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  •   “ワイン真空地帯”であるジンバブエ出身のソムリエたちがブラインドテイスティング大会で世界一を目指す姿を追ったドキュメンタリー「チーム・ジンバブエのソムリエたち」が、12月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほかで公開。ワインのプロや著名人のメッセージ、および場面写真が到着した。     ワインの生産と消費はほとんどゼロで、2008年より政治的混乱とハイパーインフレに見舞われたジンバブエ。そこから南アフリカに逃れ、努力と才能で有名レストランのソムリエとなった4人の若者が、〈世界ブラインド・テイスティング選手権2017〉に初参戦する姿を追った“ワイン版「クール・ランニング」”というべき本作は、トライベッカ映画祭で観客賞に輝いた。   メッセージは以下(順不同・敬称略)。 壮絶な人生を歩んできた4人の難民が、ワインに導かれ集結。 故郷を想う彼らの言葉に心動かされ、気がつけば自分も、“チーム・ジンバブエ”の一員に。 新たな障害を乗り越え、ジャイアントキリングを狙う。 ──髭男爵ひぐち君/芸人・ソムリエドヌール・名誉ソムリエ 全く未知の世界に挑む発想の豊かさ、個別のエゴが邪魔しない見事なチームワーク、そして失敗してもめげずにやり続けるガッツ、これは人生の教訓に満ちた最高に気分のいい話です。 ──ピーター・バラカン/ブロードキャスター アフリカの大地に根ざすエネルギーに支えられた男たちはたくましい。 これは、ワイン愛好家向けの映画ではない。ワインを飲まない人の心も揺さぶる人間賛歌だ! ──山本昭彦/ワインジャーナリスト なんて、エキサイティング!難民として祖国を出た四人の青年はワインに出会って人生が変わったけれど、保守的なワインの世界もまた、彼らという新しい風によって変わりはじめていくのだと感じました。 ──近藤史恵/小説家〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ 僕のたましいを測るのは、誰かの物差しではなく、僕自身である。故郷からの移住を余儀なくしつつ、運命を自ら切り開いたチーム・ジンバブエの主人公たちがまぶしく見えた。 ──吉國元/ジンバブエ生まれ・美術家 今最高にホットなワイン産地南アフリカで、難民からトップソムリエに昇りつめた4人。それぞれのテイスティングにはそれぞれの人生が刻印されている。コメントの一言一言に人間のストーリーと世界の歴史がある! ──鴻巣友季子/翻訳家 チーム・ジンバブエのチャレンジ精神と好奇心と情熱に自分の人生が重なり涙腺が崩壊しました。体当たりで挑戦したからこそ見える世界が、きっとあるはず。4人の活躍をもっともっと観ていたい! ──佐藤圭史/Cage Wine ワイン 醸造家 新たなことへのチャレンジは、未来を変えるチャンスである。改めて教えられました。 ジンバブエの未来に栄光あれ! 現在、ジンバブエのソムリエ協会は国際ソムリエ協会のオブザーバーメンバーです。 ──田崎真也/元国際ソムリエ協会会長 どうなるかとハラハラしながらもウキウキが倍速。応援する気持ちがどんどん湧いてきて、最終的には自分自身が鼓舞された。やりたいことは、やるしかない!と。 ──東ちづる/俳優・一般社団法人Get in touch 代表 ワインが人生を変えた!と彼らが豪語するように、かなり影響力の強い液体である 喜怒哀楽をくすぐるオシャレな生き物という事を“チーム・ジンバブエ”が熱く教えてくれたわ。 ──萬田久子/女優           場面写真は、ジンバブエ国旗のロゴが入ったチームのスタジャンを誇らしげに羽織る4人、フライト前の空港での様子、フランス人コーチのドゥニ・ガレを交えたブルゴーニュでの姿、テイスティングの訓練を捉えている。   Story “ワイン真空地帯”のジンバブエ共和国から、4人のソムリエが〈世界ブラインドワインテイスティング選手権〉に初参戦する珍事が起きた。 南アフリカに逃れた難民でもあるジョゼフ、ティナシェ、パードン、マールヴィンの“チーム・ジンバブエ”は、クラウドファンディングで支援を受け、先進国の白人が多数を占めるスノッブな世界に乗り込む。迎え撃つのは23カ国から集まった“神の舌を持つ”一流ソムリエたちだ。 ところが会場があるワインの聖地、フランスのブルゴーニュに辿り着くと、限られた経費で雇ったコーチは久しぶりの晴れ舞台で大暴走。浮き足立つチームの波乱に満ちたワインバトルの結末やいかに?   「チーム・ジンバブエのソムリエたち」 監督:ワーウィック・ロス、ロバート・コー 2021年/オーストラリア映画/英語・ショナ語・仏語/ビスタ/5.1ch/96分/原題:Blind Ambition/日本語字幕:横井和子 後援:ジンバブエ共和国大使館 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム © 2020 Third Man Films Pty Ltd 公式HP:team-sommelier.com
  •   ロマン・ポランスキーが当時18歳のナスターシャ・キンスキーを主演に迎え、文豪トマス・ハーディの『ダーバヴィル家のテス』を映画化した「テス」(1979)が4Kリマスターで復活。1月6日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町で特別先行公開、1月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋HUMAXシネマズほかで全国順次公開される。ポスタービジュアル2種が解禁された。       英国ドーセット州の片田舎を舞台に、貧しい家で生まれ育った美しく気高い女性テスが辿る過酷な運命を、美しい映像・衣装・音楽で描いた文芸ロマン「テス」。ポランスキー夫人だった故シャロン・テートが原作を気に入り、ポランスキーに映画化を薦めていたのが製作のきっかけだった。 名カメラマンのジェフリー・アンスワースが撮影時に亡くなるという不幸を乗り越えて完成した映画は、アカデミー賞撮影賞をはじめ多くの賞を獲得。そして、ポランスキーにとってシャロンの分身的存在であり、当時の交際相手でもあったヒロインのナスターシャ・キンスキーは国際女優への切符を手に入れた。 ポスタービジュアルに配されたテスは美しく、その眼差しは強い意志を宿らせる。波乱の生きざまを見届けたい。   Story 19世紀末の英国ドーセット地方マーロット村。ダービフィールド家の美しい娘テスは、貧しい一家を助けるため、遠戚のダーバヴィル家に奉公に出る。すると同家の放蕩息子アレックに目をかけられ、森で犯されてしまう。傷心のテスは実家へ戻るも、身篭っていることが判明。しかも出産した赤子はすぐ病死し、村人たちの冷たい視線に耐えられなくなったテスは、再び家を出て遠く離れた酪農場で働き始める。そこで彼女は進歩的で心優しい青年エンジェルと出会い、ふたりは激しい恋に落ちる。そしてエンジェルのプロポーズを受け入れたテスは、初めて掴んだ幸せの中で、エンジェルの許しを乞うために昔の過ちを包み隠さず打ち明けた。ところがエンジェルはショックを受け、彼女を置いて去ってしまう。最愛の人に拒絶され、ひとり残されたテスの流転の人生がここから始まるのだった……。   「テス」(4Kリマスター版) 監督・脚本:ロマン・ポランスキー 製作:クロード・ベリ 原作:トマス・ハーディ「ダーバヴィル家のテス」 出演:ナスターシャ・キンスキー、ピーター・ファース、リー・ローソン、ジョン・コリン、ローズマリー・マーティン 1979年/フランス・イギリス/原題:TESS/172分/カラー/英語5.1ch/スコープ/DCP 協力:SCREEN 配給:キングレコード tess-movie.com
  •   元風俗嬢のお弁当屋さん・ちひろが、常識にとらわれない言動をもって悩める人々に寄り添い、孤独と向き合いながら心のままに生きていく姿を描いた漫画を、有村架純主演 × 今泉力哉監督で映像化したNetflix映画「ちひろさん」が、2月23日(木・祝)より配信&劇場公開。キービジュアルと予告編が到着し、くるりの岸田繁が劇伴と主題歌を担当することが発表された。     キービジュアルは、コピーとなっている「さみしさも。よろこびも。心のままに生きていく。」というちひろ(有村架純)の思いを鮮やかに表現したデザイン。     予告編は、海辺の町の弁当屋で働く、ちょっと口が悪くてマイペースで自由なちひろと周囲との人間模様を切り取っている。 そしてこのたび、今泉監督が愛するバンド・くるりの岸田繁が劇伴を制作し、主題歌『愛の太陽』を書き下ろしたことが発表された。その大胆かつ繊細なサウンドは、ちひろと共鳴する。『愛の太陽』とサウンドトラックを収録したCD『愛の太陽 EP』は3月1日発売。   くるり・岸田繁氏コメント 『ちひろさん』の漫画原作を読んだときのこと。悲しい話もしんどい話も多いのですが、なんだか胸の奥のつっかえが取れて、ほんのり温かくなってくるような、不思議な作品だなぁ、と思いました。すぐに好きになりました。 ちひろさんは、とてもミステリアスです。周りの人たちも、個性的というか変わった人が多いように見えます。もしかしたら、私やあなたも、他人から見ればそう見えるのかもしれません。 人は誰もが、他人に言えない秘密や、わざわざ他人に言わない悩みを抱えて生きています。私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています。有村架純さんをはじめ、役者さん方の名演が光る素晴らしい作品です。   ©2023 Asmik Ace, Inc. ©安田弘之(秋田書店)2014 配給:アスミック・エース ▶︎ 元風俗嬢が悩める人々を救う。有村架純主演 × 今泉力哉監督のNetflix映画「ちひろさん」
  •   〈東京ドキュメンタリー映画祭2022〉(12月10日(土)〜12月23日(金)に新宿K’s cinemaで開催)のプレイベントとして、シンポジウム〈もっともっとドキュメンタリーを盛りあげたい!作戦会議〉が12月3日(土)に多摩美術大学 TUBで開催。レポートが到着した。   第1部 14:00 - 16:00シンポジウム「もっともっとドキュメンタリーを盛り上げたい!作戦会議」 矢田部吉彦(アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭審査員、本映画祭顧問) 舩橋淳(映画作家、本映画祭短編部門審査員) 藤岡朝子(ドキュメンタリー・ドリームセンター代表/山形国際ドキュメンタリー映画祭理事) 司会:金子遊(TDFFプログラム・ディレクター) 第2部 16:10 - 17:00トーク「今年の映画祭ではどんな作品を上映するのか」 佐藤寛朗(TDFFプログラム・ディレクター) 澤山恵次(同プログラマー) 津留崎麻子(同プログラマー)   〈第1部〉 第1部では、本映画祭の顧問を務める矢田部吉彦、今年の短編部門審査員の舩橋淳監督、ドキュメンタリー・ドリームセンター代表の藤岡朝子を迎え、いかにドキュメンタリーを盛りあげていくかを話し合うシンポジウムを開催。   [caption id="attachment_19022" align="aligncenter" width="850"] ▲左から金子遊、藤岡朝子、舩橋淳、矢田部吉彦(敬称略)[/caption]   まずは矢田部が、参加してきたばかりのアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(International Documentary Film Festival Amsterdam。通称:IDFA)の模様を報告。IDFAは300本以上も上映される世界最大のドキュメンタリー映画祭であり、世界で最初に同性婚を合法化したリベラルな先進国のオランダで行われるだけあって、人権意識が強く、あらゆる問題を議論する場となっている。今年上映された約300本のうち、日本映画は短編1本のみだそうで、「オランダはジェンダー、ウーマンライツにしても意識が進んでいて、日本の作品だと1周遅れている。他国では戦争をしていて、アメリカでは中絶が憲法違反になっている中で、日本に帰ってくると温度差に恐ろしさを感じている」と危機感を訴えた。 そして、東京国際映画祭で作品選定ディレクターを務めた経験から「オランダは完全にバイリンガルの国なので、あらゆることが英語で進められる。日本のあらゆる映画祭は日本語字幕をつけなくてはいけないが、オランダではオランダ語字幕が不要なので、節約できる経費が億単位で違ってくるのが羨ましい。登壇者も質疑応答も英語(なので、通訳代も不要)」と日本の問題点を指摘。 矢田部が審査員を務めたInternational Competitionは、13本中半分くらいがセルフドキュメンタリーだったといい、藤岡は「今国際映画祭でかかるのは、被写体とコラボレーションや交流がある映画。時代の流行はある。映画祭の求める映画は変わってきていることを、作り手には知ってほしい。映画祭を権威として思わないでほしい」とメッセージを送った。 ベルリン国際映画祭でワールドプレミアされた福島県双葉町のドキュメンタリー「フタバから遠く離れて 第一部・第二部」(2012&14)の監督であり、今回、作り手代表として登壇した舩橋は、報道とドキュメンタリーの違いに関して「報道は、ヘッドラインになるもの。要約して、言語化できるもの。ドキュメンタリーは、言語では要約不可能なもので、映像で見ることで溢れ出てくるものがある」と説明。それに気づいたのは「フタバから遠く離れて」の撮影中だったとし、「3月、4月は100人くらいが取材していたのが、7月になると10人になっていて、毎月の月命日(11日)というタイミングで記者が来る。9月12日や9月13日には来ないので、僕一人だった。ヘッドラインに上がらない毎日、ヘッドラインとヘッドラインの間を撮ることがドキュメンタリーの使命なのではないかと思った」と具体例を挙げた。 今年公開した「ある職場」の制作については、「2017年頃、あるホテルチェーンのフロントデスクで働く女性が、男性上司にセクハラを受けたということで、取材を始めた。『次はカメラを持ってきていいですか』と言うと、『すみません、名前出しも顔出しもできません』とのことで、(ドキュメンタリーは作れず)諦めようと思ったけれど、被害者の女性の『セクシャルハラスメントを受けて辛かったけれど、それ以上辛いのは、その後誹謗中傷の中、職場で生きていくこと』という言葉に突き動かされ、元ネタがわからないような形でフィクション化する許諾をもらった」とのこと。 「ジェンダーの問題について男性の僕が監督をしていいのか」と自問自答し、会話は(舩橋が書いたセリフを俳優に言ってもらうのではなく)即興芝居で紡いだという。そして「取材に基づいたネタや問題意識を俳優のみんなと共有した。(一人一人)“セクハラ自体を会社で議論することに辟易している人”などと設定を作り、その議論武装をしてもらい、話し合うシーンを作った。(俳優自身が)本当にセクハラに関して思っていることと設定を混ぜ合わせて議論しているところを、ドキュメンタリーとした。台本がなくて場所だけ用意し、俳優が喋っているところにカメラを置いた。俳優の皆さんにアイデアを出してもらい、ドキュメンタリーとして撮った」とユニークな手法を明かした。 矢田部は「ある職場」について、「“Based on a true story”のフィクションとの違いは、実話を再現してもらうところに俳優本人の意思や思想も盛り込みながら発露してもらうところをドキュメンタリーとして撮っているところ」と話し、舩橋は「もう一つは、ドキュメンタリーでは撮れないものを撮ろうとしている。その人が心の底で思っていることは、ドキュメンタリーで撮るのは難しい。カメラがないところでは話してくれるけれど、カメラを回すと、言葉が出てこなかったりする」と違いを述べた。 藤岡は「作り手の当事者性の問題が脚光を浴びている。日本では作り手の倫理や被写体との関係性を重視して、付き合っていく中の総合的なイメージで撮らせていただくという文化があるけれど、欧米だと先住民の問題や、トランスジェンダーの問題は、当事者以外の人は撮っちゃいけないのかという問題がある。日本は3.11の直後に、被災者でない東京から来たカメラを持った人が、果たして当事者の話や経験を撮れるのかという話題が沸騰し、自問していく時代があった」と解説。舩橋は「当事者だから撮れるものと、当事者じゃないから撮れるものがあると思うので、どちらかが撮れたり撮れないということはないと思っている」と話し、藤岡も賛成した。 ドキュメンタリー・ドリームセンター代表の藤岡は、ドキュメンタリーを応援する活動をしていて、アジアで初めてのドキュメンタリー映画に特化したレジデンシー〈山形ドキュメンタリー道場〉を2018年にスタート。海外からは58組も応募があるのに、日本からは4組しか応募がないと話し、参加したことのある矢田部が「日本語のみでの参加もOKになったので、ぜひご参加ください」とアピールした。 さらに藤岡は「日本ではドキュメンタリーを作っている人口が多くて、日本は洋画のドキュメンタリーの数と同じくらいの数の、年70本が劇場公開されている稀有な国。山形国際ドキュメンタリー映画祭には、三百数十本が応募されているので、劇場公開でかかる映画は3割。劇場公開でかかる映画は、アーティストの伝記映画やアイドルのライブ映像が多い。劇場公開されない映画がたくさんあるので、 東京ドキュメンタリー映画祭などが特徴のあるプログラミングの仕方で、様々な映画が観客と出会う場を獲得しているのはすごくいいのではないか、現在ドキュメンタリーブームではないかと思っている」と東京ドキュメンタリー映画祭に期待を寄せた。 東京ドキュメンタリー映画祭の特徴としては、去年、人類学民族映像部門のコンペティション部門をスタート。東京での開催後に、同じプログラムを関西でも上映する。 矢田部は東京ドキュメンタリー映画祭に関して「2020年にこの映画祭の審査員を拝命して、今年から内部に関わらせていただいている。熱意と専門性に溢れたスタッフがいらっしゃって、建設的な議論が行われていて、この人たちがやっている映画祭なら信頼できると思った。結果、いい作品が揃った」と絶賛。舩橋は「今審査で短編部門を見ているけれど、面白い。切り口もわかりやすくされている」と太鼓判を押した。   〈第2部〉 第2部では、東京ドキュメンタリー映画祭(TDFF)のプログラマーが今年のラインナップを説明。   [caption id="attachment_19024" align="aligncenter" width="850"] ▲左から金子遊、佐藤寛朗、澤山恵次、津留崎麻子(敬称略)[/caption]   長編部門プログラマーの澤山恵次は「結果的に戦争の映画が多くなった。お客さんも出品者もリピーターが多いが、多様性などを考えて、プログラミングをしている。『標的』は都内で上映されておらず、今後の上映予定も見えないということが、上映するポイントとなった。映画館で観たい作品を選んでいる」、津留崎麻子は「コロナもあり、肉親の死に関する作品が多い印象」と話した。 プログラム・ディレクターの佐藤寛朗が「亡くなるプロセスを描いた映画が何本もあり、真摯な姿勢に涙した。目の前の方に真摯に向き合おうという原点に取り組む作品が多かった」と述べると、津留崎は「肉親の看取りは究極の主体性。被写体との関わりが深く描かれている」と付け足した。 澤山が「戦争関連でなくても、どう我々が生きていくかを考えさせる作品が多い。こういう人たちはこうしていますよというのを知ることによって、生き方を考えさえられる作品が多い」と言うと、津留崎は「『オーディナリー・ライフ』は、障がい者という意識を覆す。『マエルストロム』は、アート鑑賞が趣味の視覚障がい者と彼の友達の関係性が描かれていて、いい世界だなと思った」と、視覚障がい者が出演する2作を例に挙げた。 最後は津留崎が「ドキュメンタリーは社会の縮図でいろんな人たちの声が聞けるので、ぜひいらしてください」と呼びかけた。   【東京ドキュメンタリー映画祭2022事務局】 プログラマー:金子遊、佐藤寛朗、澤山恵次、若林良、吉田悠樹彦、津留崎麻子、田淵絵美、井河澤智子 顧問:矢田部吉彦 人類学・民俗映像部門予備審査員:山上亜紀、遠藤協、金子遊 メインヴィジュアル、フライヤーデザイン:三好遥 フライヤー編集協力:菊井崇史 WEBデザイン:古谷里美 主催:東京ドキュメンタリー映画祭事務局(neoneo編集室) 後援:一般財団法人 宮本記念財団 協賛:アジアンドキュメンタリーズ、エトノスシネマ 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、芸術文化振興基金 協力:いせフィルム、グリーンイメージ国際環境映像祭 公式サイト:tdff-neoneo.com     ▶︎ 〈東京ドキュメンタリー映画祭2022〉より「アダミアニ 祈りの谷」竹岡寛俊監督インタビュー公開 ▶︎ 〈東京ドキュメンタリー映画祭2022〉より「Paper City/ペーパー・シティ」エイドリアン・フランシス監督インタビュー公開
  • 麗しきスター俳優が共演する胸キュン必至のラブロマンスや、巨額の製作費をかけて撮影された破格のスケールのアクションまで、その豪華絢爛な世界観に魅了されてやまない中国時代劇ドラマ。そんなファンにはたまらない話題の最新作や中国スターのインタビューまでもが詰まった1冊『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2023年版』で紹介されている作品の中から、見たら絶対ハマる話題の最新中国時代劇10選を【前編・後編】でご紹介します! 【こちらは後編です】   6.ヤン・ヤン&チャオ・ルースー2大スター競演のアクションロマンス時代劇  『黒豊(こくほう)と白夕(はくせき)~天下を守る恋人たち~(原題:且試天下)』 (C)Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited ●衛星劇場にて12月18日午後7:30~第1話先行放送 ※2023年1月18日本放送開始   『神龍<シェンロン>』などヒット作に出演する大人気スターのヤン・ヤンと、『国子監は花ざかり~ロマンスは最高学府で~』などで人気を博した人気女優チャオ・ルースーが共演した話題のアクションロマンス。ベストセラー小説を基に、王族と侠客という2つの身分を持つ男女が最強の対となり天下の争いを制していく冒険を、華麗なアクションとロマンスを織り交ぜて描出。劇中で様々な表情を見せるヤン・ヤンにうっとりするのはもちろんのこと、ヤン・ヤンとチャオ・ルースーの美しいキスシーンをはじめ、SNSで絶賛された見どころが満載。武侠ドラマと王朝ドラマの両方を楽しむことができる、期待の1作。   7.ルオ・ジン×リー・イートン共演で魅せる、陰謀にまみれた宮廷劇   『鶴唳華亭<かくれいかてい>〜Legend of Love〜』 (C)Jetsen Huashi Media Co.,Limited ●チャンネル銀河にて放送中(毎週月曜~金曜 午後1:00~) 2023年1月~は続編の『鶴唳華亭<かくれいかてい>外伝~別雲間~』も日本初放送予定   『王女未央-BIOU-』のルオ・ジンと、『大唐流流〜宮廷を支えた若き女官〜』のリー・イートンが共演し、叶わぬ愛に翻弄される孤独な皇太子の苛烈な運命を描いた宮廷劇。父親からの愛を受けることなく育った皇太子・蕭定権(しょうていけん)が、皇太子妃の有力候補である娘・陸文昔(りくぶんせき)を愛したことでさらなる陰謀に巻き込まれていく。愛を欲するがあまり負の連鎖に陥っていく境遇に胸を締め付けられながらも、緊張感みなぎる大どんでん返しの展開に惹き込まれる。『恋する惑星』『花様年華』など、ウォン・カーウァイ作品の美術や衣装で知られるウィリアム・チョンが手掛けたコスチュームデザインも楽しめる。   8.武侠小説の最高傑作を映像化した、ファン待望の大河アクションドラマ   『天龍八部 レジェンド・オブ・デスティニー』 (C)2020 New Classics Media. ALL RIGHTS RESERVED. ●発売・販売:マクザム ●DVD-BOX1~4 発売中/DVD-BOX5 2022年12月23日発売 ●DVDレンタル中   中国文学界の巨匠にして、武侠小説のレジェンド・金庸(きんよう)の最高傑作を完全映像化し、3人の英雄たちの物語を描いた歴史大河アクションドラマがファン待望の日本上陸。11世紀末、宋(そう)の時代を背景に、トニー・ヤン扮する喬峯(きょう・ほう)ら3人の主人公が熾烈な運命に翻弄されながらも、友情を深めながら困難に立ち向かっていく姿を描く。6度目のドラマ化となる本作では、ジャッキー・チェン主演の『ポリス・ストーリー/レジェンド』などで俳優としても活躍するユー・ロングアンが監督を務め、金庸ドラマの特色である華麗で骨太なアクションバトルが展開される。武侠ファン大満足の1作だ。   9.美しいアクションシーンで魅せる、世界中を魅了したブロマンス時代劇   『山河令』 (C)Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. ●発売・販売:エスピーオー ●DVD&Blu-rayBOX1・2 発売中 ●DVDレンタル中 ●BS11にて放送中(毎週月曜~金曜 午後3:29~)放送後BS11+でアーカイブ配信  ●LaLaTVにて2022年12月30日~2023年1月1日全話一挙放送(アナザーエンディングあり)ほか   中国人気No.1“耽美”小説家Priest原作の大人気作をドラマ化し、アジアはもちろん世界中を魅了したアクションブロマンス時代劇。余命三年の元暗殺組織の首領と謎の男が出会い、一夜にして無敵になれると言われる武庫の鍵「琉璃甲」をめぐる壮大な争いを、スケール感のある映像美と美的センスの高い演出で紡ぐ。数奇な運命の中、壮絶な争いに巻き込まれる2人を演じるのは、『ハンシュク~皇帝の女傅』『琅琊榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~』などのチャン・ジャーハンと、『絶世令嬢~お嬢様はイケメンがお好き!?~』『ロマンスの方程式』などに出演し、今作で大ブレイクを果たしたゴン・ジュン。尊すぎる2人のぶつかり合いはもちろん、2人が歌うエンディング曲「天涯客」も要チェック!   10.ティファニー・タンが伝説の皇后への運命を歩む、歴史エンタテインメント超大作   『燕雲台-The Legend of Empress-』 (C) Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited ●BS12にて12月1日から放送中 水、木曜夕方4:00~6:00(2話連続放送) ●チャンネル銀河にて2022年12月15日から放送開始(毎週月曜~金曜午後4:30~) ●U-NEXTにて見放題配信中 ●発売・販売:NBCユニバーサル・エンターテイメント ●DVD-SET1~4、Blu-ray SET1~4 発売中 ●DVDレンタル中   『王女未央-BIOU-』などのティファニー・タンが、“鉄血紅顔(鉄の血を持つような強い美女)”と呼ばれる伝説の皇后を演じた歴史エンタメ大作。総製作費67憶円を掛けて制作された本作では、中国史上初の物語となる征服王朝・〈遼〉を舞台に、ヒロイン・蕭燕燕(しょうえんえん)が婚約者との愛を引き裂かれながらも伝説の皇后へ上り詰める激動の生涯が描かれる。王位を争う皇族同士に嫁いだ“運命の三姉妹”が、不屈の信念を胸に激動の時代を上り詰める様は観る者を揺さぶり、決して愛を失わなかった強い女性たちの姿が現代女性の共感を誘う。水面下で進む権謀術数や、兵法を駆使した武力の戦いなど、スペクタクル要素も満載だ。   観たい作品は見つかりましたか? 『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2023年版』には、ほかにもたくさんの時代劇の情報や各作品の時代背景についてわかりやすい説明が掲載されています。鑑賞のお供に、ぜひお手にとってみてください! 制作=キネマ旬報社   『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2023年版』 壮大な歴史を背景にした大河ドラマから、華麗な映像に目を見張るファンタジー大作、若手スター大活躍のラブコメまで、幅広いジャンルの中国時代劇が続々と日本に上陸するなか、注目の新作や話題作、おすすめの秀作を1冊にまとめました! 相関図や関連コラム、歴史に関する読み物など、ドラマをより楽しむための要素も満載。今回は人気上昇中の現代ドラマも特集し、王道のラブストーリーやさわやか青春ドラマ、感動のヒューマンドラマなど旬な作品をセレクトしています。さらに歴史解説も一新。より多くの時代を詳しく解説。中国時代劇鑑賞にお役立てください! 2022 年12月5 日(月)発売 A4判/フルカラー/164ページ ISBN:4873768764 定価:1,760円(税込) 全国の書店およびAmazon他各種ECサイト、KINEJUN ONLINE SHOPにて発売 キネマ旬報社 ▶KINEJUN ONLINE SHOP ▶Amazonで購入 公式Twitter @kinejun_books 公式Twitter(アジア本情報) @kinejun_asia 公式Facebook @kinejun

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