:ボブ・オブラドヴィッチ 音楽:マイケル・サウル 出演:シーマス・オブライエン、ヴィジュ・クレム、ナイルズ・マクマスター、ダン・ファウチ、アーニー・ピッシャー、ヘレン・トンプソン 1976年/アメリカ/89分/ビスタサイズ/英語/原題:BLOODSUCKING FREAKS © Troma Entertainment, Inc.1976 〈ホラー秘宝まつり2024〉 提供・配給:キングレコード 宣伝:ブラウニー 公式サイト:https://horror-hiho.com -
心の居場所を見つける。ノルウェー発のスローシネマ「ヒューマン・ポジション」
2024年6月12日病気の療養を経て新聞記者に復職した主人公が、何気ない日常や社会との繋がりから心の居場所を見つけていく姿を描いたノルウェー発の物語「ヒューマン・ポジション」が、9月14日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。ティザーポスターと特報映像が到着した。 新聞社に勤めるアスタは、ホッケーチーム、アールヌーボー建築を保存するための小さなデモ、クルーズ船の景気など地元の人々を取材してニュースにする。支えとなるガールフレンドのライヴは、デザインチェアを修復し、キーボードを演奏し、作曲する。子猫が歩き回る家で、料理を作ったり、古い映画を観たり、ボードゲームを楽しんだりと二人は穏やかな時を過ごしている。 そんな中でアスタが目にしたのは、10年間ノルウェーに暮らしてきた難民のアスランが強制送還されたという記事だった。事態を調べながら、アスタは自身を覆っていた無気力感を払拭し、仕事とプライベートの両方で“心の居場所”を見出していく──。 https://www.youtube.com/watch?v=gtgK7HsXte0 これが長編2作目となるアンダース・エンブレム監督が、故郷である美しい港町オーレスンを舞台に描出。監督はインスピレーションの源としてロベール・ブレッソンと小津安二郎を挙げており、劇中には「お茶漬けの味」の台詞が登場する。もう一つの主役といえる椅子、主人公を見守る子猫も印象的。 アスタを演じるのは、「HURRY SLOWLY」(原題)に続いてエンブレム監督とタッグを組んだアマリエ・イプセン・ジェンセン。ライヴ役にはマリア・アグマロ。静かで優しいスローシネマに注目したい。 「ヒューマン・ポジション」 監督・脚本・編集:アンダース・エンブレム 撮影:マイケル・マーク・ランハム 音楽:エイリク・スリニング 製作:スティアン・スキャルタッド、アンダース・エンブレム 出演:アマリエ・イプセン・ジェンセン、マリア・アグマロ、ラース・ハルヴォー・アンドレアセン 原題:A Human Position 日本語字幕:西村美須寿 提供:クレプスキュール フィルム、シネマ サクセション 配給:クレプスキュール フィルム 2022年/ノルウェー/ノルウェー語/カラー/ビスタ/78分 © Vesterhavet 2022 -
永野芽郁と佐藤健がW主演。実写映画「はたらく細胞」超特報映像が解禁
2024年6月12日人間の体内を舞台に、擬人化された細胞たちの活躍を描いた漫画『はたらく細胞』(著者:清水茜/講談社「月刊少年シリウス」で連載)。2017年にフランスの新聞ル・モンドで《この夏推薦する図書リスト》に選出され、2018年のアニメ化でブームが加速、スピンオフも相次ぎシリーズ累計発行1,000万部を突破している。 その実写映画版が2024年12月に全国公開。このたび主人公の〈赤血球〉を永野芽郁、〈白血球〉を佐藤健が演じることが発表され、キャラクタービジュアルと超特報映像が解禁された。 一人前になることを誓うフレッシュな赤血球と、侵入した細菌を瞬く間に駆除するクールな白血球。彼らをはじめ37兆個の細胞が働く“体内ワンダーランド”に、未曾有の危機が訪れる……!? https://www.youtube.com/watch?v=D3t5S9YlwJw 監督は「翔んで埼玉」「テルマエ・ロマエ」の武内英樹、アクション演出は「るろうに剣心」『幽☆遊☆白書』の大内貴仁が担当。日本映画最大級のスケールで描かれる“世界最小”の物語に注目だ。 ©清水茜/講談社 ©2024映画「はたらく細胞」製作委員会 配給:ワーナー・ブラザース映画 ▶︎ 『はたらく細胞』が実写映画化。「翔んで埼玉」の監督&脚本コンビで贈る! -
女性指揮者になる夢へ邁進。実話に基づく感動作「パリのちいさなオーケストラ」
2024年6月12日パリの名門音楽院への編入を認められたアルジェリア系の少女が、巨匠セルジュ・チェリビダッケに師事し、世界に6%しかいない女性指揮者になる夢へ突き進む──。 ディヴェルティメント・オーケストラを立ち上げて現在も精力的に活動するザイア・ジウアニの実話を、「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」のマリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール監督が映画化した「パリのちいさなオーケストラ」が、9月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で公開。ビジュアルが到着した。 パリ近郊の音楽院でヴィオラを学んできたザイアは、最終学年でパリ市内の名門音楽院への編入を認められ、指揮者になるという夢を持つ。だがそれは女性にとって困難な道のりで、しかもクラスにはエリートのライバル、ランベールがいた。 高級楽器を持つ名家の生徒たちに田舎者と野次られ、授業で指揮台に立っても真面目に演奏してもらえず、苦悩するザイア。しかし特別授業に来た世界的指揮者に気に入られ、指導を受けて道が開き始める──。 人種やジェンダー、階級・経済格差といった壁を、努力と情熱ならびに家族の支えで乗り越えていく物語に胸が熱くなる。演奏される数々の楽曲とともに楽しみたい。 〈劇中の演奏曲〉 ♪ボレロ/ラヴェル ♪夢のあとに/フォーレ ♪『アルルの女』第2組曲 第4曲:ファランドール/ビゼー ♪交響曲第9番「新世界より」/ドヴォルザーク ♪『ロメオとジュリエット』「騎士たちの踊り」/プロコフィエフ ♪ピアノ・ソナタ 第14番「月光」/ベートーヴェン ♪『サムソンとデリラ』 作品47バッカナール/サン=サーンス ♪『魔笛』「これはなんと素晴らしい響き」/モーツァルト ほか 「パリのちいさなオーケストラ」 監督・脚本:マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール 出演:ウーヤラ・アマムラ、リナ・エル・アラビ、ニエル・アレストリュプ 2022年/フランス/フランス語/114分/カラー/ビスタサイズ/原題:Divertimento/映倫区分:PG-12/配給:アット エンタテインメント © Easy Tiger / Estello Films / France 2 Cinéma 公式サイト:parisorchemovie.com